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ジャーナリスト黒木昭雄氏自殺に不審な影「消された可能性も」 (夕刊フジ)
2010年11月6日17時00分
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/06fujizak20101106014/
元警視庁の警察官で、ジャーナリストの黒木昭雄氏(53)=千葉県市原市=が遺体で見つかった事件。千葉県警市原署は現場の状況などから自殺と断定し、遺体は4日、荼毘に付された。だが、「岩手の未解決事件を追うなかで、何者かに消された可能性もある」との物騒な声も根強い。
黒木氏は2日午前11時10分ごろ、市原市内にある寺に停めてあったワゴン車助手席でぐったりしているのを長男に発見され、救急隊員が死亡を確認した。
車内後方には、燃えた練炭が置かれていた。市原署は早い段階で自殺と判断。司法解剖は行わず、遺体は同日遺族に引き渡された。
関係者によると、黒木氏は1日に「打ち合わせに行く」と言い残して出かけた。2日朝、黒木氏は家族に「墓参りに行く」とメールを送信。遠隔地に住む長男がたまたま仕事が休みで、寺に様子を見に行くと車を発見した。
裏金問題を現役警察官として告発した元愛媛県警巡査部長、仙波敏郎氏(現鹿児島県阿久根市副市長)は「岩手の事件ではかなり真相に迫っていた。7月に話した際、ホンボシ(真犯人)にたどり着いたと聞いた。『1人で大丈夫か?』と伝えたが、私も阿久根におるので手伝うことができなかった。私の感覚だと完全に殺されたと思う。警察は解剖すべきだった」と悔やむ。
岩手の事件とは2008年7月、岩手県川井村で当時17歳の少女が絞殺体で発見され、知人の男(30)が三陸海岸の断崖に遺留品を残し、飛び降り自殺を偽装し、逃げたとされるもの。小原勝幸 佐藤梢(17)同姓同名2人の佐藤梢が存在。
生きている方の佐藤梢の交際相手の男性が指名手配。
殺害された佐藤梢さんは、小原容疑者とは2、3回しか会っていない
黒木氏はこれまでの取材で、容疑者の男を脅迫していた別の人物を突き止めていた。指名手配犯はその人物によってすでに消され、容疑者の“身代わり”となった可能性を複数の証言や証拠をもとに指摘している。
黒木氏と親しかった交通ジャーナリストの今井亮一氏は「事件にのめり込んでいた。あそこまでやるジャーナリストはいないでしょう。今月1日は、事件の報奨金が100万円から300万円に上がった。のめり込んでいたからこそ、矢折れ力尽きたのか…。経済的に困っている様子もなく、『今度、飲みに行きましょうね』という話もしていた」と話す。
一方、元警視庁刑事の北芝健氏は「練炭自殺と見せかけることは簡単。血液を分析して睡眠薬成分などを調べるべきだった。ただ、黒木氏は生活に困窮していたとも聞いている。私も援助を考える矢先の出来事だった」とコメント。
「近い関係にあった反権力陣営や仲の良かったメディア関係者が彼の困窮を知りながら、なぜ救えなかったのか? いまはただただご冥福をお祈りするのみです」と話している。
◇
黒木氏は偶然にも、(6日既報の)警視庁に痴漢容疑の取り調べを受けた後に自殺した原田信助さん=当時(25)=の母、尚美さん(54)と同日午後4時ごろ、電話で話していた。
尚美さんは「私が(新宿駅の)現場近くで目撃者捜しを続けていたところ、駅員がその様子を写真に収めてきた。そのことを黒木さんに伝えると『駅側が構内の目撃者捜しをやめさせるため、偽計業務妨害の証拠として撮影した可能性が高い。しばらくは駅構内での活動は自粛した方が安全です』と親身にアドバイスしてくれた」と明かす。
黒木氏は、死亡する前夜も全面的なバックアップを約束していたという。それだけに「翌日に自殺するなど、到底信じられない」と尚美さんは驚きを隠さない。
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変死警察ジャーナリストに何があったのか 追及していた女性殺害事件との関連性は (J-CAST)
2010年11月4日21時1分
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20101104jcast2010279998/
