更新がずいぶん滞っています。
ひとつには、私が大学にいた頃に得た知識や経験は、既に書き終えたということがあります。大学にいる頃は、同僚の先生方とともに、この病気にとりくんで、全国の耳鼻咽喉科医の中でも、おそらく最も多くの患者さんを診させていただきました。しかし、開業して既に13年が経ち、やはり新しい情報も知識も、現役の最先端にいる専門家の先生方には、追いつけなくなっています。
もうひとつの理由は、このブログを見て遠方から私のクリニックを受診してくださる方が、ときどきいらっしゃるのですが、あまりそういう患者さんのお役にたてていないのです。この病気は短期間に治る病気ではありませんし、症状が悪化したときには、すぐに対応しなければならないことがありますので、あまりに遠方の方だと、治療を行うのに限界があるのです。
さらに、耳鼻咽喉科医である私には、気管支喘息や肺炎についての診断や治療を、的確に行えません。以前書きましたように、この病気はおそらく単純にひとつの疾患ではなくて、いろいろな疾患を含んでいる可能性があります。鼻副鼻腔炎あるいは中耳炎については、いろいろなバリエーションがあっても、ある程度対応できますが、気管支や肺、ないしはChung Strauss 症候群のような全身の疾患になると、そうではありません。
そのように、このブログを見て受診される患者さんのご期待にそえないことが、あまりにも多いので、このブログで私があたかも現在もこの病気の最先端にいるような印象を与えることは、避けなければならないという反省もあるのです。
それでも、この病気をあまりご存じない患者さんや、あるいは耳鼻咽喉科医も、まだ決して稀ではないことも知っていますので、そういう方々のお役にたてるよう、ブログは今後も続けていきます。またコメント、ご質問をいただけば、私に出来る限りのお答えをさせていただくつもりです。私自身も更に勉強して、お知らせするべき情報があれば、更新をしていきます。
私は3年前から症状がでて、1年前に別の病院で好酸球性副鼻腔炎と診断されました。
医師によっては治療方針が定まらなかったり、十分に説明(誘発する物質や症状の注意点など)がされず、先生のブログやリンクされている方の情報から多くの事を、日常生活の注意点の参考にしています。
仕事の合間に大変だとは思いますが、ブログはぜひ続けてください。先生のブログのおかげもあり、訳が解らなかった状態から、今はこの病気と付き合わなくてはいけないと受け入れる事ができました。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
始めは好酸球という言葉さえ知らずに、
なんの事か調べまくっていた所、
先生のブログに辿り着きました。
アレルギー性鼻炎がなかなか良くならない・・・と思っていた所に病名がはっきりと分かり、少しホッとした様な・・・でも長年付き合っていかなければいけないと知り、
ガッカリした様な複雑な気分です。
あまりにも情報が少ないので、
どんな事でもいいのでブログに載せてくれると有難いです!
お忙しいとは思いますが、
これからもよろしくお願いします!!
リンクを貼らせて頂いていたのですが、こちらのブログにご迷惑がかかると申し訳ないと思い、リンクを外しました。
IEのお気に入りから、こちらのブログを見にきます。
これからもよろしくお願いします。
先生の中で蓄積された知識をこうしてネット上で公開していただきましたおかげで、自分の病気について大変勉強させて頂き感謝しています。
先生のこのブログで助かっている人がおりますので、更新が頻繁に行えなくてもどうか残して頂ければと思っております。