京都の生活でカメラとレンズをレビューする

カメラ、レンズのレビューを日々の生活の中で行う。

先斗町 with 35mm f2

2008年08月03日 13時16分27秒 | Nikon D300
ここしばらく、暑い日が続いている。暑いのだけれども、安定した夏の気圧配置ではなくて、不安定である。時折、激しいにわか雨が降ることも多い。

夕刻の京都先斗町。小さなレンズをD300につけて歩く。雨上がりの湿気の多い空気と、この時刻の光を良くとらえている。

35mm f2は、極上の性能というわけではないのだが、ズームとはひと味違う。開放から安心して使える良いレンズだ。ちっこい体で頑張ってくれる、かわいいヤツ。単焦点レンズは楽しい。

AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

2008年08月02日 10時52分37秒 | Nikon D300
本当に、ご無沙汰の日々ですが、ニコンのレンズ達、引き出しの中で増殖しています(笑)。

50ミリ前後のマクロレンズと言えば、短い筒、前面はすり鉢のようになっていて、その底に、ちょっと頼りなげな径の小さなレンズがある、といった風情であるが、AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDは違う。長めの筒、前面にレンズが張り付いている。

これまで50ミリクラスのマクロレンズでは見たことのない姿をしている。設計でなにやらブレークスルーでもあったのだろうか。

総じてマクロレンズというものは、どのメーカーのどのレンズでも良く映るものだ。私も思い起こしてみるに、これまで、7~8本のマクロレンズを購入している。どれも良いレンズだった。

AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDも例外ではなくて、良く写る。まだ十分に使いこなしている訳ではないのだが、良く写るのが当たり前のマクロレンズの中でも、さらに一歩、いい写りをするのではないかと思わせるものがあるのだ。今後のつきあいが楽しみだ。

もちろん良いところもある宇治

2008年04月08日 18時55分01秒 | Nikon D300
まあ、色々と書いたけど、感じの良いところもある。例えば、こんな場所。

京都や宇治には、こういったちょっとしゃれた店があり、しばらくぶりに訪れると、いつも綺麗にそれ風にアップデートしようとする努力していることが伺われる。

ガイドブックに載るような名所ではないが、こんな場所がふんだんにあるのは嬉しいものだ。

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どうしてこうなってしまうのやら

2008年04月07日 00時12分12秒 | Nikon D300
さて、昨日、賀茂川沿いで最高の桜を見ていい気分になったので、今日は宇治方面に出かけた。カバンの中にはニコンのD300と万能レンズの18-200 VRを入れて。

宇治川から上流方面を見ると、本日がベストとも言える開花状況だ。十分楽しむとしよう、と歩き始めたのだが、中州あたりまで来ると???

たくさんの露店が出ている。なにやらミニコンサートのようなものもやっていて、ウルサい。歌はうまいのだけれども、そぐわないのだよ。露店もそうだ。祭りの露店は嫌いじゃないが、桜が落ち着いてみれないではないか。

東南アジアの喧噪に通じるものがある。宇治界隈といえば、紫式部の源氏物語の舞台ともなったところであるし(それにちなんだ整備もされていて、こちらは、なかなかいい)、詫び寂の茶文化にもかかわっているのだけれども、こういう風に花見をするかねえ。やれやれ。

満開の桜、露店、ボリュームいっぱいの歌謡曲、土埃、夕日、、、うらぶれていますなあ。。。

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京都御所 D300 + AF Nikkor 35mm F2

2008年02月14日 21時01分40秒 | Nikon D300
2本目のレンズは色々考えた末、小さな単焦点にした。所有しているキヤノンのセットとは違ったノリでシステムを組み立ててゆこうとと思ったのだ。

D300に装着した35mm F2。一言、かわゆい!