自家用車の中で変死した警察ジャーナリストの黒木昭雄さん(52)が、家族などに遺書を残していたことが分かった。亡くなる直前まで、岩手17歳女性殺害事件の真犯人を追及していた黒木さんに、何があったのか。
「税金が警察の犯罪隠しに使われています」
岩手県警の捜査失態を追及の最中に
黒木昭雄さんはツイッターで、変死が見つかる前日の2010年11月1日も、精力的に情報を発信していた。テーマは、岩手県内で08年7月1日に無職少女(17)が他殺体で見つかった事件を巡る疑惑についてだ。黒木さんはこれまで、週刊朝日などで、岩手県警が指名手配した容疑者とは別に真犯人がおり、警察は捜査の失態を隠していると批判し続けていた。
今回のツイッターでは、容疑者の懸賞金が100万円から300万円に増額されたと指摘し、警察庁が岩手県警から依頼されたことを隠していると訴えた。これまでの主張からみると、県警が捜査を続けているとの見せかけを作ろうとしたと言いたいらしい。
さらに、黒木さんはブログでも、ツイッターと同日に、同様な訴えを載せた。そして、10月1日付ブログで、県警や警察庁などの重要部分の記事が狙い撃ちされたように削除され、その復元を進めていることを明かし、11月1日も復元記事の一部を紹介している。
その精力的な情報発信ぶりに、ネット上では、黒木さんがとても自殺したとは思えないと疑問の声が渦巻いている。練炭自殺を装った殺人事件があっただけに、2ちゃんねるでは、死の真相を巡って次々にスレッドが立っているほどだ。
千葉県警市原署によると、黒木さんが自宅に近い同県内の寺院駐車場にとめた自家用車の助手席で座ったままぐったりしていると、家族から11月2日昼近くに119番通報があった。練炭は車内後方で見つかったという。同署の副署長は、取材に対し、検死をしたものの、「事件性はない」として司法解剖はしないことを明らかにした。遺書の有無については、遺族感情を配慮して言えないとしている。
事件の取材巡って精神的な重荷?
岩手の殺害事件では、容疑者とされた男性の父親が、息子は事件当日にアリバイがあり、手に大けがをしていて首を絞めることはできない、などと主張。国や県などに対し、指名手配の差し止めや損害賠償を求める訴訟を2010年6月30日に盛岡地裁に起こしている。
父親の代理人をしている清水勉弁護士は、取材に対し、黒木昭雄さんから死の直前にメールなどで遺書が送られてきたことを明らかにした。家族にも、遺書とみられるメールを送っていた。こうしたことから、清水弁護士は、黒木さんが自殺したのではないかとみている。
家族が黒木さんを見つけたのも、自殺の危険を知って探していたためらしい。亡くなっているのが見つかった寺院の敷地内には、同じ警察官だった父親が眠っている墓があった。
清水弁護士は、近く黒木さんの遺族と話し合いの機会を持つという。
関係者によると、黒木さんは、ジャーナリストとして、岩手の事件を巡る仕事上の悩みを抱えていたという。しかし、何が精神的な重荷になっていたのか、真相はまだナゾのままだ。
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岩手の17歳少女殺害事件 知人の男の逮捕状請求
2008.7.29 12:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080729/crm0807291248014-n1.htm
宮城県栗原市の無職、佐藤梢さん(17)が岩手県川井村の沢で他殺体で見つかった殺人、死体遺棄事件で、宮古署捜査本部は29日午前、事件関与の疑いが強まったとして殺人容疑で岩手県田野畑村出身の知人の男(28)の逮捕状を請求した。捜査本部は全国に指名手配することも視野に男の行方を追っている。
捜査本部によると、佐藤さん周辺の聞き込みなどからこの男が浮上。男は同村内の「鵜の巣断崖」に梢さんと写った写真が入った財布や靴を残したまま、行方が分からなくなっている。
調べでは、佐藤さんは発見現場近くで首を絞められ瀕死(ひんし)の状態になって間もなく、現場の沢に架かった橋から突き落とされた可能性が高いことなどが分かっている。
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小原勝幸30 指名手配の停止を求め日弁連に人権救済
岩手 小沢
岩手少女殺害事件