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大阪府レクリエーション協会のイベント・講習会

公益財団法人大阪府レクリエーション協会の事業(イベント、講習会等)を写真等でお知らせ・報告します。

3月16日 おおさか歩育の会 3月例会

2014-03-25 | 歩育

先人の輝く大偉業「大和川付け替えの歴史を訪ねる」

水ぬるむ快晴の3月16日(日)に行われた歩育例会のテーマは「なにわの治水物語・Part-1・大和川付け替えの歴史を訪ねる」。

JR関西線・柏原駅から南へ約1キロの「大和川付け替え記念碑公園」で付け替えに尽力した中甚兵衛の碑をめぐり、過酷な自然と共存、逆境から叡智を育んだ人々の篤い想いにふれました。

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大和川は1600年代、4度の大水害を起こし、人々を長い間苦しめました。
そんな中、中河内と呼ばれる地域の庄屋たちが「洪水を起こしにくい川を新たに造ろう」と立ち上がりました。
今米村(現在の東大阪市今米)の庄屋・甚兵衛が中心となって、多くの文書や絵図を作って川を付け替え、新田開発の有効さを幕府に訴えました。

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実に50年余の陳情、単眼がついに実を結び、1704年、世紀の大偉業「川違(かわたがえ)」が始まりました。
この時、甚兵衛65歳。その力量が請われ工事の指揮も執りました。
説明を聞いた参加の皆さん「熱い・・・でも凄いドラマやねえ・・・」と、感動することしきりでした。


2月23日 ふれあい歩育「見る」「聞く」

2014-03-10 | 歩育

早春のふれあい歩育は「見る」長居公園で観梅とクラフトを楽しむ

快晴の2月23日(日)は25年度ラストの「ふれあい歩育」。テーマは「見る」。

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長居公園の梅を観賞。季節にちなんだ「ひままつり」クラフトを楽しみました。ところが郷土の森の梅林に着いてびっくり。今年は立春を過ぎて各地で豪雪もあってか半月前、下見に来た時と比べ蕾は大きくなったものの、梅の開花はもう少し先のもよう。

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しばらく梅の花や蕾を観察、明治時代の国語の教科書の「うめぼしの唄」という歌を一緒にハミングしながら、梅林の横のベンチに戻って、折り紙で「おひなさん」をつくるクラフト体験「ひなまつり」。皆さんそれぞれに、ちょっぴり懐かしい童心が蘇った一日のようでした。


2月16日 歩育2月例会

2014-03-10 | 歩育

歩育例会・酒蔵と利き酒・古墳と歴史のまち・御影郷を訪ねる

快晴の2月19日、歩育の2月例会は、日本酒の生産量全国一「灘の生一本」で名高い灘五郷の一つ、御影郷の「利き酒めぐり」と宮水、文人の旧居や東灘区の古代歴史を訪ね歩きました。

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住吉川を更に下って東住吉町あたり、文豪・谷崎潤一郎が、関西で一番長く住んでいたといわれる「倚松庵」を見学、ここで松子夫人をとりまく四姉妹の人間模様がのちに小説・「細雪」に。

阪神・御影駅横の「沢の井」は、その昔、朝鮮出兵の帰りに化粧直しのために姿を映した映神功皇后ゆかりの清水、緑色に透き通った湧水の池。

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ラストはこの日のお待ちかね、神戸酒心館では、ノーベル賞晩餐会でも使われている「純米吟醸酒」などを皆さん想い思いに試飲。館内にプーンと甘―い麹の薫りが漂いました。


1月19日 おおさか歩育の会 1月例会

2014-02-03 | 歩育

1月の『歩育』・御堂筋に桂 福車さん現る ! !
 師匠とキタからミナミへ御堂筋の今昔を訪ね歩く

平成26年 最初の例会は1月19日(日)。

「なにわの大道・御堂筋の今昔を訪ねる」は、落語の師匠と御堂筋を歩きゴールで寄席を聴くという趣向。

お待ちかね、桂 福團治一門・桂 福車師匠ウメダに現る・・・。とあって、定刻10時、集合場所のJR大阪駅、桜橋口にはなんと92名の参加がありました。

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まず、お初天神の愛称で名高い曽根崎の露天神社へ。
近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」堂島新地の遊女、お初と醤油屋手代、徳兵衛にまつわる逸話をユーモアと哀れを交えた巧みな語りで聴衆を落語の世界へといざなう楽しい1日がスタート。
師匠の説明に耳を傾けながらキタからミナミへ約7キロを歩き、ラストは府立体育会館で有名な古典落語「時うどん」の一席。終始、大爆笑で皆さん大満足の楽しい1日が終了しました。

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アンケートでは、大阪体育大の学生さん「生で落語を聞いたことがないので、大変楽しかった。」
他の参加者からは、「桂 福車師匠のファンになりました。」「落語を聴けて最高の一日。また聞きたい。」の声をたくさんいただき、楽しい歩育例会となりました。


11月17日 おおさか歩育の会 熊野街道Part-5

2013-12-16 | 歩育

伝承と弥生のロマンあふれる歴史の道・熊野街道Part-5を歩く

歩育の11月例会、熊野街道Part-5は秋晴れの17日(日)、JR阪和線・鳳駅からJR和泉府中まで、道中の史跡や街道の風景を楽しみながら約9キロを歩きました。

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最初に訪れたのは等乃伎(とのき)神社。

古事記にも記されている延喜式神社で巨木伝説が言い伝えられ境内には大きな楠の木が・・・。古いお宮さんだからご利益も多いのでしょうか?

社務所には縁結びから進学成就、商売繁盛から交通安全、家内安全までたくさんのお守りがずらりと並んでいました。

ほどなく左手に見える聖(ひじり)神社の大鳥居を通り過ぎ50mほど南で左手の細い路地を15mほど東に入ったところに篠田(しのだ)王子跡の石碑と標識が。

かつて生涯に34回も熊野を詣で、この方の右に出る者はなし・・・と言われたほどの熊野崇拝の後白河院が、ここで禊をされ信太明神に参拝し熊野に向かったと伝えられています。

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午後は「池上曽根遺跡」を特別見学。2000年の時をこえて蘇る弥生のロマン。

1967年、国道建設による発掘調査で、これまでの弥生時代の常識を塗りかえ覆す大変な発見となりました。

アンケートより、丹後萌さん(女性20代、藤井寺市)「今日は夫婦で参加、新潟から大阪に来て5年、深い歴史を肌で感じ感動しました。特に「いずみの高殿」の2階に入れたことはもう最高 ! 」