--■■-- --■■-- --■■-- --■■-- --■■--
在韓米軍の戦術核、再配備を検討…韓国国防相
読売新聞 11月22日(月)17時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101122-00000796-yom-int
【ソウル=竹腰雅彦】韓国の金泰栄(キムテヨン)国防相は22日、国会答弁で、北朝鮮のウラン濃縮問題に関連し、すでに撤去された米国の戦術核の韓国再配備について、「米国との協議を通じ、検討する用意がある」と述べた。
北朝鮮の新たな核開発や3度目の核実験の兆候が把握されている状況を受け、同国の動きをけん制する狙いと見られる。
韓国は盧泰愚(ノテウ)大統領が1991年、核兵器を製造、保有、配備しないとする非核化宣言を打ち出し、92年には朝鮮半島非核化に関する南北の共同宣言が発効した。これを受け、在韓米軍の戦術核は完全に撤去されたとされる。ただ、保守派などからは、北朝鮮の核開発に対抗する必要があるとして、米戦術核の再配備を求める声が出ている。
--■■-- --■■-- --■■-- --■■-- --■■--
北砲撃に青瓦台が声明「追加挑発に断固対応」
聯合ニュース 11月23日(火)18時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000047-yonh-kr
【ソウル23日聯合ニュース】青瓦台(大統領府)の洪相杓(ホン・サンピョ)弘報(公報)首席秘書官は23日、北朝鮮による黄海上の軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)に近い仁川・延坪島付近に向けた砲撃に対し、声明を発表。「わが軍はこうした挑発に交戦守則に基づき即刻対応した。追加挑発時には断固対応する」と述べた。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が主宰した外交安保閣僚会議の終了後、公式発表を行った。北朝鮮の延坪島砲撃は「韓国に対する明白な武力挑発」だと強く非難し、民間人にも無差別な砲撃を加えたことは許し難い行為だと強調した。
北朝鮮側の被害状況については未確認だとした。北朝鮮当局は今回の事態について、相応の責任を取るべきだと述べた。
--■■-- --■■-- --■■-- --■■-- --■■--
米政府、北への圧力を堅持 「悪行に見返り与えない」 追加制裁も否定せず
産経新聞 11月23日(火)18時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000540-san-int
【ワシントン=犬塚陽介】クローリー米国務次官補(広報担当)は22日の定例記者会見で、北朝鮮のウラン濃縮施設公開について「北朝鮮の宣伝行為で、悪行に見返りは与えない」と述べ、米国の政策に変更はないことを強調した。また、北の主張を見極めながら「適切な行動を取る」考えを示し、状況によっては追加制裁に踏み切る可能性も否定しなかった。
クローリー次官補は施設の一部を米科学者に公開したのは「米国に反応を起こさせ、場合によっては報酬を得る目的があったはず」と分析。問題発覚後も北朝鮮側と接触した事実はないと述べた。
また、ウラン濃縮が事実なら北朝鮮は「誤った方向に踏み出したことは明らかだ」と非難。北朝鮮が非核化を目に見える形で推進し、南北関係の改善に乗り出さない限り、対話に応じないとの従来の見解を繰り返した。
米国は北朝鮮のウラン濃縮計画を2002年ごろには認識。北朝鮮がパキスタンのカーン博士を通じて20基の遠心分離器を購入したり、ウラン濃縮に使われるアルミニウム管150トン分をロシアなどから輸入したことを突き止めていたとされる。
しかし、米国など6カ国協議の参加国は北朝鮮との対話を優先する余り、10年近くもささやかれてきた北朝鮮のウラン濃縮計画について検証せず、結果的に目を背けてきたのも事実だ。
米シンクタンク、マンスフィールド財団のゴードン・フレーク所長は「8年間も継続的に警告が発せられてきたが、時には中国やロシア、韓国政府からの抵抗を受けてきた」と指摘。
不拡散問題の専門家で対北強硬派で知られるボルトン元米国連大使も22日、FOXテレビに出演し、今回を機に稚拙な議論を「終わらせるときが来た」と語った。
--■■-- --■■-- --■■-- --■■-- --■■--
延坪島で50発以上着弾、民家にも 兵士2人死亡、住民など20人負傷
産経新聞 11月23日(火)19時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101123-00000547-san-int
【ソウル=加藤達也】韓国合同参謀本部によると、23日午後2時35分ごろ、韓国が海の軍事境界線と定める北方限界線(NLL)に近い韓国西方沖の延坪(ヨンピョン)島と周辺の黄海水域に、北朝鮮側から砲撃があり、50発以上が着弾、多数の民家が炎上した。韓国軍が応戦し南北双方で交戦となった。交戦で韓国軍兵士2人が死亡、兵士や住民20人が重軽傷を負った。韓国側は、警戒水準を最高度に引き上げ、北朝鮮に対する警戒を強めている。
現場付近の海域ではこの日午前、韓国軍が通常の射撃訓練を行っていた。韓国軍などの情報では、北朝鮮からの砲撃は1時間あまりにわたり断続的に加えられた。金泰栄国防相は、北朝鮮の砲撃は50発余りで、韓国軍の応戦は約80発だったとしている。韓国側は戦闘機を緊急出動させ、警戒水準を最高度に引き上げた。
KBSテレビは、島の数カ所から黒煙が上がる様子とともに砲撃音を伝えた。着弾地付近の山林では山火事が起き、家屋60~70軒が炎上、住民は防空壕(ごう)に逃げ込んだり、漁船で脱出したりしているという。住民に多数の死傷者が出ているとの情報もある。韓国空軍は航空機で上空から監視、偵察飛行を続けている。
この事態を受け、李明博大統領は青瓦台(大統領府)で安全保障関係閣僚会議を緊急招集し、対応策を協議、「断固対応し、状況を悪化させないため万全を期すよう」指示した。
北朝鮮側は23日午前、韓国軍の訓練に対し、「射撃を行えば黙っていない」とする内容の通知文を送っていたという。
NLL付近の海域では南北間の銃撃戦がこれまでにも起きているが、民間人が被害を受けた陸地への砲撃は1953年の朝鮮戦争休戦以降来初めて。北朝鮮は今年1月と8月にもNLL付近の海域に砲撃を加えていた。
--■■-- --■■-- --■■-- --■■-- --■■--