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<お出かけ先>シネスイッチ銀座(映画「そうかもしれない」)
<着物>柿色とベージュの縞柄のタイシルク紬
<帯>黒地に「やたら縞」の博多帯
<帯揚げ>クリーム色のちりめん(花の丸の刺繍入り)
<帯締め>濃赤と辛子色の組紐
昨年このブログでも少しふれた桂春團治師匠主演の映画「そうかもしれない」が、今秋ついに劇場公開されました。
春團治師匠が演じるのは、ベストセラー作家ではないけれど地道に執筆活動を続けてきた文筆家。
その妻を演じるのは雪村いづみさん。
50年間ともに連れ添い、つつましくも幸せな日々を送ってきた夫婦。しかしある時、妻に認知症の症状が現れます。
しだいに症状が進行していく妻を、夫は献身的に支えます。しかし夫の体も、がんに蝕まれていました。
認知症が進行した妻は特別養護老人ホームに入り、夫はがんの治療のため入院します。長年連れ添ってきた夫婦が、人生の最期を別々に過ごさなければならなくなり……。
高齢社会となった日本において、これから切実となってくる問題です。
非常に重いテーマですが、悲壮感に包まれることなく淡々と、しかし丁寧に描写されており、それが却って胸を打ちました。
いろいろと考えさせられる映画でした。
春團治師匠の飾らない演技が、この作品のテーマをより身近なものに感じさせてくれたように思います。
なんと柳家小三治師匠も、花屋の主人役でちょっとだけ出演されていました。高座の雰囲気そのままの自然な演技でした。「お持ちくださいましな(=どうぞ持って行ってください)」など、台詞も高座と同じようにちゃんと江戸弁になってました……(笑)。
観客層も落ち着いてそうだし、せっかく銀座まで行くのだし……ということで、着物で出かけました。
映画なので、リラックスして見られるように紬+博多帯にしました。
着物は、タイシルクで織られた、柿色とベージュの縞模様の紬です。大島のような光沢がありますが大島と違って「絹なり」がしないので、静かな場所でも安心です。
帯の柄は「やたら縞」。さまざまな間隔でたくさんの縞がならんでいる=やたらとならんでいることからその名がきています。
博多帯ですが、独鈷柄の「献上帯」とはまた雰囲気が異なります。
でも、博多帯独特の締めやすさは変わりません。しっかり締まるうえにお太鼓も軽くて楽なのが、博多帯の魅力です。
<着物>柿色とベージュの縞柄のタイシルク紬
<帯>黒地に「やたら縞」の博多帯
<帯揚げ>クリーム色のちりめん(花の丸の刺繍入り)
<帯締め>濃赤と辛子色の組紐
昨年このブログでも少しふれた桂春團治師匠主演の映画「そうかもしれない」が、今秋ついに劇場公開されました。
春團治師匠が演じるのは、ベストセラー作家ではないけれど地道に執筆活動を続けてきた文筆家。
その妻を演じるのは雪村いづみさん。
50年間ともに連れ添い、つつましくも幸せな日々を送ってきた夫婦。しかしある時、妻に認知症の症状が現れます。
しだいに症状が進行していく妻を、夫は献身的に支えます。しかし夫の体も、がんに蝕まれていました。
認知症が進行した妻は特別養護老人ホームに入り、夫はがんの治療のため入院します。長年連れ添ってきた夫婦が、人生の最期を別々に過ごさなければならなくなり……。
高齢社会となった日本において、これから切実となってくる問題です。
非常に重いテーマですが、悲壮感に包まれることなく淡々と、しかし丁寧に描写されており、それが却って胸を打ちました。
いろいろと考えさせられる映画でした。
春團治師匠の飾らない演技が、この作品のテーマをより身近なものに感じさせてくれたように思います。
なんと柳家小三治師匠も、花屋の主人役でちょっとだけ出演されていました。高座の雰囲気そのままの自然な演技でした。「お持ちくださいましな(=どうぞ持って行ってください)」など、台詞も高座と同じようにちゃんと江戸弁になってました……(笑)。
観客層も落ち着いてそうだし、せっかく銀座まで行くのだし……ということで、着物で出かけました。
映画なので、リラックスして見られるように紬+博多帯にしました。
着物は、タイシルクで織られた、柿色とベージュの縞模様の紬です。大島のような光沢がありますが大島と違って「絹なり」がしないので、静かな場所でも安心です。
帯の柄は「やたら縞」。さまざまな間隔でたくさんの縞がならんでいる=やたらとならんでいることからその名がきています。
博多帯ですが、独鈷柄の「献上帯」とはまた雰囲気が異なります。
でも、博多帯独特の締めやすさは変わりません。しっかり締まるうえにお太鼓も軽くて楽なのが、博多帯の魅力です。
「そうかもしれない」は今秋、観たい映画の一つです。
春團治師匠の落語は逸品ものですね、その語り口に、男はんの色気を感じさせます。
昨日、私は友人のお花の会に、ワインカラーからグレイにと暈したお召しの着物に天目染めの生地に刺繍の帯(牛若丸と弁慶の五条大橋の合戦をデホルメ、ちなみにお腹は槍と扇に笛)で参りました、80周年と言う事で多くのお着物のお方がいらっしゃいましたが・・・・
私が眼の止めるようなお方は・・・・
そのてん、ake 様を介して、こうしてお知り合いとなりました皆様方のお着物のグレードの高き事、それぞれのお着物や帯を見ているだけでも、大変楽しゅうございます、
これからも色々ご披露お願いいたします。
「そうかもしれない」すばらしい作品でした。ぜひ!
