古川FPのブログ「勝手気ままなFP独り言」

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東日本大震災の保険支払は?

2011-04-08 06:50:26 | 経済と災害と防災

日本損害保険協会が4月6日に

今回発生した大震災の現在地点の地震支払状況を発表

住宅や家財が被害を受け保険金を支払われた件数は?

損保各社合計で31,627件で支払保険金は334億693万円

宮城県は2,120件で31億9949万円(地震保険の付帯率=66.9%)

岩手県は  497件で 4億4220万円(地震保険の付帯率=42.2%)

茨城県は4,648件で67億2752万円(地震保険の付帯率=41.5%)

千葉県は4,855件で60億1397万円(地震保険の付帯率=43.9%)

東京都は7,249件で・・・      (地震保険の付帯率=44.3%)

東北の被災は未だ確定していない

上記の数字は

国内損害保険会社16社+外資系保険会社9社の合計でJAなどは含まず

( )内は火災保険契約時に地震保険を付帯した率で2009年度の数字

過去の最大支払は地震保険で確定している阪神淡路大震災で783億円

現在発生から約3週間で過去2番目であり最終的には大きく上回る予想



格付け会社のムーディーズは3月23日に

三大損害保険会社グループ傘下の

東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン、あいおいニッセイ同和損保の

格付けを確認したそうです

格付け見通しは従来の安定的からネガティブに

変更理由は東北地方太平洋沖地震に起因

ただ保険損失は大きいものの再保険でカバーしある程度抑制され

影響は限定的な範囲にとどまるであろうと

基本的に日本の損害保険会社は

今回のような地震や津波は火災保険では免責となっており

住宅向けの地震保険は国がサポートする仕組みのために

保険会社のリスクは軽減される

最大限の支払が発生しても5931億5000万円が限度だそうです

さらに企業向け保険では海外の再保険会社に再保険という形で

リスクヘッジしているために保険損失は一定程度だそうです



地震保険を貰っても

自分の住宅が建っていた場所が特定できるのか?

また自然災害が襲ってくるのでは?

などなど心配は尽きないでしょうが

多くの支援と色々な国々からの支援もあり

一日でも早く

心身ともお元気に戻られることを念じます




情報元:PowerFP




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