20110311 memo

Fukushima radiation isotope

■memo / 子どもたちの尿から セシウム検出

2011-06-30 | 日記
子どもを持つ親らでつくる市民団体 「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は 6月30日、福島市の6~16歳の子ども10人を対象に尿検査を行った結果、全員から放射性物質が検出されたと発表。

採取日:5月20~22日
対象者:福島市在住
    6~16才男女 10人
サンプル検体:尿
測定機関:
フランスの放射能測定機関「アクロ」

測定結果:
●放射性セシウム134の最大値は 
8歳女児の尿 1.13 Bq/L
●セシウム137の最大値は 
7歳男児の1.30 Bq/L
 
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」発表

<補足>
フランスの放射能測定機関「アクロ」は、仏政府の認証を受けており、チェルノブイリ原発事故でも、子どもの被ばく量を調べるため尿検査を行っている。

<補足>
福島市は、福島第一原発から約 60km地点

■memo / 札幌市 プルサーマル計画凍結申し入れ

2011-06-30 | 日記
札幌市の上田文雄市長は6月28日に記者会見し、北海道電力が泊原発で予定しているプルサーマル計画について、凍結するよう北電に要請することを明らかにした。

 プルサーマルは原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムにウランを混ぜたMOX燃料を、ウラン用の原子炉で燃やして発電する仕組み。国の核燃料サイクル政策の柱の一つで、北電は三つある泊原発の原子炉のうち3号機で、早ければ来年春の発電開始をめざしている。

 毒性が高いプルトニウムを扱うことから、上田市長は開会中の6月定例議会で「(泊原発のプルサーマル計画について)不安の声が市民から寄せられている」などと答弁している。

札幌市 会見

<補足>
 北海道 高橋はるみ知事は、道議会で「福島第一原発事故でMOX燃料がどう影響したのか、国の検証で問題がないことが確認される必要がある」と述べるなど、現状でのプルサーマル計画に難色を示している。

 

■memo / 放射線量 6月29日

2011-06-30 | 日記
●6月28日18:00~29日13:06
20km放射線量 測定結果


●6月30日 google
 周辺 風向きマップ
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/marker/
●6月30日 気象庁 雨雲マップ
 放射性物質含む降雨の可能性
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
●6月30日~7月2日
 ドイツ気象研究所
 放射線拡散シュミレーション
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
●6月29日 SPEEDI 放射能影響予測
全国都道府県庁にSPEEDI端末が設置されている。


●気象庁
 現在 紫外線量情報マップ
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
●福島第一原発 ライブカメラ
(東京電力 24時間配信 PC用)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
●東京電力 今の使用量 タイムグラフ
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
●東北電力 使用電力 毎日オンタイムグラフ>
http://setsuden.tohoku-epco.co.jp/graph.html

■memo / 脱原発を否決した 筆頭株主たち

2011-06-29 | 日記
東京電力 筆頭株主

●日本トラスティー・サービス信託銀行
   57,963,000 株 
●第一生命保険
   55,001,000 株
●日本生命保険
   52,800,000 株
●日本マスタートラスト信託銀行
   47,949,000 株
●東京都
   42,676,000 株

●三井住友銀行
   35,927,000 株
●東京電力従業員持株会
   24,793,000 株

■memo / アユ 4400 Bq/kg

2011-06-29 | 日記
福島県 阿武隈川の信夫ダム(福島市)より下流と、南相馬市、飯舘村を流れる真野川と新田川。 同県産のアユは、5月上旬から規制値を超える同セシウムが検出され、6月中旬に南相馬市でとれたアユでは4400Bq/kgを検出した。

厚生労働省 発表

■memo / 南相馬市 白河市 東電総会に「脱原発」賛成表明

2011-06-29 | 日記
東京電力の株主総会で株主提案された原発事業からの撤退を求める議案をめぐり、株式を保有する福島県南相馬市と白河市が賛成に回り、「脱原発」の姿勢を鮮明にした。
 
 南相馬市の桜井勝延市長は賛成理由を「福島第1原発事故による被害は甚大で、しかも長い間続く。原発を停止・廃炉にし、新設を認めない意見に賛成だ」と説明した。同市は444株を保有し、事前に郵送で意思表示した。2655株を持つ東北電力の株主総会でも原発撤退議案に賛成する手続きを取った。

