森は都会のオアシス 自然に学び「生きる力の再生」体感
ちょっぴり涼しくなった 9月7日。今回のふれあい歩育のテーマは「聞く」。大阪府4大緑地の一つ堺市北区の大泉緑地を訪ねました。
今回は学生が多く60名が参加。
早速、森の中に入ると森の木々が車や都会の騒音を遮断、小川のせせらぎで聞こえてくる音に耳を澄まし、聞こえる「音」を各自が記録しました。
「樹のみち」と呼ばれる足にやさしい散策路では、好奇心に満ち溢れ辺りをウォッチング。池の近くでは、目の前の木立に野鳥を発見。しばらく観察しながら鳴き声も聞くことができました。
先頭付近を歩いていた男子学生は「やっぱり前を歩くと見つけやすいしチャンスが多い。いい経験になりました。」と語っていました。
最後は、花、緑、水、風、そして互いの心にふれあう「ふれあいの庭」で音や香りも体験しました。
水琴窟の音色を聞いた女子学生は「耳を澄ましてやっと聞こえた…うれしい!」と感激することしきり。
「大阪にも自然が多くあってビックリ…。歩いてリフレッシュもできました。トトロの世界のように感じました。」と福岡県出身の古賀優希さん(堺市10代)。
「木陰が多くひんやりしたところでパワーをもらい、森林浴もできました。」と、小学生のお子さん2人と参加された井上進司さん(池田市50代)。
小学3年生の井上準一郎ちゃんは「バッタを捕まえて大きさを観察した。」と云って見せてくれました。帰る間際には、ちゃんと森に返したそうです。
森は都会のオアシス、日常生活では実感できないものが、自然の中にはいっぱいあること。歩育で自然に学び「生きる力の再生」の体感した半日となりました。