京都の生活でカメラとレンズをレビューする

カメラ、レンズのレビューを日々の生活の中で行う。

冬の宇治川

2009年12月20日 15時41分08秒 | Panasonic GH1
ここしばらく、マイクロ4/3のレンズを立て続けに購入している。

LUMIX G Vario 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.

いずれもいいレンズだ。大変満足して使用している。喜んで上納金を納めまっせ~、パナソニック様。

以前購入したパナソニックのコンパクトカメラDMC-FX7では、キヤノンなどカメラメーカーとの歴然たる差を感じたものだが。最近イケているな、パナソニック!

これらのレンズについては、おいおいとアップしてゆきます。

今日は、LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
パンケーキレンズである。

今から30年ぐらい前、パンケーキレンズといえば、安くてコンパクトという位置づけだったけど、LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.はそんなに安くない。というか、LUMIX G Vario 14-45mmなどの、キットレンズが安すぎるのかな。まあ、とにかく、なんだか割高感があるのだ。しかし、ちょうど新品同様のピカピカの中古を見つけたので、思わず買ってしまったのだ。

購入後にはいつものように壁一面の本箱を撮影して描写チェック。
まずは開放1.7。四隅は少し甘くなるし、光量も低下している。しかし、十分使える。中心部は立派な画質だ。暗いときやボケを生かしたいときには、何の躊躇もなく使える開放だ。

驚いたのは、少し絞ったときの画質だ。ぐんぐんとよくなる。オリンパスも17mm, F2.8のパンケーキレンズを販売しているけれども、開放時はそこそこの性能のようだ。一方パナソニックの20mmはF2.8で既に最高の画質である。隅から隅まで画質はピークに到達している。すばらしい画質は更に絞っても維持されるし、ピントも深くなるので、更に様々なものを写し撮ってくれる。

絞りをあけたときのボケも楽しめる。GH1は「一眼」という名目で販売されているけれど、まあ、なんちゃって一眼だよな、と思っていたのだが、これだけ、ボケのコントロールができるのならば、「なんちゃって」は取ってもいいかな。一眼の定義とは関係ないけれど。

ズームになれた身としては、単焦点レンズはそんなに使わないのではないかと思っていたのだが、何とも楽しいレンズである。昔、フィルムを使う一眼レフに単焦点レンズをつけてあちこち歩き回っていた頃の楽しみが再び沸き上がってくる。おすすめのレンズです。

太陽の塔 LUMIX G VARIO 7-14mm

2009年12月07日 14時43分20秒 | Panasonic GH1
大阪吹田の万博会場跡地。1970年の喧噪とはうって変わって、落ち着いた良い感じの場所となっていた。

さて、ここ数年でもっとも株を上げた(株価ではなくて評判という意味で)カメラメーカーといえば、なんといってもパナソニックだろう。

今年の夏に購入したGH1だけれども、海外にも持参し、国内でもあちこち持ち歩いた。もちろん、決して完璧ではなく、いろいろな欠点や、家電メーカーらしいコスト削減を感じるところもある。

しかし、総じていえば、すばらしいものだ。ボディーだけではなくて、レンズも良い。例えばLUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPHである。小さくて軽いのに、隅から隅までよく写る。湾曲も少ない。全く持って不満を感じさせないいいレンズである。キヤノンのAPS-C用レンズ、EF-S 10-22mmがコンパクトですばらしいと思っていたが、それ以上の小ささで、良い描写である。

最近でた20ミリのパンケーキレンズも老舗オリンパスの17ミリよりは、より明るくて、よりシャープというものらしくて大評判。ここまでやるとは思わなかった。こっちも、買わねばなるまいよ!

