奥羽本線440Mは、13時8分に十文字駅2番線に到着。後ろに回って撮影すれば良かったのですが、現在は優等列車の発着は無いものの2面3線の構内を有する駅です。かつては3面4線でした。
跨線橋を渡って駅舎に入ります。ジェイアール東北アトリスによる委託駅で、窓口営業時間は6:40~17:00です。左手の部屋は広い待合室です。
それでは駅舎撮影。昭和42年10月改築の、細長いコンクリート駅舎です。トイレは左端の一角です。
駅前の様子。三角屋根の農業倉庫が並んでおり、秋田県南部の穀倉地帯らしい風景です。
マックスバリューに向けて歩きます。駅を出て3分ほどで十文字神社に到着。ここで旅の安全を祈願。
更に歩いて、ハリカ前にて狸々の道標のモニュメントを発見。北面は「よこて」、西面は「あさまい」、南面は「ゆざわ」、東面は「ますだ」と書かれています。十文字の地名の由来はズバリ「交差点」で、そこに一軒の茶屋が出来たことから町として発展しました。
目的地となるマックスバリューは思った以上に離れており、徒歩で15分ほどかかりました。イオンタウンの中にあり、そこには洋服の青山などもあります。予定通りWAONで買い物して駅に戻ると、もうTIME UP。これ以上滞在すると、帰りが0時過ぎになります。
1番線には2443Mが入っていました。入線音を録音し、2番線に入ってきた2442Mで新庄方面へ。701系N37編成が充当されました。人生で初めて奥羽南線701系名物のボックス席に座り、昼食にします。尚、湯沢からはバスガイドのお姉さんと相席に。鳴子温泉まで移動する途中だとか。
4分遅れの15時7分に羽前豊里駅に到着。交換設備が撤去されて棒線化されています。
駅舎へは階段を下りる形となっています。跨線橋は完全に撤去されました。
それでは駅舎撮影。開業当時からの木造駅舎が解体されて簡易駅舎となり、平成21年7月に供用開始されました。これにより、今回の再訪に踏み切りました。
駅舎内部の様子。木材を多用した待合室で、壁に囲まれてベンチが設けられており、中心には心柱もあります。壁には、供用開始日当時の新聞の記事が貼られていました。
トイレの様子。新駅舎開業に伴って、右側の町営の新しいトイレに切り替わったようです。左側の木造トイレは閉鎖されました。
それでは周辺散策。駅前の石名坂集落は、改築前と比べて殆ど変わっていません。土蔵を含めて。尚、すぐ北には公民館があります。
石名坂踏切まで行ってきました。山形県下有数の豪雪地帯らしく、最近の家は例外として屋根の傾斜が急です。
15時53分発の624Mで新庄に向かいます。701系N24編成でしたが、私が理解している701系の走行音とは異なる音を奏でていました。つまり、機器更新車です。
新庄にて陸羽西線165D(キハ111-216+キハ112-216)に乗り継いで羽越本線へ。
17時11分に東酒田駅に到着。多くの者は余目で下車しましたが、私はここで乗り継ぎます。
東酒田駅の上りホームから鳥海山が望めたのは大きな発見でした。17時26分発の832Dで帰路に就きました。「キハ110-216+キハ110-223」の編成で、朝に乗った823Dと同一編成でした。村上と酒田を通して走るキハ110系列車はこの1往復だけなので、当然といえば当然ですけど。たけやのフレッシュランチ・横手やきそば風で打ち上げ。
今回は、新津まで醍醐まで単純に往復した形でしたが、普通乗車券で購入したら9,240円なので3倍以上も元を取った乗り継ぎ旅でした。訪問駅数は少なかったのですが、収穫の多かった旅だといえます。
2010年鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷの旅 おわり
参考サイト さいきの駅舎訪問