 南相馬市は原発事故で、警戒区域や緊急時避難準備区域などに指定された。さらに放射線量が局所的に高い「ホットスポット」も点在し、特定避難勧奨地点に指定される可能性も出ている。

 福島県も東電株8001株を持つが「通常、意思表示のために議決権は行使していない」と賛否を示す手続きを取らなかった。

 161株を持つ白河市も、事前の郵送で原発撤退議案に賛成した。市財政課は「直ちに脱原発というのは現実的に難しいと思うが、大まかな方向性と趣旨に賛成した。(原発事故の)被災地として、今なお不安を抱えている市民感情も考慮した」と話した。

■memo / 放射線量 6月28日

2011-06-29 | 日記
●6月27日18:00~28日13:37
20km放射線量 測定結果

●6月29日 google
 周辺 風向きマップ
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/marker/
●6月29日 気象庁 雨雲マップ
 放射性物質含む降雨の可能性
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
●6月29日~7月1日
 ドイツ気象研究所
 放射線拡散シュミレーション
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
●6月28日 SPEEDI 放射能影響予測
全国都道府県庁にSPEEDI端末が設置されている。


●気象庁
 現在 紫外線量情報マップ
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
●福島第一原発 ライブカメラ
(東京電力 24時間配信 PC用)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
●東京電力 今の使用量 タイムグラフ
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
●東北電力 使用電力 毎日オンタイムグラフ>
http://setsuden.tohoku-epco.co.jp/graph.html

■memo / 東電株主総会 twitter 中継

2011-06-28 | 日記
twitter 中継 プレスルームから ー 岩上安身氏 (ジャーナリスト)

●まず、事故と計画停電について、詫びる。議事に入る。会社提案第一号議案、取締役17名選任の件。第二号議案、監査役2名選任の件。402名の株主からの提案第三号議案、定款の一部変更の件。第7章原子力発電からの撤退、を新設する。

●続き。株主提案として新設すべきとする新しい章は、以下の通り。「第41条 我が社は、古い原子力発電所から順に停止・廃炉とする。第42条 我が社は、原子力発電所の新設・増設は行わない」。提案の理由。「私たちは20年にわたり、原発の問題について提案してきた」続く。

●続き。「取締役会は総会のたびに「最大級の地震に耐えられるよう設計、建設してきた」(05年)などと述べ提案を拒否し続けてきた。一方で過去には、活断層の隠蔽・データ改竄などの不正を行ってまで原発の運転を続けてきた。その結果が3月の東日本大震災の惨状である」

●続き。「「想定外」の言い訳は許されない。放射性物質についても具体的な処分は進められず、費用がどれだけ莫大になるか不明である。今回の事故が示したように、原発に頼るとCO2は最終的に増えてしまう」

●続き。「嘘に塗り固められ、未来の子供たちに負の遺産を残し、地元に負担を押しつける原発からは即刻撤退すべきである」。これに対し、取締役会意見は「本議案に反対いたします」。

●続き。議事が進み、勝俣会長の挨拶、清水社長の報告のあと、場内から、議長の勝俣会長の解任と議事進行の変更への動議。議長が賛否の決議をとり、否決。事前に収集した株主からの質問にこたえる。

● 続き。副社長が株主の質問に答える。役員報酬のカット。再生可能エネルギーの取り組みについては、電力の安定供給などの面も考慮しながら取り組む。事故原因の分析についてはこれまでの東電の主張の繰り返し。原発は地震には耐えたが、津波は想定外だったと。

● 続き。小出さんが主張している汚染水のタンカーによる搬出については、付近に停泊できる場所がないから実施は難しいとの回答。

● 続き。発送電の分離については否定。今後の原発のありかたについては、中長期的な国の原子力エネルギー政策の議論を踏まえて検討してゆくと、事実上、棚上げ。

● 続き、場内から質問。原子力損害賠償法に定められている免責を取締役会で決定するがごとき主張はどういうことか。第二、福島第一原発の建設は深くリアス式 海岸のような形状に掘ってしまったために津波の波高が高くなった人災ではないか。第三、原子炉建屋の下の汚染水の核種分析を発表せよ。

