京都の生活でカメラとレンズをレビューする

カメラ、レンズのレビューを日々の生活の中で行う。

三十三間堂 with E-510

2007年10月21日 16時44分16秒 | OLYMPUS E-510
国宝三十三間堂、正式には蓮華王院という。いつものIXY910ISはメモリーカードを忘れたため、今日はE-510。

IXY910ISを愛用している今日この頃の癖は、パソコンモニターで画面四隅の描写を確かめることだ。嫌な性格だねぇ。

その癖が抜けずに、今日も四隅を見てみると、立派な描写だ!そうそう、今日はIXY910ISでなくて、E-510だったわい。少し前には、だめだねぇ~E-510、なんて事書いたけど、立派なもんだよ。

昨日買ったアサヒカメラではニコンのD3の事をベタ褒めしていたけど、本当かな。いつもの、最初の数ヶ月のヨイショじゃないだろうな?!

いずれにしても、楽しみだ。D3が本当によいのならば、キヤノンのEOS-1Dシリーズに対する5Dのように、ニコンD3に対応するフルサイズ小型廉価版が出れば完璧だよ。頑張れニコン。

雨の日のE-510 とほほ

2007年10月10日 21時56分43秒 | OLYMPUS E-510
雨の日、野外にE-510を連れ出した。もちろん、濡れないように最大限の注意を払って。

鬱陶しい雨の中、E-510の軽さは素晴らしい。

しかし、、、

ホワイトバランスが暴れますなあ。

ピントも甘いのが多い。ファインダーが小さくて、雨の日の暗い森林内では、オートフォーカスに頼らざるを得ない場面が多いのだが、あんまり当てにならないのだよなあ。

液晶でリアルタイムにピントを確認すればよいのだろうけれど、雨が降っているときに、いつもできるわけではない。

2,3ヶ月前、同じような状況でEOS-1DsIIを使って、しみじみと素晴らしいなあと、Ds君の丸~いおでこを撫でたものだが、E-510にそれを求めるのは酷というものか。ケースバイケースで使い分けるのが良いのでありましょう。

EOS-1Dがダテに重いわけではないことを再確認した次第。

あ、そうそう、書き忘れていた。E-510の小さな不満、ユルユルのレンズキャップだけれど、ついに無くなった。林の中でレインウエアの下からカメラを取り出すときに、指が不意にキャップの端に触れて、飛んでいった。枯れ葉の下に落ちたキャップは回収不能となったのでありました。

オリンパスさん、レンズキャップをきつくして下さい!

京都タワー with Olympus E-510

2007年10月05日 20時05分24秒 | OLYMPUS E-510
京都を訪れるには新幹線でやってくる人が多いはずだ。

東京方面からだと、「まもなく京都」のアナウンスを聞き、トンネルを抜けると、京都盆地となる。

で、そうして京都にやってくる人が、北方面に向かって京都駅を降り立つと、この光景を目にするわけです。

いったい、どういう感覚でこんなもの建てたんだろうなあ。さらに、建物が建っては壊され更新してゆくこの日本でいつまで建っているんだろうなあ。不思議なものであります。

なに、わざわざ、この建物を見に来たわけではなくて、最近京都駅の西側にできたBIC CAMERAにやって来たのでした。

28ミリから始まるズーム付きのコンパクトカメラがほしい症候群にかかっていているのであります。

E-510 小さな不満@京都駅

2007年08月15日 18時22分04秒 | OLYMPUS E-510
人生においては、ど~でも良いよな些細なことだけれども、気になることがあるものです。そして、その些細なことが解消されないが為に、幸福感が全く得られないことがある、とゲーテもファウストの中で登場人物に言わせていた(ような気がする)。

E-510でその様な不満は何かといったら、それはもうレンズキャップ!

すぐ外れるのである。手持ちの3本のレンズすべてでそうだ。

今回の小旅行の始まり、京都駅の光景であります。デイバッグに本体と3本のレンズを入れ、普段はカメラの存在を感じず、何か気になる光景を見つけたら、サッと取りだし撮影。E-510の素晴らしいところだ。ところが、そういうときにかなりの確率でレンズにキャップがついていないのである。

キャップはどこじゃ~、とデイバックの中を引っかき回して捜すのは楽しくない作業であるし、第一、レンズに傷がつくではないか。キャップ緩すぎ!

