オフサイトセンターは13道県に計16施設(福井県は4施設、他は1施設)
●鹿児島県は、九州電力川内原発から11キロにあるセンターと代替施設が近接しており、24キロ離れた県消防学校を新たな代替施設とすると決定。
●佐賀県も九州電力玄海原発から13キロにセンターと代替施設があり、大規模事故の場合、50キロ以上離れた県庁に機能を移す方針。
●中部電力浜岡原発から2キロにセンターがある静岡県は、20キロ離れた静岡空港への移転を国に提案している。
[オフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)]
1999年の東海村臨界事故を受けて、原発や使用済み核燃料再処理工場、燃料加工工場、研究炉などの事故に備えて設置された。テレビ会議システムや通信設備を備え、国や地元自治体、電力会社などの関係者が集まり、事故対応に当たるとの想定。高速増殖炉原型炉もんじゅを含め国内には18カ所に55基の原発があるが、それに対応するオフサイトセンターは16施設(福島県は1施設で2カ所、福井県は4施設で5カ所を担当)。建設費は国が自治体に全額を交付し、合計約120億円。
引用/河北新聞・共同通信