働きながら年金を貰う制度が有ります
その制度のことを「在職老齢年金制度」と呼びますが
その制度の見直しに
厚生労働省は10月11日着手しました
現在は
60歳から64歳までで働きながら年金を貰えば
給与と年金額の合計が月28万円を超えると貰える年金が減額されます
その減額される年金幅を圧縮して受給額を増やす改革案が出ました
そんな素晴らしい案が出ましたが
よく見ればアメとムチの草案のため
労使とも反対しており実現は???
高齢者の労働意欲に配慮するためですが
減額される年金幅を圧縮するために
若い層の年金支給開始年齢を68歳から70歳に引き上げ
年金財政の悪化を防ぐ目的であり
労使とも大きく影響が出て・・・実現は?
在職老齢年金は60歳以降も働きながら厚生年金を受け取る人の年金を調整する仕組みです
現在の制度では60歳から64歳の人は
給与(ボーナス込みの月収)と年金の合計が月額で28万円を超えると
28万円を超えた分の半分だけ受け取る年金が減額されます
65歳以降になれば合計が46万円を超えると年金が減る仕組み
現在のシステムでは収入が増えれば年金は減額されるために
シニア層の労働意欲を阻害しているとの指摘も以前から有り
厚労省の見直し案で60歳から64歳については
(1)減額する基準を28万円でなく65歳以上と同額の46万円に引き上げ
(2)60歳代の給与の平均額を33万円に引き上げる
(3)60歳代前半は年金の調整そのものを廃止する
以上3つの案を示したようです
現在は60歳~64歳の約120万人が同制度により年金が減額されており
減額分の総額は年間に1兆円にも上がるそうです
そこで減額される年金幅が圧縮されれば
働くシニアの年金は今より増えることに
しかしその財源は厚生年金保険料で賄うため
改革が実施されると現役世代の会社員と1/2を負担する企業の負担が増えます
もう一つ世代間格差が拡大することなど
さらに年金財政を支える若年層の雇用環境が今より悪化すれば・・・
実現が困難な事を検討するとは・・・
情報元:PowerFP
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