マウント径の小さいニコンレンズで広角系の単焦点とあって、かつてのキヤノンFDレンズを思わせるコンパクトさだ。

絞りリングも付いているし、絞り値は大小2セット印字されている。まさに過去の遺産を引き継いでいるニコン。異文化である。

安いレンズだが、写りに間違いはない。きっちりと写る。ズームと違って、ストイックな気持ちで撮影ができるのがまた嬉しい。

大変満足感の高い買い物だ。

さて、写真ですが、京都御所です。砂利が敷き詰められていて自転車の運転は厄介です。だだっ広い場所ですが、みんなが同じ轍を通るので、砂利の中に細い線を引いたように自転車の通り道ができている。この写真じゃわからないけれど。


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臨機応変 D300 + 18-200mm VR

2008年02月11日 18時16分16秒 | Nikon D300
たった1本だけを出来のよいボディに装着してぶらりと出かける。10倍強のズーム比と強力なVRで何でも撮れる様な気がする。

実は、D300を購入するときに一番気がかりだったのがペンタックスのK10D後継機だ。色々噂があったが、結局のところK20D。なかなかよいもののようだけれども、まあ、気にすることもなかったな。しかし、キヤノンはすごい。Kiss X2である。やってくれるよ。

シグマの噂のAPSコンパクトもβ機だけれども画が出ていた。なかなか良いではないか。

色々楽しき日々である。

で、D300だけれども、当然18-200のみではいかんと思っておりまして、次の1本を考え中であります。そのレポートはまた近いうちに。

使える感度自動制御 D300

2008年01月21日 23時20分35秒 | Nikon D300
最近は一眼タイプのデジカメも光条件に応じて、ISOが自動に変化するものが多い。最近買った3台の一眼デジカメ、オリンパスE-510、キヤノン40D、そしてニコンD300、すべてそうだ。しかし、本当に使う気になったのは、D300のみである。

まずは、E-510。光が足りなくなると、ISOがあがるのだが、400あたりでノイズが目立ちはじめ、800だと、相当である。これでは安心して使えないではないか。自動制御はしてくれるものの、被写体の質-つまり、後で大のばしにする可能性があるほどイケているのか、あるいは、記録されればよいといったものなのか-とISO値から期待される画質とを常に頭の中で天秤にかけておかねばならぬ。これじゃあ、自動制御してもらっても少しも気軽に撮影できるわけではないのだよなあ。はい、使えません。

次に、40D。こちらはE-510と違って、ISOを400や800にあげても画質はほとんど低下しない。そういう意味で、ISO自動制御は使える。しかしである、キヤノン40DのISO自動制御法には、釈然としないところがあるのである。どうにもISOが高めの値に設定されるのだ。これだけ光がふんだんなのだから、もっと低いISO値にしてくれ~と、結局は一定のISO値に手動で設定してしまうのである。

訳のわからないのは、初心者モードである「簡単ゾーン」にした方が、ISO値は低くなるのだ。ちょっとなれた人が使う「応用ゾーン」の方がISOが高いって、どういう事だ?プログラムAEモードに至っては感度自動制御を行うと、ISOの最低値が400から始まるのである。何を考えておるのだ、我が愛しのキヤノン様は??

そういう思いを抱きつつ使っていると、感度自動制御、使うのや~めた!となるのである。キヤノンD40では。

そして、ニコンD300である。完璧である。ISO自動制御はその最低値、最高値をユーザーが指定できるし、これ以上遅くなると自動制御が始まるというシャッター速度も指定できる。また、当然ISO800ぐらいでも画質の低下は無視できるほど小さい。D300と出会って、初めて使える感度自動制御にであえたという感じなのである。


お見事な画像処理 Nikon D300

2008年01月19日 09時58分38秒 | Nikon D300
どって事無い写真ですが、D300のすばらしさに唸らされる1枚である。

まずは右上の空。飛んでいません。完璧です。オリンパスE-510では、、、って、もういいか。EOS 40Dは意外に露光がセンシティブなところがあって、こういう輝度差の大きいシーンだと、オートブラケティングをしたくなるのだが、Nikon 300Dは安定している。空、階段の石畳、欄干、すべて質感が描写されている。

次に左上の樹木である。レンズはAF-S DX VR ED 18~200 F3.5-5.6G。こういったズーム比の大きいレンズで広角側、画面周辺の描写といえば、倍率色収差出まくりといったところだが、無いのである。目立った色滲みが。もちろん皆無ではないし、また、別のカメラにこのレンズを装着して比較したわけではないのだが、これは恐らくEXPEEDの効果なのだろうと思わせる見事なものだ。

最後は画面下側の地面である。高倍率ズーム広角側周辺でありながら、流れが目立たない。砂の一粒一粒がちゃんと立っている!

