好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎について知っていただくために開設したブログです。現在更新は行っていません。

好酸球性副鼻腔炎とは

好酸球性副鼻腔炎とは、多発性の鼻茸(鼻ポリープ)で鼻閉と嗅覚障害を起こし、通常の薬が無効で、内視鏡下鼻内手術を行っても再発が多い、難治性副鼻腔炎です。白血球の一種である好酸球が、血液や粘膜で増えているのが特徴です。しばしば喘息(とくにアスピリン喘息)を伴い、好酸球性中耳炎を合併することもあります。アスピリン喘息とは、ほぼすべての解熱鎮痛剤と、着色料や防腐剤などいろいろな誘発物質で喘息を起こす病気です。

細菌感染との関係

2011-08-23 08:41:19 | 好酸球性副鼻腔炎一般

喘息も風邪がきっかけで悪化することがありますが、好酸球性副鼻腔炎もその傾向があります。粘濃性の鼻汁を伴って、同事に鼻茸の増大を起こす方は、けっこういらっしゃいます。細菌感染を起こせば、粘膜の炎症は強くなってあたりまえですが、これがふたつの違う病気が重なったと考えるべきなのか、細菌感染に好酸球性副鼻腔炎自体を悪化させる要因もあるのかは、不明です。

風邪はウイルス感染ですが、それに引き続いて細菌感染を起こすことも、しばしばあります。細菌の毒素、あるいはそれに対する防御反応が、好酸球性の炎症の引き金になる可能性も、なくはないのです。

いずれにせよ、風邪をひかないに越したことはありません。急に気温も下がっています。ご注意ください。また風邪をひいたら早く治すこと、また粘濃性(どろっとした色のついた鼻汁)になってしまったら、耳鼻咽喉科で治療を受けることをお勧めします。


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