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線路

2011-10-11 22:37:00 | インポート
 先日NHKTV番組で、
「電車の優先座席は必要か」
見たいな議論をやっていた。

 電車の優先座席?そんなものの是非を問うくらいなら、
電車の座席!全部!!取り払えば良いのではないか??

 高齢者とか、必要な人は駅員や乗務員に申し出れば、
電車に収納されている、
座席が出てくる仕掛けを搭載すればよろしい。

 そんな勝手な事を考えてたら眠れなくなった。

 眠れない時は・・・、
           頭の中に線路を想像する。

 前から前から現れる枕木と、何処までも、
何時までも続くレールの上を直走る夜行列車。

・・・・・

 夜行列車って、結構込んでる時が多かったなあ。
夜行列車で座れないと、結構きつい。

 昔、博多から鹿児島まで「開聞」とかいう夜行急行列車に乗った。
新大阪に夕方集合で、新幹線で酒盛りを始め博多に着く頃には、
みんなもう完全に出来上がっていたから、上機嫌で意気揚々と、
乗り継ぎ列車に乗り込んだものの、空いた座席が無い。

 満員という訳ではないのだが、
  1人で座席を二つも四つも使い、
   横になって眠っている人が多かった。

 「ちぇ、それならこっちが楽でいいぞ」

 H原がそう言いながらデッキに新聞紙を敷いて座り込んだので、
みんなそれに習おうとしたら
公安官が飛んで来て、そこは危険だから車内に入れと言う。

 「えへへへ、空いている席がないもので」

 H原が馴れ馴れしい口調で言い訳を始めると、
二人の公安官は眠っている人たちを起こしては、
「席を空けるように」と、声を掛けて回った。

 そしてまた、私たちに「車内に入れ」と、言った。

 そうやって他の乗客も全員座席に座ったのを見計らって、
通路を挟んだH原の隣の席に座った二人の公安官は、
H原と笑談を始め、相当盛り上がっているみたいだった。

 公安官は2人とも私たちと同じ位の歳に見え、
腰のベルトの右側に町で見掛ける警察官と同じ様な、
大きい黒い皮製ホルダーを着けていた。
 鉄道公安官もやはり拳銃を所持するのだな
と、思った。
  鉄道公安官は高松駅などでもよく見掛けたけれど、
拳銃を持っているのを見た事がなかったので、
この時は大変珍しく思った。

 やがて列車が動き出すと二人は移動して、
一番後ろの入り口の席に座っていたけれど、
随分時間がたち気が付いて見ると、居なくなっていた。
 
 鹿児島に着いた時、☆が、

「あの人たちは鹿児島の人だ」

 と、言うので、

   「そう言ったのか」

     と、聞いたら、

「いや、言葉が鹿児島のだった」

 と、☆は言った。

 今にして思うのだけど、
私たちが騒いだりトラブルを起こさないように、
見張っていたのだろうなあ。

・・・・・

   帰りは台風で飛行機が欠航になり、
    私とI村とM山は、
    臨時で出るという特急列車に乗り込んだ。
   ☆は取り敢えず空港で待ってみる、という。
   HOはこの際、宮崎大分を周って来るというので、
              鹿児島駅で三つに分かれた。

 私たち三人は臨時の特急列車で、
「息子があんた達と同じ位」
と、言うオバサンと意気投合だたりした。


photo by jh5eux from OCNフォトフレンド
RailSim2で、夜行列車(に、みえますよね^_^;・・・)

コメント
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