焼津市でかつお節を製造する焼津鰹節組合水産加工業協同組合と協同組合焼津水産加工センターは12日、昨年8月にかつお節を作る際に燃やした薪の灰から、焼却灰の暫定規制値(1キログラムあたり8000ベクレル)を超える最大1万3300ベクレルの放射性セシウムが検出されていたと発表した。
1万3300ベクレルの灰を埋め立て処分する作業を1年間した場合、従業員の被ばく量は年間約1・3ミリシーベルトとなり、一般の許容限度とされる1ミリシーベルトを超える。
ただ組合とセンターが同時期に製造したかつお節の検査で放射性セシウムは検出されず、全国に流通している。
センターによると、両事業所は昨年8月まで福島県会津若松産や北関東産の材木などが混在した状態で使用。薪はカツオを乾燥させる製造過程で使われていた。福島県産の材木は8月以降、使用していないと説明している。
暫定規制値を超えた灰は計約8トン。センター敷地の倉庫内で鉄製の容器にビニールシートをかぶせて保管している。倉庫周辺17カ所で毎月実施している放射能のモニタリング検査では、暫定規制値を超える値は出ていないという。
組合とセンターは3月下旬に灰の処分方法を焼津市に相談するまで、外部に公表していなかった。センターの市川保事務局長は「風評被害の恐れがあり、公表をためらった。灰から高いセシウムが出た理由もわからず、説明できる状況ではなかった」と釈明した。
市水産課の担当者は「すぐに公表するよう促したが、事業所側の都合で発表が遅れた」と話している。
引用/中日新聞
1万3300ベクレルの灰を埋め立て処分する作業を1年間した場合、従業員の被ばく量は年間約1・3ミリシーベルトとなり、一般の許容限度とされる1ミリシーベルトを超える。
ただ組合とセンターが同時期に製造したかつお節の検査で放射性セシウムは検出されず、全国に流通している。
センターによると、両事業所は昨年8月まで福島県会津若松産や北関東産の材木などが混在した状態で使用。薪はカツオを乾燥させる製造過程で使われていた。福島県産の材木は8月以降、使用していないと説明している。
暫定規制値を超えた灰は計約8トン。センター敷地の倉庫内で鉄製の容器にビニールシートをかぶせて保管している。倉庫周辺17カ所で毎月実施している放射能のモニタリング検査では、暫定規制値を超える値は出ていないという。
組合とセンターは3月下旬に灰の処分方法を焼津市に相談するまで、外部に公表していなかった。センターの市川保事務局長は「風評被害の恐れがあり、公表をためらった。灰から高いセシウムが出た理由もわからず、説明できる状況ではなかった」と釈明した。
市水産課の担当者は「すぐに公表するよう促したが、事業所側の都合で発表が遅れた」と話している。
引用/中日新聞