この様な性格のレンズをつけてもこういった絵が撮れるとすると、単焦点ではどんなことになるんだろうな。オールドニコンをあさってみるのもおもしろいかもしれない。また、ニコンマウントにはコシナー製のツアイスレンズもある。ツアイスレンズの性能に関しては、以前アダプターでEOS-1Ds IIにつけて他のレンズと比較し、ずば抜けた性能を確認したことがある。D300ではどんな絵が撮れるのだろうか。

と、次々と楽しき妄想が、、、、、

美しきファインダー&液晶モニター

2008年01月17日 20時01分38秒 | Nikon D300
D300は、改めて、ファインダーが撮影テンションに関わっていることを再認識させてくれる。オリンパスE-510では、見慣れてつまらなかった光景も、D300では、撮す気にさせてくれる。

撮影後の液晶モニターがまた良いのである。美しく、正確なカラーバランスで再現してくれる。E-510のは、再現性に難有りなんだよなあ。

あ、なんだかE-510、貶してばかりだけれども、これはこれで、良いところあるんですよ。ファインダーが少々悪くても、あの軽さは楽しい。性能がすべてではない。昔のハーフサイズカメラの楽しさって所かな。


白飛びフリーのカメラ D300

2008年01月16日 23時50分54秒 | Nikon D300
これはやばい。想像を超えた良いカメラだ。D300は。少し使っただけで、むむむと唸らされる美点が次々と。

例えば、こういった光景を撮ったときに、おや?!と思うのである。モニターではハイライト表示で白飛びした部分を示すような設定にしているのだが、白飛びしないのだ。本当に。オリンパスE-510だと、盛大に飛びまくるような空でも、これだけしか飛ばないのか?本当か?と思うほど、ごく僅かだ。キヤノン40Dも意外に良く飛ぶのだが、そういうものに比べると、ずば抜けて優秀だD300は。キヤノンEOS-1Ds IIよりも飛びにくいのだ。

ううむ。素晴らしい。

やってきました異文化圏へ ニコンD300

2008年01月14日 00時15分56秒 | Nikon D300
ははは、買ってしまった。

ニコンD300 + AF-S NIKKOR 18-200 f3.5-5.6 VR

今時買うとはどうかとも思ったが。というのは、今年は間違いなくキヤノン5Dがモデルチェンジするだろうし、ニコンだって遠からずD300のサイズのボディにフルサイズセンサーを搭載したモデルを出すだろう。

しかしまあ、その辺はいろいろと理由をつけて、やってきました異文化圏へ。心の中ではいくつもあるのだ、買うための理由は(屁理屈とも言う)。

思えばフィルムの時代からニコンのカメラは憧れだった。だけど、何となく縁がなくて買わなかった。一番買いそうになったのは、F5ジュニアことF100の時だったけれど、買う直前にEOS-1Vのガイド本の読んでしまって、おじゃん。

こうして手に取ってみると、想像していた以上にキヤノン文化圏との違いは大きい。デジカメなんて似たようなもので、マニュアルなど読まなくても大丈夫だろうと思っていたのだが、メモリーカードを入れるのにもとまどったぞな。露出補正表示のプラスマイナスが逆なのにはあきれたのを通り越して笑ってしまった。連写モードに変更する方法すら判らない。あちこちにダイアルが散在しているものだ。

本当に異文化だな。海外旅行をしているときのような楽しさだぜ!

さて、肝心の写りだけれど、ホワイトバランスは素晴らしい。露出は少し明るめに出るようだ。白飛びもE-510などに比べると、ずいぶん起こりにくい。全体の色調は少し派手目だけれど良くまとまっている。赤の飽和は少し速いかもしれない。まあ、このあたりは、いろいろなパラメーターをいじることで対応できるだろう。

全体的に使いごこちのよいカメラだ。

写真の建物は、京都大学人文科学研究所。1930年に竣工。スパニッシュ・ミッションという様式だ。大学の営繕課長のもとで、大学院生が主に行ったそうだ。冬の夕方の薄ら寒い光の中で撮影したのだが、いい色が出ている。