● 続き。東電側の回答。第一、免責するかどうかは、裁判所が決定することである。第二、津波は人災ではない。第三、原子炉建屋内のストロンチウムは検出している。

● 続き。二番目の質問者は「原子炉内で死ね!」と怒鳴り、場内は騒然。東電内のプレスルームでは失笑が。三番目の質問者は、年配の女性。第一、女性は被爆す ると不妊になる可能性が高まるという。こうした事実を広く知らせ、注意喚起すべき。第二、東電OBは、企業年金を返上すべき。

● 続き。東電の回答。第一、女性は男性より放射能の感受性が高いのは事実。第二、企業年金の返上は、これから検討する。

● 続き。企業会計の専門家という質問者。第一、こんな決算書はありえない。補償額が決算にくりこまれていない。第二、役員の経営責任。戦争を除く最大の人災を引き起こした東電役員は、生活保護ギリギリまで報酬をカットせよ。

● 続き。東電側の回答。第一、国の指針が定まるまで原子力損害の見積もりを計上できなかった。第二、役員報酬に関しては、五月から、代表取締役は全額返上、常務は60%カットした。

● 続き。溜まっている汚染水が溢れたら、国も終わる。弁済以前にまず汚染水の処理に全力で取り組むべきだ、という質問。東電側の回答。原子力冷却のため注水するので、どうしても水量が増えてしまう。汚染の除去、汚染水の貯蔵施設の準備などに取り組んでいる。

● 続き。次の質問者は、事前質問を40問出したが、肝心のことは答えていないと憤慨。「ずっと危険性を指摘し続けてきた事故が起きた。株主として申し訳な い。しかし壇上の役員はその責任を感じていると思えない。そんな役員に経営を任せられるか? 最大の事故原因はデータ隠しをし続ける東電的体質」。

● 続き。さらに質問続く。経営陣は原子力賠償法16条に基づき、グループの財務が悪化しているので、国に支援を依頼している。これは事故原因が自らにあることを認めていること。20兆にもおよぶ損失を計上したら、債務超過になってしまう。だから決算に計上できなかったのだ。

● 続き。現経営陣には重大な責任がある、その経営陣を選任できるのか。東電側の回答。全く新しい人で被害者の救済、事故の収束、会社の存続を図るという考え 方もあるだろうが、これまでの知見を活かすという考えもある。なので役員報酬を削った上で、(現経営陣の多く)を、役員候補者とした。

● 続き。女性の質問者。第一、晩発性のガンなど、必ず出てくると思われるが、一生涯補償してほしい。第二、汚染水、もうすぐあふれると言われながら、ズルズ ルとここまできている。実際にはすでに汚染水は溢れているのではないか? 東電側の回答。第一、第二とも、中身もある回答はなし。

● 続き。西日本では電気が余っているのに周波数が違うため、融通できなかった。東西の周波数を揃えて融通できないものか。東電側の回答。電力会社の設備だけでなく、お客様の手元の電気製品も変えなくてはならず、簡単なことではない。

● 続き。役員報酬の全額を補償にあてるべき。甘い認識を世間からも政府からも批判され、返還を決めたはず。なのに、報告書19頁にあるとおり、取締役24名 総額7億2千3百万円、9名、1億4千100万円、すでに支払われている。なぜなのか? 役員一人一人、いくらもらったか明らかにせよ。

● 続き。東電側の回答。役員個々の報酬額を明らかにする必要はない。

● 続き。この質問者が、「脱原発を果たせば東電は蘇り、株価は持ち直す。皆さん、株を手放さず、一緒に脱原発を果たそう。総会後、芝公園で集会がありますの で、集まってください」と呼びかけた時、私がいる新橋の東電本店内のプレスルームから馬鹿にするような嘲笑があがったのには驚いた。

● 続き。東電内のプレスルームは、満員で、すでに200人は集まっていると思われるが、なぜ、この場面で嘲笑するような笑いが記者から上がるのか。質問者がさらに「芝公園には、マスコミも集まっています」と続けると、さらに馬鹿にしたような笑いが続いた。

