昨日は北部病院の耳鼻科の先生たちとの勉強会。いくつか新しい知識を得ることができました。 今回は好酸球性副鼻腔炎について、私も話をさせていただきました。でも、北部病院の先生や、区内の耳鼻科開業医の先生方にとっては、ご存じの事ばかりだったのかも知れません。 しかし、アスピリン喘息を合併している好酸球性副鼻腔炎の患者さんに、内科の先生が風邪薬を処方されて、発作を起こしてしまったこともあります。また、何年も他の病院で副鼻腔炎の治療を受けても鼻閉と嗅覚障害が一度も治らなかったという方に、好酸球性副鼻腔炎としての治療を行ったら鼻ポリープが縮小して、数日で症状が改善したということは、一度や二度ではありません。(もっとも、この病気は一度症状が良くなっても、いずれ鼻ポリープが再燃することが多いですが)。まだ、医師の中にも、好酸球性副鼻腔炎について、よくご存じではない先生もいらっしゃるのも確かなのです。 だから、聴いている方の中にひとりでも、好酸球性副鼻腔炎やアスピリン喘息について、新しい知識を得られたという方がいらっしゃれば、私の話も無意味ではなかったと思うのです。
初めまして。現在、夫の仕事の関係でアメリカに駐在しているものです。突然の書き込み失礼いたします。
私はアスピリン喘息があり、過去に2回日本で鼻ポリープの手術を受けました。そして、1週間前にアメリカで3回目になる手術を受けてきました。鼻ポリープの手術は全身麻酔で3時間でしたが日帰りでした。術後は鼻に詰め物はなにもなく、眼帯を鼻にあてて帰宅しました。出血は眼帯のガーゼを2回変える程度で痛みもほとんどなく、熱もでませんでした。鼻ポリープの手術だけでも日本との違いを感じているのですが、今後、アスピリン脱感作という治療を受ける予定になっています。
アスピリン脱感作はアメリカでは30年前から行われている治療方法で、それをすると鼻ポリープの再発が80%から10%に低減し、また喘息のコントロールも良くなるとのことです。
アスピリン脱感作については、今回初めて聞いた治療法で、インターネットで検索してもあまり情報を得られなく、日本においての位置づけがわかりません。
日本ではあまり積極的にこの治療法が取り入れられていないように感じますが、やはりリクスが高いのでしょうか。
正直、不安要素もありますが、アスピリン脱感作が鼻ポリープやアスピリン喘息患者に有効な治療法であるように感じますので、積極的に治療を受けるつもりでいます。
もし、アスピリン脱感作について何かご存知でしたら、注意点や危険性について教えていただけるとありがたく存じます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
回答が遅くなって申し訳ありません。
回答のかわりに、4月4日に記事のかたちで、書かせていただきました。