hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

国民の無知

2010-10-30 18:05:58 | 日記
 事業仕分けに注目が集まっていますが、評価はまちまちです。 特別会計の中身が見えて来ただけでも、民主党の手柄のように言う人も多いのですが、政財界が張り巡らせてきたカラクリについては20年以上前から、指摘されてきた周知の事実だったのです。 埋蔵金の話に輪をかけたように埋蔵借金の話題が吹き出てきていますが、これも官僚と財界のツケなのです。
 国鉄が民営化された時も、20兆円の負債が清算事業団に移管されました。 財界が食い潰したツケですよ。 最終的にどう処理されたかをご存知の人は少ないでしょうが、数年前に税金で清算されました。 
 今、特別会計や天下り機構で何がなされているかと言えば、この埋蔵金隠しと埋蔵借金造りです。 どちらも政財界や官僚の美味しい餌なのです。 事業仕分けは、この中の氷山の一角でしかありません。 場合によっては、より巧みに合法化して搾取出来る仕組みに変えようとしているという企みが、根底にあるようにも見えます。
 官僚の持つ権力が膨大になり過ぎて、改革さえ容易ではない時代です。 折角、政権交代しても、このままでは民主党には、とてもその力は無いようです。
 民主主義に目覚め、数々の苦難を乗り越えて辿り着いた先が、この状況では私達のロマンは何処へ行ってしまったのでしょう? 曲がりなりにも福祉国家が成り立っているヨーロッパに比べて、未熟のままに腐り切ってしまう日本です。
 日本国民は、もっともっと自分たちの愚かさに気づいて、自己責任の基に本当の民主主義国家を目指すべきです。
   もう遅いかも知れません!!
簡単に官僚や財界に丸め込まれる菅総理には政治も社会も変える事は出来ません!