● 続き。どういう姿勢で取材に臨んでいるか、本音が覗いた瞬間。

● 続き。「東電と下請けの間で、殺人事件が起きた。山口組が関係している。自分は出版をやっているが東電から広告をもらったことは一度もないし、請求したこともない」という質問者。東電側の回答。殺人事件が起きたとは聞いていない。

● 続き。退職慰労金についての質問。東電側の回答。退職慰労金の支給について、決議できる状況ではない。

続き。質問者から「脱原発を求めます」という率直な要求が。東電側、率直な回答をせず。

● 株主総会、すでに三時間経過。総会始まる前に東電の広報に聞いたところ、「今日は、何時間かかるか、わからない」と。「最近では三時間かかったことがある。それが最長」と。すでに最長記録、突破して更新中。

● 続き。「私は全て東京電力が悪いと思っていない」という株主の登場。「金融危機の際も、当局は処罰されていない。東電は微に入り細に渡り、当局の指導で やってきたということをもっと主張してもいいのではないか。何年後でも詳細な報告書をまとめてもらいたい」と。総会の会場から拍手も。

● 続き。東電側の回答。事故原因の調査に客観性をもたせるために、事故調査委員会を設けて調査している。

● 続き。役員報酬を全額返上しようとしない東電の経営姿勢についての質問、要求は途絶えない。質問者からさらっと、「原発の現場で働く人の中には精神を病む 人が少なくない。そういう人の賃金は下げないで、経営陣の報酬を下げるべき」と、さらっと言った質問者が。東電側もその点をさらっとスルーした。

● 続き。東電の、マスコミに支払った広告費総額を聞いた質問が。この質問は、連日の東電会見でも散々出たが、東電側は「私契約である」ということを盾に答え ようとしなかった。しかし株主からの質問には答える。東電回答によると、去年の広告費は116億円。今年度は7割以上削減する予定。

● 続き。有利子負債が多いが、という質問。東電の回答。有利子負債は、8兆9000億円。

● 続き。ここで緊急動議。第一、勝俣会長の議長解任動議。勝俣会長、私は構成な議事をしているとして、さっさと議決にかけ、反対多数として、否決。議長をそ のまま続ける。第二、お腹も空いた、喉も乾いたので、一時間の休憩をはさむべき、という動議。これも続けるとして、決議。反対多数として続行。

● 続き。第二の動議には参加して、昼飯休憩賛成に一票入れたかった(涙)。第三の動議は、すべての質問が終わるまで、質疑応答を受け続けるべき、という動議。これも勝俣会長は退け、一時、場内騒然。なぜか、勝俣会長、決議をとらず。あと一人だけ質問を認める、とした。

● 続き。最後の一人とされた質問者は、立ち上がり、勝俣会長に背を向け、場内の株主側を向いて、大演説。第一、放射性物質は、原爆何発分、放出されたのか、 明らかにせよ。第二、一時間あたりどれだけの放射線量が放出中なのか。第三、損金処理案が株主総会で提案されるべきなのに、提案させていない。

● 続き。まだまだ大演説が続く。共産党の吉井秀勝議員が、国会で津波の前に地震動によって原発が損傷し、電源喪失が起きたことを明らかにした、と言い始めたところで、勝俣議長、もう質問が長くなったのでと打ち切り。

● 続き。無糖副社長が回答。放出されたセシウムは10の16乗ベクレル程度と、いつもクールで無味乾燥な回答。原爆ドーム何発分の死の灰が撒き散らされたの か、という質問に、直接に答えてはいない。実はこの質問、私も東電会見でしたことがある。松本本部長が同様の回答をした。

● 続き。風力発電所を伊豆に建設中、水力、太陽光発電も建設を進めている、という説明。これには場内の静かな反応。

● 続き。議長の勝俣会長、質問を打ち切り、議案に入ろうとする。議事進行について決議。またまた会社側の動員株主の協力を得て、賛成多数で議案に入る。第一号議案は、17名の取締役選任の件、質問もそこそこに採決に入ろうとするがここで年配の女性から動議。

