好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎について知っていただくために開設したブログです。現在更新は行っていません。

好酸球性副鼻腔炎とは

好酸球性副鼻腔炎とは、多発性の鼻茸(鼻ポリープ)で鼻閉と嗅覚障害を起こし、通常の薬が無効で、内視鏡下鼻内手術を行っても再発が多い、難治性副鼻腔炎です。白血球の一種である好酸球が、血液や粘膜で増えているのが特徴です。しばしば喘息(とくにアスピリン喘息)を伴い、好酸球性中耳炎を合併することもあります。アスピリン喘息とは、ほぼすべての解熱鎮痛剤と、着色料や防腐剤などいろいろな誘発物質で喘息を起こす病気です。

好酸球性副鼻腔炎の難病指定

2015-05-19 11:01:39 | 好酸球性副鼻腔炎一般

このブログも休止状態になっていましたが、その間、治療法には、大きな進歩はありませんでした。原因の究明については、数々の研究も進められているので、いずれそれが治療法にも結びつくと期待しています。

ご存知の方も多いと思いますが、国の対応には変化がありました。

27年1月1日から新たな難病医療費助成制度が施行されていますが、厚生労働省の検討委員会が3月19日、難病医療法に基づき、7月から医療費の助成が始まる指定難病の第2次実施分に196疾患を認める方針を了承したとのニュースがありました。好酸球性副鼻腔炎も、今回難病として認められた疾患のひとつです。

知事の指定を受けた指定医に限り、難病の患者に対する医療費助成の申請に必要な診断書を記載することができます。また原則、知事の指定を受けた医療機関等(指定医療機関)が行う医療に限り、指定難病患者の方が医療費助成を受けることができます。

医療費の助成は、根本的な解決というわけではありませんが、それでもいくらかは治療が受けやすくなり、また難病に指定されたことによって、この病気に対する医師や一般の方の認識も高まるでしょうから、その意味でも、良いことだと言えます。

 

 

 

コメント (2)
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