宇治川 いい仕事していますパナソニック

2009年07月13日 22時46分45秒 | Panasonic GH1
動画撮影に最適化したというレンズ、LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.である。

これにはたまげた!やってくれますパナソニック。これまで数十のレンズを使ってきたが、これほどスムーズに稼働するレンズを私は知らない。ぶれ防止のMEGA O.I.S.、、、無音である。フォーカシング、、、無音である。何の気配もなく、すっと合焦する。静かでスムーズと定評のあるキヤノンのEFよりもずっと先を行っている。

恐るべしパナソニック。昨年のブログで、ソニー、パナソニックともにカメラ業界に入ってきたけど、こんなカメラじゃあ、入ってきた意味無いよな、などとぼやいておりましたが、巨大家電メーカーが本気になるとこれだけのものを作るということか。

いや~驚いた。

さて、肝心の画質だけれど、まあ、びっくりするほどよいわけではない。でも、大きな欠点もなく、安心して使えるというもの。10倍ズームでこのサイズだから当然だろう。同じく10倍ズームのキヤノンEF28-300mm F3.5-5.6L IS USMのような切れはない。まあ、あちらは10倍ズームとはいえ、あのサイズ、あの値段だからね。

買いました GH1

2009年07月12日 12時50分01秒 | Panasonic GH1
EOS 5D mark IIでフルサイズハイビジョンの世界に興味が深まったのですが、さすがに1080pはパソコンには厳しいです。720のとれるものはないかな?

また、EOS 5D mark IIでのビデオ撮影スタイルはなかなか困難で、かなり気合いを入れて行わなければならない。腰が痛くなりそう。内蔵のマイクを使うと、フォーカスやズーミングの音も盛大に入る。

ビデオ画質はすばらしいけれども、やはりおまけの機能なのかという気がするのです。EOS 5D mark IIでは。

そして、GH1となるわけです。

レンズはちょうど2年前に購入したオリンパスE-510で使っていた3本があるので、当面はこれらをアダプターを介して使うことにして、ボディのみ購入したのでした。

で、オリンパスのフォーサーズレンズをつけてみると、、、、
なんと、オートフォーカスができないという表示が出るではないですか!
マジですか??

複数のメーカーが共通したマウント規格を採用しているというのがフォーサーズのメリットでは?これじゃあ、全然関係ないメーカーのレンズをマウントアダプターを介して使っているのと変わらないじゃあありませんか。

ネットでいろいろ調べてみると、本体のGH1だけでなく、おのおののレンズに関してもファームウェアがバージョンアップされている模様。試しにバージョンアップしてみると、
OLYMPUS 14-42mmはオートフォーカスができるようになった。ただし、シングルのみで連続は不可。
OLYMPUS 35mmマクロは、ファームアップ後もオートフォーカス不可。

メーカー間の互換性は大変複雑で、レンズごとにオートフォーカス不可、シングルオートフォーカスのみ可能、すべて可能、と異なっているようだ。

ニコンのFマウントのように、古い歴史を持つものならわかるが、フォーサーズのように新しく、さらに、複数の製造会社で共通して使うことを前提として作られたはずの規格なのに、なんということでしょうか。ちょっと萎えた。

さて、気を取り直して、、、

久しぶりに使ったOLYMPUS 14-42mmだけれども、これはよく写るいいレンズだ。見かけは安っぽくて頼りないんだけれども、すべての絞りにおいて、画面の隅々まで気持ちよく写っている。

GH1の画像処理もよい。パナソニックの画像に関しては以前つかっていたコンパクトデジカメの印象が悪かったのだが、これはよい。大変安定したホワイトバランス。露出も正確だ。2年前に購入したフォーサーズ機、オリンパスE-510と比べても格段の進歩が感じられるすばらしいものだ。

このすばらしいボディとイマイチの互換性を考えると、純正のレンズを買わなければならなくなるではないか。特に売りの動画撮影に関しては、OLYMPUS 14-42mmとの組み合わせでは不十分なことも身をもって体験できたし。となると、買うべきはあれだな。

実は、すでに購入しています。そのレポートは後日!