● 続き。メイン会場だけではなく、第二から第五会場まで、株主が集まってきている。その人たちの賛否を聞くことなく、このメイン会場の、会社側から動員された株主の意向だけ聞いていていいのか。すべての会場の株主の賛否を聞くべき、という質問。

● 続き。議長の勝俣会長、この動議の賛否を問い、あっさり否決。動員株主だけに賛否を聞くべきではない、という動議を、動員株主に問いかけたら、それは否決されるのは、当然の帰結。かなりの茶番。

● 続き。取締役は、現場の人間、発電所の所長などを入れるべきだ、という質問、というより意見も。勝俣会長の回答。貴重なご意見をいただいた、で終わり。

● 続き。ここで、修正動議。「取締役選任に際して、どういう人物かわからないと選任のしようがない。一人一人、この事故をどう考えるか、明らかにせよ」と。勝俣会長、「個別に採決せよという修正動議ですが、私としては議事進行をスムーズにするため一括で決議したい」と。

● 続き。ここで、賛否が初めて拮抗。プレスルームも、おおっとわく。ところが、あっさり勝俣会長、自分が支持されたとして決議。ええっと疑問の声があがる。

● 続き。本日の参加者が9282人、票が136万票、事前に委任状を取付けた数が107万票、従ってこの総会の議決がどうであろうと、取締役会支持が過半数 で、すでに事実上、可決されていると勝俣会長が明かす。これに女性の株主が猛反発。「じゃ、何のためにこの株主総会を開いているんですか⁉」と。

● 続き。大株主2名(法人と思われるが)が、委任状を出しているので、すでに可決している、という言い草に、かなりの反発が。マイクをもった女性が大声で 「なぜ、あなた方は、高い壇上で椅子に座っているのか⁈ 壇から降りて土下座すべき」。すると勝俣会長、「マイクをもう少し離してください」と。
● 続き。「株価、知っているか?」という男性株主の質問。「今日の2時40現在で、314円。前日比マイナス2円。ムーディーズなどの格付け機関からも低評 価。希望を言ってくれ! 希望を聞きたいんだ!」と最後は絶叫調。勝俣会長、「ぜひ、ご指導ご鞭撻を賜りたい」とのみ。暖簾に腕押し。

● 続き。結局、第二号議案、あっさり議決。監査役二名、選任。株主提案である第三号議案、原子力発電からの撤退を定款に明記する件。男性株主から補足説明。福島から石川県に避難せざるをえなくなった男性。被災者の苦しみはいかばかりか、切々と訴える。場内、静まり返る。

● 続き。福島県出身の男性、「放射能に汚染された現地では医師が一日に何百人も診察している。東電は新宿に七階建ての病院を持っている。なぜ、その病院の医師の半分でも福島の現地に行かせようとしないのか」。

● 続き。「原賠法三条第一項の免責事項の適用をなぜ、主張しないのか。我々の金を預かっているのだから、何兆円もの補償をかぶることはない」という株主から の質問、というか意見。勝俣会長の回答。「原賠法の三条一項の適応は十分あり得ると考える。しかし裁判所で認められるまで時間がかかる」

● 勝俣会長の回答の続き。「今回の地震は、関東大震災の44倍のエネルギー。原賠法三条に定める「異常に巨大な地震」に相当すると考えるが、免責が裁判所で定まるまで、時間がかかる。その間の国の支援を得られないと資金繰りが危うくなり、経営が成り立たなくなる」と。

● 続き。「他の株主から関連質問。3条の免責条項に未練を示しながら、16条に基づいて国に支援を要請する。これを主張するには、自らに責任があるのを認め ること。いったいどっちなんだ⁈」との質問。これに対し、勝俣会長、16条にもとづいて国に支援を要請した、とのみ、回答した。

● 女性株主の続き。「我々だって儲けを得たい。同じように震災の被害を被ったのに、東北電力は、原発を抱えていないことで、配当が出せる。ならば、東京電力 も新しい方向を目指してもらえないか。これからも応援するから一緒にやろう」。勝俣会長の回答。「ありがとうございます」。脱原発には言及なし。

