ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~
cast >> Kevin Spacey, Kate Bosworth, John Goodman, Bob Hoskins, Brenda Blethyn, William Ullrich, Caroline Aaron, Greta Scacchi ...
writer / producer / director >>Kevin Spacey
music producer >> Phill Ramone
soundtrack >>
1950~1960年代にかけて活躍し「37歳」の若さで他界した実在の歌手 “ボビー・ダーリン” の生涯を描いた物語 ーーー。ケヴィン・スペイシー( filmography )が自ら製作・脚本・監督・主演を兼任し、素晴らしい唄声と踊りを披露。
オープニング・クレジットで流れるのは "Mack The Knife(マック・ザ・ナイフ)"。
ブロンクスの貧しい家庭に生まれた少年ボビー(ウィリアム・ウルリッチ)は、心臓を病み「15歳までしか生きられない」と診断された。病弱な少年に "生きる力" を与えたのはナイトクラブのショーガールだった母(ブレンダ・ブレッシン "The Sleeping Dictionary" )がくれた "音楽" だった。やがて青年となったボビーは厳しいショービジネスの世界で、瞬く間にトッ プスターの仲間入りを果たすのだが、彼も知らなかった "真実" が・・・・・。
「ボビー・ダーリンは、世界中で一番カッコいいジャズ・マンで、サミー・デイヴィス Jr. 以降、最高のエンターテイナーだ」と言うケヴィンは、唄い方まで似せて(← 録音のため4年間、練習したらしい!)芸達者ぶりを披露。
「彼を称え、彼を知らない 全世代の人々に知ってもらうためにこの作品をつくった」と語り、本作に5年の歳月を費やしている。"アクターズ・スタジオ" の講師であるジェームズ・リプトンが司会を務める人気トーク番組(← 個人的に大好き)のゲストとして招かれた際も、本作についての称賛を受けていた。ただ、構成が複雑なので「伝記」としては "RAY / レイ" のようにシンプルに描いた方が解りやすかったかも。
1960年、ボビーは映画『九月になれば』で出逢った16歳のサンドラ・ディーと結婚。『避暑地の出来事』などに出演した青春映画スターをケイト・ボスワース( "Remember The Titans" "Blue Crush" )、その他 ジョン・グッドマン( filmography )、ボブ・ホスキンス( "The Cotton Club" "Danny The Dog" "The Sleeping Dictionary" ← ブレンダと共演)などが脇を固めている。
タイトルの "Beyond The Sea (La Mer) " という曲、本作でももちろん登場しますが、個人的に想い入れが深いのは 'George Benson' の "20/20" というアルバムの一曲。本作の音楽プロデューサーを務めたフィル・ラモーンはレコーディング・スタジオ "A&R" を立ち上げ、エンジニアとしても著名で、レイ・チャールズ、クインシー・ジョーンズ、フランク・シナトラ、ビリー・ジョエル、マドンナ etc... など、とても挙げられないほどの業績を持つ人です。
さっそく、取り上げてもらってありがとうございます。お願いした後に、もしかしたら自分の都合で、megさんの意向に合わない映画の解説をお願いしたのかなと思い、少々後悔しています。
今のところ、男性ヴォーカルを5人ぐらい、1人3枚程度紹介しようと思っていますので、ボビー・ダーリンのアルバム紹介の時に、改めてコメントしますので、トラックバックをお願いします。
ジョ-ジ・ベンソンの「ビヨンド・ザ・シー」は聴いたことはありません。今度、聴いてみます。
ありがとうございました。
大丈夫ですよ、意向にあわない場合は正直に言わせてもらいますから(笑)。なので、後悔する必要はありません。
ケヴィン・スペイシーも大好きな役者さんの1人なんですが、なかなか紹介が追いつかないんです・・・(苦笑)。
"20/20" は基本的に Jazz Album じゃないので、とりあえずリンクをクリックして、一部ですが「試聴」してみてください。雰囲気はつかめると思います。