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死傷の両親、命懸けで2児守る＝ナイフ襲撃現場は1カ所―グアム殺傷事件
時事通信 2月14日(木)18時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000129-jij-n_ame
【グアム時事】米自治領グアム島の繁華街で起きた無差別殺傷事件で、現地警察当局は14日、杉山利恵さん（28）と夫ユウスケさん（漢字、年齢不詳）が身をていしてそれぞれ8カ月の赤ん坊と3歳の娘の2人をチャド・ライアン・デソト容疑者（21）から守っていたと明らかにした。利恵さんはナイフで刺されて死亡。ユウスケさんも刺されて負傷した。
警察当局はまた、「周辺の防犯カメラを解析した結果、デソト容疑者がナイフを使って歩行者を襲撃した現場は1カ所だけだったと判明した」と説明、当初襲撃現場が2カ所としていた事実関係を訂正した資料を裁判所に提出したことを明らかにした。
新たな資料によると、警察への第一報は12日午後10時22分ごろ。乗用車が歩行者をはねて逃走しているとの内容だった。後にデソト容疑者の運転と判明した車は、グアム島の繁華街タモン地区にある娯楽施設「サンドキャッスル」前から歩道を暴走。ベビーカーに乗っていた杉山さんの8カ月の子供を含む計6人をはねた。
同23分ごろには、車がコンビニエンスストアの壁に激突したとの新たな通報が入る。デソト容疑者はこの後、車から降りて持っていたナイフで上原和子さん（81）を2回刺すとともに、8カ月の子供をかばった杉山さんを約5回にわたって刺して2人を殺害。ユウスケさんは3歳の娘を守り、デソト容疑者に刺されて負傷した。子供2人もこのときナイフによってけがをしたという。
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無差別殺傷 容疑者の映像制作仲間が声明
日本テレビ系（NNN） 2月14日(木)22時22分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20130214-00000051-nnn-int
アメリカ領・グアム島の繁華街で１２日、観光客らが襲われ、日本人３人の犠牲者が出た無差別殺傷事件で、殺人などの疑いで逮捕されたチャド・ライアン・デソト容疑者（２１）と一緒に映像制作を行っていたグループが声明を出した。
映像グループは交流サイト「フェイスブック」に声明を出し、「デソト容疑者は寛大、親切で、才能あふれる人でした」としながらも、「彼の行為は美しい島の印象を大きく傷つけた」と非難、犠牲者らに哀悼の意を示した。
また、デソト容疑者の高校の同級生は「（デソト容疑者には）家族の悩みがあった。それで気持ちが沈んでいることがあった」と話した。
一方、デソト容疑者を友人と共に取り押さえた人は、当時の状況について、「僕の友達があいつを押さえつけていた。（『どうしてこんなことするんだ』と聞いたら、デソト容疑者は）『Ｔｈｅｙ ｍａｋｅ ｍｅ ｄｏ ｉｔ（彼らが僕にやらせたんだ）』と言った。友達は『誰だ、誰がやらせたんだ』と聞いていた」と証言した。
事件を目撃した人によると、デソト容疑者は犯行時、異常に興奮した状態に見えたという。警察は今後、精神鑑定も行い、責任能力についても問う方針。
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３歳の子かばった母、犠牲に…結婚式で滞在中
読売新聞 2月14日(木)9時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000265-yom-soci
「結婚式をあんなに楽しみにしていたのに」。米領グアム島の繁華街で１２日夜に起きた無差別殺傷事件で、死亡が確認された日本人２人は、親族の結婚式のために現地を訪れていた。
日本で待っていた親族らは、突然襲った惨劇に声を震わせた。事件を目撃し、１３日に成田空港に戻った日本人観光客は「無我夢中で逃げた」などと、こわばった表情で語った。