最近はレンズにフィルターをつけないようにしているので、このキャップの緩さは気になる。別メーカーのキャップでもつけてみるかな。

しかし、今日などはレンズ基部側のキャップまで外れていたぞい。基部側のキャップは他のメーカーのものを流用するわけにもいかないだろう。困った。

今使っているレンズはいずれも安いものばかりなので、まあ、しゃ~ないと思えなくもないが、高いレンズでもこうだと困るよなあ。

真っ直ぐなものが、気持ちよく真っ直ぐに写る廉価版銘レンズ14-42mmも、ユルユルキャップで台無しだよ(半分冗談です)。

何とかしてくれ~オリンパス。

E-510 with ZD 35mm F3.5 マクロ

2007年08月14日 18時48分00秒 | OLYMPUS E-510
今年の夏は長雨の後に、比較的涼しい日が続いていましたが、ここしばらくは35度を超える日々です。

日中は外をぶらぶら歩く気にもなりません。というわけで、今日はコレ。

オリンパスのEシステムを購入するにあたって、とりあえずそろえた3本のレンズのうちの一本、ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5マクロで撮影したものです。

マクロレンズというのは、どのメーカーのものでもスッキリ・クッキリよく写るものですが、このレンズも例外ではありません。

そういえば、ZUIKO DIGITALには50mm F2.0という、すでに銘レンズの誉れ高い一品がありますが、そちらにもちょっと興味がわいてきました。日本には、いろいろなカメラメーカーがあり、それぞれ楽しめるシステムを構築できる。幸福なことであります。

E-510@京都市役所本庁舎

2007年08月13日 09時41分04秒 | OLYMPUS E-510
1931に完成した建物で、すでに70年以上経過しています。立派なものをたてて、それを長く使ってゆくというのが、一番重要なことではないかと思います。最初は多少の違和感があったとしても、立派な建物には景観そのものを作ってゆく力があります。

バブル期に東京都庁が建ったとき、あまりの豪華さに非難囂々でしたが、私にはなぜ非難するのかよくわかりませんでした。あれはあれで、立派な造成物です。京都市役所の建物が、70年前の時代を反映した様式であるように、東京都庁はやはり、建築されたときの時代をこれ以上は無いという形で反映しています。せいぜい100年以上大切に使って欲しいものです。

立派な建物を建て、長らく使ってゆく。時の経過が加わり、更に独自の雰囲気が醸し出されるというのが理想的な自治体庁舎だとおもうのですが、そういう点から見て、これはダメでしょう?と思わされるのが、大阪府庁舎です。なんだか今のダメダメぶりがそのまま体現されているような建物で、あれはさすがに建て替えた方がよいのではないでしょうかねえ。

これも、14-42mmレンズです。以前、EOS D60やKiss DNなどにボディキャップ代わりにつけて、愛用していたSIGMA 18-50mm F3.5-5.6等と、似たような位置づけのレンズですが、14-42mmの湾曲の少なさは特筆すべきです。

E-510@知恩寺

2007年08月05日 22時58分11秒 | OLYMPUS E-510
数日前に宝物館をアップした知恩寺です。正式には百万遍知恩寺といい、近所の有名な交差点、百万遍交差点の名前の由来となっています。さて、それでは百万遍知恩寺の名前は?というと、、、

1331年に国内で疫病がはやったときに、後醍醐天皇はいろいろな加持祈祷を行わせたものの効無く、困りはてた末に、このお寺の善阿に祈祷を命じました。善阿は念仏の行を百万遍行い、疫病の流行が収まったことから、百万遍知恩寺と呼ばれるようになったそうです。

知恩寺の境内は普段は訪れる人もなく、ガランとしていますが、月に何度か市がひらかれます。それも、なにやらよく分からない手作り品であったり、骨董、リサイクル品といった品々を扱っているものです。そして、けっこう人が集まるのです。そういう日には学生の自転車やら、声だかに周りを気にせずにゆっくり歩くおばちゃんたちで道路が塞がれるので、歩きにくいことであります。

この写真もいつもの14-42mmです。ちょっと日光の影響で、画面の一部が白っぽくなっていますが、このときの状況を考えると、よく頑張っています。エライ!

