![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/51/0a290edc2d4eda938a5ec259909e16f5.jpg)
<お出かけ先>国立劇場(10月歌舞伎公演「元禄忠臣蔵」)
<着物>濃紺の鮫小紋
<帯>若松の柄の織り名古屋帯
<帯揚げ>白地に赤の飛び絞り
<帯締め>ピンク色の冠組(ゆるぎ)
![若松の柄の織り名古屋帯](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c0/939974256e62c5ab57dace4891b53629.jpg)
↑デジカメを忘れて携帯電話のカメラで撮ったので、ピンボケで申し訳ありません……(しかも、長時間椅子に座った後で撮ったので、背もたれジワがついています……)。
東京・三宅坂にある国立劇場では、今月から12月までの3か月間、「元禄忠臣蔵」という歌舞伎が上演されます。
国立劇場開場40周年を記念した特別企画で、3か月かけて「元禄忠臣蔵」を通し上演するというものです。
主役の大石内蔵助を、10月は中村吉右衛門丈、11月は坂田藤十郎丈、12月は松本幸四郎丈がリレーで演じるのも、大きな話題となっています。
これは通しで観るしかない! というわけでさっそく、3か月連続公演の第1弾となる10月公演を観てまいりました。
10月は、浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつける「江戸城内松の御廊下」の場から、浅野内匠頭の切腹によりお家取りつぶしとなり、城を明け渡して内蔵助が赤穂城を出て行く「赤穂城外往還」の場までが上演されます。
前日の晩になっても着物のコーディネートに悩んでいたのですが、思いきって先延ばしにするのが得意な(笑)私は、「まあいいや、明日起きてから考えよう」と、そのまま寝てしまいました(単に眠気に勝てなかっただけという話もあり……笑)。
そして翌朝。起きたとたんに思いつきました。
江戸城内での刃傷といえば「松の廊下」、中村吉右衛門丈のペンネームは「松貫四」……そうだ、松の柄の織り名古屋帯にしよう!
手持ちの着物や帯のなかで少しでも演目や役者さんと縁のあるものを、と考えるとこれしかなかった、というだけなのですが……(なので、かなり「こじつけ」っぽいです……笑)。
帯が決まれば着物はすぐ決まり、帯の地色のピンクが引き立つよう濃紺の鮫小紋にしました。
「元禄忠臣蔵」は、新派や新国劇などの脚本を書いていた真山青果(まやませいか)氏によって作られた、昭和初期の新歌舞伎です。
そのせいかもしれませんが、何と言うか……歌舞伎ではなく新派のお芝居を観ている感じがしました……。
私は決して新派が嫌いなわけではありません。むしろ好きなほうです。でも、「新派のような歌舞伎」となると……うーむ、微妙です……。
「歌舞伎役者が演じればすべて歌舞伎になる」というわけではないんじゃないかと、個人的には思うのですが……。うーむ。
そんななか、とても印象に残ったのが中村梅玉丈と中村歌昇丈のお二人でした。
お二人は、不思議と「歌舞伎の間(ま)」になっていた感じがします。さすがです。
でも、台詞がわかりやすいお芝居なので、時代劇映画を観る感覚で観られるんじゃないかなあ……と思います。
当時の武士の作法や心構えなども細かく描かれているので、勉強になりました。
<着物>濃紺の鮫小紋
<帯>若松の柄の織り名古屋帯
<帯揚げ>白地に赤の飛び絞り
<帯締め>ピンク色の冠組(ゆるぎ)
![若松の柄の織り名古屋帯](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c0/939974256e62c5ab57dace4891b53629.jpg)
↑デジカメを忘れて携帯電話のカメラで撮ったので、ピンボケで申し訳ありません……(しかも、長時間椅子に座った後で撮ったので、背もたれジワがついています……)。
東京・三宅坂にある国立劇場では、今月から12月までの3か月間、「元禄忠臣蔵」という歌舞伎が上演されます。
国立劇場開場40周年を記念した特別企画で、3か月かけて「元禄忠臣蔵」を通し上演するというものです。
主役の大石内蔵助を、10月は中村吉右衛門丈、11月は坂田藤十郎丈、12月は松本幸四郎丈がリレーで演じるのも、大きな話題となっています。
これは通しで観るしかない! というわけでさっそく、3か月連続公演の第1弾となる10月公演を観てまいりました。
10月は、浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつける「江戸城内松の御廊下」の場から、浅野内匠頭の切腹によりお家取りつぶしとなり、城を明け渡して内蔵助が赤穂城を出て行く「赤穂城外往還」の場までが上演されます。
前日の晩になっても着物のコーディネートに悩んでいたのですが、思いきって先延ばしにするのが得意な(笑)私は、「まあいいや、明日起きてから考えよう」と、そのまま寝てしまいました(単に眠気に勝てなかっただけという話もあり……笑)。
そして翌朝。起きたとたんに思いつきました。
江戸城内での刃傷といえば「松の廊下」、中村吉右衛門丈のペンネームは「松貫四」……そうだ、松の柄の織り名古屋帯にしよう!