被害者が運び込まれた病院で通訳として支援にあたったグアム在住の峰岸睦子さん（７２）が、亡くなった栃木県栃木市の杉山利恵さん（２８）の親族から聞いた話によると、杉山さんは弟の結婚式のため、親族ら約２０人とグアムを訪れていた。
事件が起きた１２日は皆で夕食を終えた後、親族が現場のコンビニ店「ＡＢＣストア」で買い物をする間、杉山さんと夫が子ども２人を抱いて店の外で待っていた時に、いきなり車が突っ込んできたという。
米国籍のチャド・デソト容疑者（２１）は車を出ると、近くにいた杉山さん一家に刃物で襲いかかった。
８か月の乳児を抱いた夫と、３歳の子どもを抱いた杉山さんが、子どもたちをかばうようにしていたが、犯人が刺し続けた。子ども２人も頬などに傷を受け、３歳の子どもは手術を受けたという。
杉山さんの夫は憔悴(しょうすい)した様子で、結婚式を予定していた弟らは「絶対に許せない」と憤っていたという。峰岸さんは「お母さんは子どもをかばったのだろう。日本人観光客で成り立っているこの島で、こんなことが起きるなんて許せない」と話した。
杉山さんの祖母で、亡くなった栃木市の上原和子さん（８１）の弟禎三郎さん（７２）によると、１２日夜、グアムに同行した和子さんの三男から電話で、和子さんと杉山さんが刺されて重体だと伝えられた。禎三郎さんは「信じられなかった。結婚式をあんなに楽しみにしていたのに」と言葉を失った。(グアム＝井上陽子)
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51歳邦人男性も死亡＝グアム殺傷事件
時事通信 2月14日(木)12時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000077-jij-asia&pos=5
【ハガニャ時事】グアムの病院当局は14日、無差別殺傷事件で入院していた51歳の日本人男性が死亡したと明らかにした。死者は3人になった。外務省によると、亡くなったのは横田仁志さん。
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「のどかな島、考えられない」＝グアム殺傷事件－７割が日本人、年間９３万人訪問
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201302/2013021300640&rel=y&g=int
グアム島で日本人多数が巻き込まれた殺傷事件は、東京都内にあるグアム政府観光局日本事務所にも衝撃を与えた。同事務所に２２年勤める渉外担当の久道叔子さん（５１）は、「（東京の）秋葉原の通り魔事件のようなことが起きるとは考えられないのどかな島。現地の人が一番驚いているのでは」と不安そうな面持ちで語った。
事務所によると、昨年１年間に訪れた観光客１３１万人のうち、７割に当たる約９３万人が日本人。２月は乾期に入るため湿度が低く、ベストシーズンで、例年、同月後半から卒業旅行が増えるという。久道さんは「東日本大震災などの影響で約８２万人まで落ち込んだ日本人観光客がようやく戻りつつあっただけに残念」と顔を曇らせた。
グアムへは札幌、仙台、新潟、名古屋、福岡など９都市からの直行便が飛び、飛行時間も約３時間半と近いことから、ウエディングにも人気のスポットという。事務所は直行便のある９都市で、ミス・グアムによる知事表敬や旅行会社と連携したイベント開催に加え、グアム伝統の踊り「チャモロダンス」を街頭で披露するなど、観光客誘致に力を入れてきた。（2013/02/13-16:02）
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グアム通り魔事件 日本人死者３人に 住民ら収まらぬ動揺
産経新聞 2月14日(木)15時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000554-san-soci&pos=3
事件現場を訪れた日本人観光客の僧侶（右）らの家族が手を合わせお経を唱えた＝１４日午前、グアム（大橋純人撮影）（写真：産経新聞）