E-510@鴨川

2007年08月04日 18時55分24秒 | OLYMPUS E-510
京都市内を流れる加茂川と鴨川沿い(同じ川が上流と下流で違う漢字となっている)は歩道が整備されていて、何キロものんびりと散歩を楽しむことができる。

歩道や流れの整備もあんまり過剰にされていない。この写真の光景のように、川のあちこち、真ん中に大きな草地があって、まあ、自然っぽいといえばそうも言えるのですが、もっとちゃんと整備すべきだという人もいる。私は、この適度なユルい光景も良いのではと思っています。

くどいようですが、ZUIKO DIGITAL 14-42mmレンズはこういった草地に生える植物の葉も、一つ一つをしっかりと解像しております。素晴らしいです。

E-510@百万遍知恩寺宝物館

2007年08月02日 20時08分54秒 | OLYMPUS E-510
京都大学吉田キャンパスの近くにある交差点、百万遍は、このお寺の名前に由来するそうです。普通は知恩寺と呼んでいますが。

この宝物館は1987年に建築されました。手前にある姿の良い松を残すために細長い形の建物にしたそうです。

E-510につけっぱなしの安レンズ14-42mmですが、これまでは四隅まで破綻がないシャープな描写に感心してばかりいたのですが、こうしてみると、廉価版広角ズームにつきものの、湾曲も少ないことが分かります。

本当に良いレンズだなあ。

E-510@京都ホテル

2007年07月30日 22時06分31秒 | OLYMPUS E-510
1994年に建築されたもので、当時は京都市内からの展望、特に東山を背景にした京都の町並みの景観を破壊すると、大変な騒ぎになったものだ。

京都ホテルの後は1997年の京都駅と、巨大な板状建造物の建築は続くのであった。

しかし、実際に建ってみると、もはやあきらめの心境か、これらの建物がけしからんという声はあまり聞こえなくなり、京都駅に至っては、絶賛されているといってもいいでしょう。

この様な被写体でも、14-42mmレンズとE-510の組み合わせは、細部まで、また、隅々まで、よく写し取ってくれている。ただ一つ、不満をあげるとすると、もっと白トビに強いと良いかな。白が飽和するのが他のデジタル一眼レフカメラよりも少し早いような気がする。フォーサーズシステムの次の課題といえるだろう。

E-510@Time's I 高瀬川

2007年07月29日 14時56分24秒 | OLYMPUS E-510
安藤忠雄氏設計1984年竣工の商業ビル。バブル前夜のほぼ20年前に姿を現したときに、高瀬川沿いで水面ぎりぎりのフロアが新鮮だった。バブルが燃えさかったとき、安藤忠雄氏と高松伸氏設計の斬新な建物が、シムシティの地面からわいてくる建物のごとく、京都盆地内に増殖したものだ。今でも北山通りあたりには、たくさんあります。

E-510のファインダーは小さい。ボディも小さいから、まあこんなモンだろーと適当に撮るのだけれども、帰ってPCでデータをとると、期待以上にちゃんと写っているのだ。軽い14-42mm のレンズも良い。目立った欠点の全くないレンズだ。

ファインダー像がショボイ分、後からの感動が大きい、ってちょっとネガティブな言い方だけれども、良いカメラだと思う。褒めてるのか貶しているのかわかりなせんなぁ。でも、褒めているつもりです。

E-510 軽いのも性能のうち

2007年07月18日 12時49分35秒 | OLYMPUS E-510
出張に出かけてきました。

今回は、気張ってEOS-1Ds markIIを持ち歩き、すべてを描写尽くそうと思っていたのですが、直前の台風で飛行機の便が乱れ、テンションも下がりで、Ds様を持ち歩くのが億劫になりました。軟弱ものめ。

というわけで、かわりに、E-510とペロペロレンズ3本トリオ(失礼!)を鞄に入れて出かけました。

本当に軽い。3本も交換レンズを運んでいるとは思えません。

帰りの飛行機の中から撮影したものです。

飛行機に乗るとよく見る光景なのですが、考えてみると、これはすごい光景です。地上で、これに相当するような、雄大で変化に富んだ光景は、相当苦労しなければ見れません。

こんな時も、E-510だと、気軽にボディと交換レンズ2本を取り出し、サッと撮影を楽めます。この写真は40-150mmレンズ(35mm換算だと80-300mm)で撮っています。

EOS-1系では、かなりテンションの高いときでないと、撮っていないでしょうなぁ。

E-510 ライブビュー

2007年07月13日 18時30分07秒 | OLYMPUS E-510
いくつかあるE-510のウリのひとつ、ライブビューですが、これは満足しています。
とくに、マクロ撮影時。なかなか使えます。

コンパクトデジカメでも、ちょっと高級なものだと、ディスプレイを見ながらマニュアルフォーカスができるものがありませんが、たいていは、カタログ上の機能として存在するだけで、実際には使えたものではありません。

しかし、E-510のライブビューでは、ちゃんとピントを合わせることができます。拡大表示をしながらのピントの追い込みは気持ちがよいものです。

ライブビューモードにするには専用のボタンを押せばよいだけで、簡単で良いのですが、拡大モードにする方法はイマイチです。店頭ディスプレイ品をマニュアル無しにいじっていても、拡大モードにまでたどり着ける人はそんなに多くないでしょう。判ればどうということはないのですが、知らないと、なかなかできないという類のものです。

