バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ストレスと子供達…2013

2013-09-15 07:33:43 | やっぱりミニバス!
平成25年9月15日 日曜日

「ストレスと子供達…2013」
(教員免許更新講習から)


ストレスに対する反応は、“逃避”か“闘争”のいずれかであるといいます。

逃避…現実逃避、登校拒否、引きこもり、身体的反応(頭痛、腹痛など)

闘争…目標に向けて乗り越える壁への挑戦、立ち向かおうとする意欲と行動


ストレスは人生の中で避けて通れないものです。

積極的に捉えれば、ストレスによって前向きに活動する場合もあり、このストレスはプラスの良いストレスといえます。

逆に、ストレスという圧迫によって追い込まれ、逃避して自殺まで至るものは、マイナスの負の悪いストレスといえる。

ただし、同じストレスでも本人の受け取り方によって、プラスの良いストレスになるもの、逆にマイナスの悪いストレスになるのでしょう。

それは本人の“心”のあり様が大きく影響するのだと思います。

この心は、持って生まれたものもありますが、第三者が育てることもできるものでもあると言います。

第三者が教え育てる…これはまさに家庭や学校や地域活動による教育なのでしょう。

ストレスに対する反応の仕方を学ぶことは、教育に携わる大人にとって重要なことです。

なぜなら、子供が子供時代に感じた負のストレスは、その後の人生においても身体的以上に心理的なものとして心に刻まれ、豊かで幸福感ある人生を送る上で大きな影響を及ぼすことは間違いないからです。

ではどのようにストレスに対処するべきか?

まず子供によって感じるストレスが良いものか、悪いものかを判断することです。

たとえば、学習目標を一律に高く掲げ過ぎていないか?

ある子にとっては、向かっていける目標であっても、ある子にとっては、意欲を無くす高すぎる目標になっているのかもしれない。

ストレスをプラスに作用させる工夫を、教える者は考え実行することでしょう。

また明らかに負のストレスであるのが…“イジメ”です。

教育に携わるものは、イジメをなくすことを考え実行するとともに、

子供達に、イジメられても立ち向かう強さを持つように導くことも意義あることかもしれません。

問題は、教える者が、子供達自身の社会に介入し過ぎても、イジメは過激化するかもしれないのです。

子供達自身に、子供達の立場で負のストレスを起こさない…負のストレスを起こすことの理不尽さを理解させること

ただしそれは、大人達が見守るように関与しながら、子供達自身が解決していったものと捉えることができるような導きであることが大切なことです。

しかしそれはとても難しいことです。

それでも教育者は、それに取り組んでいかなければならないのは間違いありません。