手持ちの着物や帯のなかで少しでも演目や役者さんと縁のあるものを、と考えるとこれしかなかった、というだけなのですが……(なので、かなり「こじつけ」っぽいです……笑)。
帯が決まれば着物はすぐ決まり、帯の地色のピンクが引き立つよう濃紺の鮫小紋にしました。
「元禄忠臣蔵」は、新派や新国劇などの脚本を書いていた真山青果(まやませいか)氏によって作られた、昭和初期の新歌舞伎です。
そのせいかもしれませんが、何と言うか……歌舞伎ではなく新派のお芝居を観ている感じがしました……。
私は決して新派が嫌いなわけではありません。むしろ好きなほうです。でも、「新派のような歌舞伎」となると……うーむ、微妙です……。
「歌舞伎役者が演じればすべて歌舞伎になる」というわけではないんじゃないかと、個人的には思うのですが……。うーむ。
そんななか、とても印象に残ったのが中村梅玉丈と中村歌昇丈のお二人でした。
お二人は、不思議と「歌舞伎の間(ま)」になっていた感じがします。さすがです。
でも、台詞がわかりやすいお芝居なので、時代劇映画を観る感覚で観られるんじゃないかなあ……と思います。
当時の武士の作法や心構えなども細かく描かれているので、勉強になりました。
行かれたのですね~
私は10-11月と予定びっしりで、国立は諦めました。(日にちよりお金が続きません)
この場合は12月だけってわけには…
All or Nothingになってしまいますね、どうしても。
役者さんに因んだ着物を選ばれる実践具体例を見せていただきました。
早速参考になりましたが、コーディネートするにはそれなりに選べる着物と帯がなくては。。。
私にはまだまだ遠い道のりです~~。
芸術の秋だけあって、目玉公演がたくさんあって本当に頭を悩ませてしまいますね……。
私は、またボーナスを芝居につぎこんでしまうハメになりそうです……(汗汗汗)。
今回は偶然にもこの帯が活躍してくれたのですが、普段は演目や役者さんにちなんだ柄はなかなか……
でも、着物を着て行くだけで観劇の楽しさがいっそう増す感じがしますよね
有難うございます♪
今日、思いがけなくこんな図柄の帯を
(かまわぬ)かまはそう草を刈る鎌の絵、わは〇、ぬは平仮名で、そしてその袋帯は昼夜になっていて、どちらからでも締められて反対側の図柄は(よきこときく)よきは斧を小さくしたような、ことは琴柱、きくは菊が・・・・こんな帯を締めての歌舞伎見物っておしゃれですね。
ところで(かまわぬ)って仁左ェ門さんのお衣装ですか?
「鎌○ぬ(かまわぬ)」は、江戸末期の役者、7代目市川團十郎が取り入れたことによって広まったと言われています。
なので、今も成田屋さん(市川團十郎家)にゆかりの柄とされている感じです(そのほか、成田屋さんにちなんだ柄としては「三枡(みます)」や「牡丹」があります)。
「斧琴菊(よきこときく)」は、やはり江戸時代の役者である3代目尾上菊五郎が広めた柄で、音羽屋さん(尾上菊五郎家)にゆかりの柄となっています。
でも、「鎌○ぬ」も「斧琴菊」も、今では浴衣や手ぬぐいの柄としてもすっかり定着していますので、團十郎さんや菊五郎さんにこだわらずにお召しになれると思いますよ。
「鎌○ぬ」と「斧琴菊」の昼夜帯、素敵ですねー!
仁左衛門さんにゆかりの柄としては、松嶋屋(片岡仁左衛門家)の紋にちなんだ「いちょう」が有名です。
仁左衛門さんが出演されるときに、いちょうの柄の着物や帯をお召しの方を見かけると、松嶋屋さんのファンなんだなあ……とついつい考えてしまいます(笑)。
今回の「元禄忠臣蔵」で主演されている中村吉右衛門丈の紋は「揚羽蝶」なので、本当は蝶をあしらったものを着て行きたかったのですが、ちょうどよいものがなかったので、吉右衛門丈のペンネームにちなんだ松の柄にして、変化球でごまかしてしまいました(笑)。
役者さんにやその日の演目にちなんだ柄を思い浮かべながら着て行くものを考える時間は、遠足の準備をしているときみたいにワクワクします(笑)。
私はとんと・・・
今度、顔見世興行の折、そう言う観点から着物姿をみるって云うも一案ですね(でもそれまでに、少しはお勉強しなくちゃネ)