春團治師匠は、いくつになられても本当に素敵ですね。
お花の会でのお着物、素晴らしいですねー!
秋らしいお色のお着物におしゃれなモチーフの刺繍の帯……お姿を想像するだけでワクワクしてしまいます。
義経や弁慶が登場するお芝居をごらんになるときにも活躍しそうな、とても素敵な帯ですね。帯の胴部分の柄もおしゃれで!
こんな素敵なお着物姿の方をお見かけしたら、きっと見とれてしまいそうです
光沢の素晴らしさが写真を通じても伝わってきます。大島とも、黄八丈とも違う・・・。
不勉強で恐縮ですが、タイシルク紬とは、着物用に織られた反物なのですか?
呉服屋さんで一度見てみたいです。
帯とのコーデもバッチリで、粋で、みんなが思わず振り返りそうな着姿ですね。憧れます。
かつてこの小学校には観世家の屋敷があり(今も町名は観世町)と言うことで、東京都の「観世文庫」が能を公演、くしくも演目は「橋弁慶」との事、惜しくも、この公演の事を存じませんでしたので、観る事出来ず・・・残念!
絵美さまにお褒めの言葉をいただけて、本当に光栄です!
実はこの着物、なんとインターネットショッピングでゲットしたのです
博多の帯も、以前インターネットで購入したものなのです
インターネットで着物が売られるって、最初はびっくりしましたが、ショップをちゃんと選ぶと、きちんとしたものがお得に手に入って便利ですね(デパートで売られている着尺や帯反物とまったく同じものが、半額くらいで売られていることもあります……インターネットの場合、中間の問屋さんが入らないので安くなる場合が多いようです。着物の「定価」は「あってないようなもの」と言いますので難しいですよね……)
この着物は、タイシルクの糸を使って織られた紬着尺で仕立てているみたいですが、タイシルクの布地で着物を作っておられる方もいらっしゃるようです。
タイシルクの布地を使った場合だと、エスニックな雰囲気のある着物も作れて面白いかもしれませんね
タイシルクの糸は「節」がかなり多いのですが、それもまた素朴な雰囲気で、結構気に入っています
塩瀬などの染め帯を合わせるとまた違った雰囲気になり、いろいろなコーデを楽しめそうです
学校でお能の公演、素晴らしい試みですね
地域に密着した古典芸能の公演で、より多くの方に古典芸能に親しんでいただけるのは、ほんとに素敵なことですね
近年、お能の公演に若い観客の方も増え、公演も以前に比べて増えているようです。
そうやって少しずつ広がっていくといいですよねー
そういえば、タイシルクの糸で織られた紬着尺って、店頭であまり見かけない気がしますよね(単に私が見てないだけかも……汗)。
節が多いからお客さんの好みがわかれてしまうからなのか、はたまた、そもそも作られている数が少ないのか……謎です。
呉服屋さんでお話を聞かれる機会がありましたら、ぜひ教えてくださいまし
行けたら行ってみます。
高齢のご夫婦って、若い頃の夫婦愛とは、また違った夫婦愛が必要なんでしょうね。
大手映画会社の配給ではないので、上映館や上映期間も限られているようなのですが、お時間があればぜひ
子どもと離れて老夫婦二人だけで生活しているご世帯はこれから増えていくでしょうし、かといってまだまだ福祉も充実しているとは言い切れないし……親元を遠く離れて暮らしている身にとってもいろいろな面で考えさせられる作品でした。