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おにぎり餓死は生存権放棄

2007-07-15 00:56:07 | 経済・家計
生活保護、不法に廃止 収入など調べず 北九州の孤独死(朝日新聞) - goo ニュース

3~4日前の『日記に「おにぎり食べたい」 生活保護「辞退」男性死亡』のニュース、今でも多くの人に読まれ多くの人がブログに書き留めています。私も悲しい出来事「おにぎりが食べたい!」に心を留め、目頭が熱くなり、何度も記事を読み返しては、この記事の多くの方のブログを目にし、多くの方にTBさせて頂きました。また、コメントも頂きました。この場を借り有難うございました。

今回の新聞記事では、大友信勝・龍谷大教授(社会福祉学)は「辞退届はそもそも強制で違法に近い。市の対応は高裁判決に照らしても正当性を欠き、生存権の保障を放棄したといえる。司法判断を知らなかったことは生存権を扱うプロとして怠慢だ」と指摘すると報じられています。全くその通りだと思います。

そして、高裁判決によって保護を廃止したのは不法として東広島市の処分を取り消ししています。厚生労働省はこの判決を各自治体に通知していなかった。更に、判決を通知しなかったことについて厚生労働省は「辞退届については法律などに規定がないため推移を見守ることになった。北九州市は当然認識していると思っていた」と説明したそうです。国や自治体の責任を放棄したことに・・・

しかし、この事は国や自治体だけでなく、多くの日本社会の中で、弱気人へのいじめやいたわりが希薄になった事にも原因が有ります。そして多くの人が感動したり関心が向くのは、いつ自分たちがその様な状態に追い込まれるか分からない、不安定な社会に気づき始めたからだと思います。格差は経済的から、生と死に及びつつ有ります。その格差は完全に憲法が保障する生存権を侵害し、地方自治体の財政危機と相まって、かなりのスピードで蔓延しつつ有ります。悲しいことですが、現実です。何とか、この格差(生と死)だけは解消しなくていけないと思います。


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