【グアム＝宝田良平】米領グアムの無差別殺傷事件で、日本外務省は１４日、重体となっていた横田仁志さん（５１）が死亡したと明らかにした。外務省によると、事件での日本人の死者は３人、負傷者は１０人となった。事件で逮捕されたチャド・ライアン・デソト容疑者（２１）の犯行には薬物の影響も指摘されているが、現場は犯罪の少ないグアムの中でも「最高に治安がいい場所」とされ、発生から二晩が過ぎても「いまだに信じられない」と地元住民や現地邦人の動揺は収まっていない。
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◆常夏の楽園で「かつてない凶悪犯罪」
バレンタインデーの１４日を迎えたグアム中心街のタモン地区。観光客の流れは普段と変わらず、学生旅行の日本人や旧正月のバカンスを楽しむ中国人らが免税店や高級ブランドの路面店を行き交った。
デソト容疑者の車が突っ込んだ「ＡＢＣストア」も通常営業。粉々になったガラスもすでに修理されていた。縁石に刻まれた車のすり傷、現場に手向けられた花束や哀悼のメッセージが惨劇の爪痕を伝えているが、表面上はリゾート地の活気が戻りつつある。
だが、現地住民が口々に「かつてない凶悪犯罪」と言うように、常夏の楽園というイメージを暗転させた事件の衝撃は大きい。警察官の巡回密度も高く、治安レベルが最高度の地区が凶行の舞台になったことも動揺に拍車をかけている。
タクシー運転手のジェラルド・ドリザさん（３４）は「平日は観光客しかいない、本当にセーフティーな場所なんだ。今も信じられない。とにかく悲し過ぎるよ」と天を仰いだ。
ホテルスタッフのルース・バルロンさん（５０）も「ほんの小さい子供まで襲われたと聞いた。グアムの住民を代表して、おわびしたい気持ちよ」と目に涙を浮かべた。
グアム政府観光局によると、昨年グアムを訪れた観光客約１３０万８千人のうち、日本人はその７割にあたる約９２万９千人だ。現地邦人が「日本よりも治安がいい」と太鼓判を押す安心感も人気の背景にあった。
負傷者が搬送されたグアム・メモリアル病院では、政府観光局から要請を受けた日本人会が通訳などの患者サポートにあたった。グアム在住１０年という同会メンバーの男性会社員（６３）は「患者の中には、事件のショックで寝込んでいる高齢の女性もいた」とやり切れない表情を浮かべ、「グアムは日本人観光客で成り立っているのに」と今後の影響を案じていた。
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「中国領土、釣魚台」アピール――記念米ドル紙幣発行
週刊金曜日編集部
フォローする662013年02月13日 11:58
http://blogos.com/article/56106/
米国造幣局が日中間で問題となっている尖閣諸島を「中国領土」と認定!?
昨年八月一五日に尖閣諸島魚釣島に上陸した香港の民間団体・保釣行動委員会はこのほど、「中国領土、釣魚台」をデザインした記念米ドル紙幣を発行した。模造品ではなく、米造幣当局が公認したもので、切り離せば紙幣として使用できる。限定一万セットの印刷を手がけたのも米国の造幣局である。
１米ドル紙幣の中央部に五星紅旗（中国国旗）を立てた魚釣島の島影をカラー刷りでデザインしたもの。四枚連結で印刷されており、通し番号もすべて別の番号が打たれている。
Ｂ４判よりやや小さい横二つ折りの紙ケースに封入され、表紙には五星紅旗を立てた尖閣諸島の島影の絵柄、下に香港保釣行動委員会の署名、中を開くと左側には影絵風に中国地図をデザインし、記念紙幣の由緒書きを記したカードを挿入。右側に記念米１ドル紙幣連結四枚分を封入した。裏表紙下部には、記念紙幣の制作にかかわった美国（米国のこと）銭幣総公司、香港保釣行動委員会、美中人材交流基金会の連書が印刷されている。
保釣行動委員会では、昨夏、魚釣島に接岸した啓豊２号が日本の海上保安庁の船舶に挟まれた際に損傷を受けており、現在、修理に出されている。記念紙幣はその多額の修理費用を賄うために考案された。保釣運動に心を寄せる全世界の華僑華人や支援者向けに頒布。併せて寄付を募る作戦だ。記念紙幣には、早くもプレミアが付いているという。
（和仁廉夫・ジャーナリスト、１月25日号）
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