● 続き。勝俣議長、質問が尽くされたとして、決議に入ろうとする。場内騒然。その後、質問再開。そこで弁護士の紀藤正樹氏が質問。「20年以上の株主。世界 に知られた超一流企業である東電が、たった一回の原発事故で経営破綻。この株主提案は重要。あなた方、役員の踏み絵になるからだ」

● 続き。紀藤正樹氏の質問続き。「原子力発電からの撤退を求める、この株主提案は、41条と42条に分けて、取締役会としての説明を行い、決議するよう動議 する。将来、もし再び原発事故が起きたときは、あなた方に責任がある。この株主提案に反対した責任をとり、私財で賠償してもらう」。場内拍手。

● 続き。動議の決議、明らかに紀藤氏の動議に賛成の株主が多数。困った勝俣議長、議決をやり直すが、さらに賛成が増えた。すると、「代理人も含めて反対多数 とする」と。だったら、議決の意味がない! 株主提案の議決も同じ。賛成の挙手の方が明らかに多数だったが、勝俣議長、強引に、反対多数とした。




■memo / 放射線量 6月27日

2011-06-28 | 日記
●6月25日17:00~26日18:00
20km放射線量 測定結果

6月27日6:02~13:36

●6月28日 google
 周辺 風向きマップ
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/marker/
●6月28日 気象庁 雨雲マップ
 放射性物質含む降雨の可能性
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
●6月28日~7月1日
 ドイツ気象研究所
 放射線拡散シュミレーション
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
●6月27日 SPEEDI 放射能影響予測
全国都道府県庁にSPEEDI端末が設置されている。


●気象庁
 現在 紫外線量情報マップ
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
●福島第一原発 ライブカメラ
(東京電力 24時間配信 PC用)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html
●東京電力 今の使用量 タイムグラフ
http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
●東北電力 使用電力 毎日オンタイムグラフ>
http://setsuden.tohoku-epco.co.jp/graph.html

■memo / 東京電力 総会 6月28日10:00

2011-06-28 | 日記
東京電力の株主は今年3月末 74万6932人。6月28日の株主総会は ザ・プリンスパークタワー東京の地下2階のボールルームで開催予定。
6月28日に開かれる東京電力株主総会で、(1)古い原発から順次停止・廃炉とする(2)原発の新増設はしない--の2点を定款に盛り込むことを求める株主402人が議案を提出する。

引用/ブルームバーグ

<補足>
 株主提案は会社側の議案とともに総会で採決される。定款変更は3分の2以上の賛成が必要となる。東電株は個人所有が 37 %と多く、個人株主の動きによっては経営に一定の影響を与える可能性がある。

<補足>
 機関投資家に対しては議決権行使助言会社「日本プロクシーガバナンス研究所」が、「原発は民間企業が続けるにはリスクが大きすぎる」として 「脱原発」提案に賛成するよう助言する動きもある。

東京電力HP
http://www.tepco.co.jp/ir/soukai/soukai-j.html
東京電力 総会インターネット議決権行使手続き
http://www.evote.jp/
東京電力 総会資料
http://www.tepco.co.jp/ir/soukai/pdf/110610_1-j.pdf

■memo / 3号機 核燃料プール水 強アルカリ性 腐食すすめば再臨界の可能性

2011-06-27 | 日記
福島第一原子力発電所3号機で、使用済み燃料プールの水が 強アルカリ性を示していることが判明。
使用済み燃料を入れているアルミニウム製のラックが 腐食するおそれがあるとして、6月26日から弱酸性のホウ酸 90tを入れてプールの水を 中和する作業を始めた。

水素爆発で原子炉建屋が激しく壊れた福島第一原発3号機では、爆発の際に飛び散ったとみられるコンクリートなどのがれきが 使用済み燃料プールの中に散乱している。先月、プールの水を採取したところ、pHが11.2と強いアルカリ性を示した。プール内のがれきから 水酸化カルシウムが溶け出したことが原因。このままの状態が続くと、使用済み燃料を束ねた燃料集合体を入れているアルミニウム製のラックが腐食すれば、最悪の場合、集合体が倒れて再臨界のおそれもある。

東京電力 発表