感覚的には、ライブビューモードにした後に、拡大なので上方向のカーソルを押す、といった操作が分かり易い設定だと思うのですが、E-510では、そうではなくて、INFOボタンを押します。それも一度ではなくて、最大3回も。そうすると初めて拡大領域が緑の枠で表示されるので、必要であればカーソルで領域を動かし、OKボタンを押し、拡大表示モードに入れます。かったるいですね。

しかし、この拡大表示モード、使えます。マクロ撮影はもとより、望遠でも、E-510のビューファインダーでは正確なピント合わせは正直なところ良く分からなくて、機械任せにせざるを得ない事が多いのですが、ライブビューモードでは確信を持ってピントの追い込みをすることができます。


E-510 ホワイトバランス

2007年07月11日 17時12分10秒 | OLYMPUS E-510
しかし、良く降りますね。外で写真が撮れません。

E-510の優れているものの一つとして、ホワイトバランスの設定があげられます。室内で写真を撮っていて、人工光と自然光が混ざっているとき、ホワイトバランスが気になることがしばしばあります。白い紙を準備してマニュアルでホワイトバランスをとればいいのですが、これが結構面倒だったりします(少なくとも、私がこれまで使ってきたカメラでは)。

しかし、E-510はとても簡単です。(1)白い紙にレンズを向けてFnボタンを押しながらシャッターを切る、(2)実行するかどうか聞いてくるので、OKボタンを押す。これだけです。次のシャッターから、目の覚めるように(ちょっと大げさ)、ホワイトバランスがとれた写真が撮れます。

これは便利です。ちなみにEOS-1DsIIだと、(1)白い紙を撮影しておく、(2)メニューボタンを押し、MWB画像選択、(3)セレクトボタンを押して、先に撮影しておいた白い紙のファイルを選択する、(4)これでよいかという質問に答える、(5)ホワイトバランスボタンを何度か押して、マニュアルホワイトバランスモードにする。といった具合です。かったるいことであります。


Olympus E-510購入

2007年07月10日 20時24分52秒 | OLYMPUS E-510
さて、この頃話題で、フォーサーズシステムも息を吹き返した感のあるE-410とE-510であります。私はキヤノンを中心にシステムを組んできたのですが、思うところがありまして、E-510を購入したのです。

発売前にいわれていた価格よりは、少し安めの値段で店頭に並んでいるようです。

ボディーはそれほど小さくはありません。EOS Kissと同じくらいです。しかし、レンズがコンパクトかつ軽いものが多く、2, 3本のレンズを鞄に入れていても苦になりません。現在愛用している、EOS-1Ds IIなどとはエライ違いです(当たり前じゃ)。EOS-1Ds IIとの違いはまたおいおいと紹介しましょう。

数日使ってみて、印象的な点や、イマイチな点、出てきましたが、おおむね満足しています。なかでも、想定外の事でありますが、大変に満足しているのが、レンズキットに入っている、14-42 mm f3.5-5.6の写りの良さです。このレンズはとても軽くコンパクトですが、ちゃんと写ります。14ミリでも隅々まできわめてシャープです。ピクセル等倍鑑賞という、デジカメ時代の写真の楽しみ方を行っても、破綻していません。

写真の本質とは違う嘆かわしきツッコミとしてイロイロいわれているモノの一つにノイズがあります。ノイズに関して目くじらたてるとは青いよのお~、写真のことが判っておらん!、などという人も多いけど、やはり気にはなります。

E-510は良くなったとはいえ、デフォルトの状態では、キャノンのデジタル一眼から比べると、ノイズっぽいところがありますし、ノイズフィルターを効かせすぎるとシャープさが著しく失われます。

しかし、対処法はあるのです。この設定だ!
ノイズフィルター:OFF
シャープネス:-2
これはE-510にとってmustセッティングともいえるもので、画質は劇的に改善されます。どうしてオリンパスはこれをデフォールト設定にしておかないのだろうか?というぐらい良くなります。ちなみに、この最適設定は私が見つけたのではなくて、
http://www.dpreview.com/
のE-410レビューに紹介されていたモノです。どんなカメラ雑誌のレビューよりもdpreviewは優れております。

さて、ノイズフィルター:OFF、シャープネス:-2に設定し、身も心も軽くなる14-42 mm f3.5-5.6をマウントし、街を歩き回ることにしましょう。