【モスクワ=原誠司】ロシア南部チェリャビンスク州で15日朝、隕石(いんせき)が爆発・落下した災害の負傷者は、地元当局などの調べで16日未明(日本時間同日朝)までに計1200人に上った。
非常事態省や現地の警察当局の調べで、爆発の衝撃波で吹き飛ばされた窓ガラスなどでけがをした市民の数は増え、被害は州都チェリャビンスク市を中心に半径約100キロと広範囲に及ぶことが判明。周辺のクルガン、スベルドロフスク、チュメニ各州でも被害が出た。被災した建物は約3300棟、被災総額も10億ルーブル(約31億円)に上る見込み。チェリャビンスク州西部の凍結した湖面上では、爆発後に粉々となって数十カ所に落下した隕石の小片の一つによるとみられる直径8メートルの穴も確認された。
米航空宇宙局(NASA)は、隕石が秒速20キロのスピードで落下し、爆発前の直径は約15メートル、重さは約7千トンだったとの推定値を公表した。ロシア地理協会は、隕石が同市上空の高度70~30キロで計3回爆発し、閃光(せんこう)を発した際の温度が2500度だったと解析。爆発のすさまじさが明らかになってきた。
引用/中日新聞
<補足>
落下中の隕石が空中爆発し、閃光後、30~60秒後に衝撃波
<補足>
1908年 シベリア 隕石落下によりタイガ(針葉樹林)が、半径30kmにわたり全焼
非常事態省や現地の警察当局の調べで、爆発の衝撃波で吹き飛ばされた窓ガラスなどでけがをした市民の数は増え、被害は州都チェリャビンスク市を中心に半径約100キロと広範囲に及ぶことが判明。周辺のクルガン、スベルドロフスク、チュメニ各州でも被害が出た。被災した建物は約3300棟、被災総額も10億ルーブル(約31億円)に上る見込み。チェリャビンスク州西部の凍結した湖面上では、爆発後に粉々となって数十カ所に落下した隕石の小片の一つによるとみられる直径8メートルの穴も確認された。
米航空宇宙局(NASA)は、隕石が秒速20キロのスピードで落下し、爆発前の直径は約15メートル、重さは約7千トンだったとの推定値を公表した。ロシア地理協会は、隕石が同市上空の高度70~30キロで計3回爆発し、閃光(せんこう)を発した際の温度が2500度だったと解析。爆発のすさまじさが明らかになってきた。
引用/中日新聞
<補足>
落下中の隕石が空中爆発し、閃光後、30~60秒後に衝撃波
<補足>
1908年 シベリア 隕石落下によりタイガ(針葉樹林)が、半径30kmにわたり全焼