三日経ったところへ、トラ猫が現れました。
トラ猫 「さあ、動物王国へ行きましょう」
ウサギたち「でも、穴から外に出たら、狼たちに狙われるんだ。危ない」
トラ猫 「大丈夫。私が安全な道を知っていますから。私について来てください。さあ、ぐずぐずしないで、すぐ出発しましょう」
でも、いろいろ文句を言うウサギたちがいました。
「この手紙が、本当にライオンからのものだと、なぜ言えるんだ」
「ライオンが、ボクたちのことを守ってくれるって、どうしてわかるのさ」
「自分から出て行って、いまさら、帰るなんてカッコ悪いじゃないか」
ウサギたちの何人かは、ライオンの手紙を信じないで、そのまま穴に残りました。そのウサギたちが、その後、どうなったかは、知る由もありません。
出発してからも、ごちょごちょ言うウサギたちがいました。
「どうしておまえさんが、本当に安全に動物王国まで行く道を知っているってわかるのさ。野原のことだったら、ウサギのほうがよく知っているに決まっている」
何人かは、トラ猫を信じないで、自分で動物王国へ向かうことにしました。でも、その後、彼らの姿を再び見ることはありませんでした。
(つづく)
トラ猫 「さあ、動物王国へ行きましょう」
ウサギたち「でも、穴から外に出たら、狼たちに狙われるんだ。危ない」
トラ猫 「大丈夫。私が安全な道を知っていますから。私について来てください。さあ、ぐずぐずしないで、すぐ出発しましょう」
でも、いろいろ文句を言うウサギたちがいました。
「この手紙が、本当にライオンからのものだと、なぜ言えるんだ」
「ライオンが、ボクたちのことを守ってくれるって、どうしてわかるのさ」
「自分から出て行って、いまさら、帰るなんてカッコ悪いじゃないか」
ウサギたちの何人かは、ライオンの手紙を信じないで、そのまま穴に残りました。そのウサギたちが、その後、どうなったかは、知る由もありません。
出発してからも、ごちょごちょ言うウサギたちがいました。
「どうしておまえさんが、本当に安全に動物王国まで行く道を知っているってわかるのさ。野原のことだったら、ウサギのほうがよく知っているに決まっている」
何人かは、トラ猫を信じないで、自分で動物王国へ向かうことにしました。でも、その後、彼らの姿を再び見ることはありませんでした。
(つづく)