クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

高山本線全通75周年記念乗り継ぎ(その8)

2009-11-23 00:03:31 | 中部縦貫線

12時51分に飛騨古川駅3番線に到着。構内は2面3線で、1番線では「ひだ」が折返し整備中。



駅舎に出ました。開業時(昭和9年10月)からの白壁の木造駅舎です。古川観光の拠点駅で、みどりの窓口やKIOSKが併設しています。左手の庇は観光案内所。


飛騨古川には15時35分まで滞在予定。しばし、私と共に小京都・飛騨古川観光をお楽しみ下さいませ。



最初に訪問したのは古川まつり会館。4月19,20日に行なわれる「古川起し太鼓まつり」の様子を3D映像で見せてくれ、迫力を感じました。神輿の最上段でからくり人形が戦闘したりするのが面白いですね。展示物はさほど多くなかったので、割引で700円は高かったかな。



一通り見終わった後、100円払って起し太鼓を1打叩いてきました。専用の白木の鉢で叩くのですが、周囲に響き渡るような大きな音でびっくりしました。



アイスを含めて1000円ほど散財してしまったので、飛騨の匠文化館には行かずにそのまま「瀬戸川と白壁土蔵街」へ。鯉が泳ぐ堀もあり趣があって、気に入りました。



弁財天堂(写真右奥)まで進んで荒城川へ。吉城橋のたもとに三番叟屋台蔵(写真左)。なかなか面白い扉です。


 
そして古川三寺の一つ・本光寺へ。車が何台も停まっていて、法要中だと思われます。



すぐ近くには野麦峠文学碑。明治・大正期に諏訪の繊維産業に従事した工女のことを著した『あゝ野麦峠』という小説がありますが、高山の小学校を出たばかりの少女は2月にここに集まって遠足気分で野麦峠を越えたそうです。ですが、諏訪の繊維工場で待っていたものとは…。



復路は「古い町並み」を通って。「飛騨牛」の幟の肉屋や絵ろうそくの店なども見られます。蒲酒造場で土産用のワンカップを買いました。



いったん白壁土蔵街に戻って、古川三寺の一つ・円光寺を訪問。



古い町並みに戻って麒麟会館へ。左隣に屋台蔵がありますが、これは白一色です。神輿もさることながら、屋台蔵も各町内ごとにこだわりがあり面白いですね。



折角なので、まつり会館近くの誓願寺を訪問。法要中で中の様子は伺えません。「古川三寺」の1つだと思ったら空振り三振。もう1つは真宗寺のようです。あと少し足を延ばせればね。



古川観光の最後のポイントは、駅から陸橋を越えたところにある飛騨市美術館。無料の早坂ちよ展を見てきました。


時間が少しばかり余りましたが、さすがに歩き疲れたので駅調査を終えるとしばし休息。有人駅とはいえ本数が多くないので、「ひだ」が発着しない時間帯はホント静かです。尚、飛騨古川ではこの週末(9月26日)に「きつね火まつり」が催されたようです。



3分くらい遅れていましたが、15時35分発の「特急ひだ11号」(キロ85-2+キハ84-302+キハ85-1108)に乗車して飛騨古川を後にしました。飛騨細江を通過すると景色は山峡に一変します。



16時51分に富山駅3番乗り場に到着。VIEDE FRANCEでパンを買い、17時27分発の「特急北越7号」(485系T13編成)で新津に帰還しました。


今回は2泊2日で13駅の訪問にとどまりましたが、高校時代の思い出に浸れ、高山の古い町並みと飛騨古川観光が加わったので、誠に実り多い旅となりました。来年の早い時期に高山本線全駅下車を達成する予定です。


高山本線全通75周年記念乗り継ぎ   おわり
コメント
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