本朝徒然噺

「和」なモノについて気ままに語ります ※当ブログに掲載の記事や画像の無断転載はご遠慮ください

プチオフ会&歌舞伎座夜の部へ(5/24)

2008年05月24日 | キモノでお出かけ
5月24日(土)、歌舞伎座の夜の部へ行きました。

午後から雨との予報だったので、気温があまり上がらないかなと思い袷の大島で出かけたのですが……、結構蒸し暑かったです
単に「荷物を少しでも軽くしたい」という理由で雨コートは夏物を持って行ったのですが、結果的に幸いしました

帯は、白地の紋綸子にエンジ色の絞りで雲取りを染めたもの。
ゴールデンウイークに京都へ行った際、井○屋さんで見つけて、つい……

井○屋さんには、赤やエンジの飛び絞りの帯がほかにもいろいろありました。
蝶々の柄の絞りとどっちにしようかすごく迷ったのですが……、蝶々だと、播磨屋さんとか萬屋さんが出ない時には締めて行きづらいしなあ……と思い、こっちにしました(着物や帯の購入基準が、すべて歌舞伎になっている今日このごろ)。
それに、役者さんの紋をあしらった帯は、山城屋さんのだけで十分ですし
鴈治郎時代からファンだった山城屋さんの藤十郎襲名の折には、気合いを入れて星梅鉢の帯を買いましたが、そのほかの役者さんのは小物でちなむのみにして、最愛の山城屋さんとの差別化を図っています(笑)。

そんなこんなで買ったこの帯、仕立ても一緒に頼んで送ってもらったのですが、配送の手違いで最初の指定日に届かなかったりしたため、手元に来たのが袷の時期ぎりぎりになってしまいました
秋まで寝かせておこうかとも思ったのですが、せっかくなので初下ろししました。
夜の部の演目「白浪五人男」の稲瀬川勢揃の場で、三津五郎さん演じる忠信利平の衣装が雲と龍ですから、いちおうちなみモノにもなるかなと思い
龍のモチーフがなかったので、中途半端ですが(笑)。

網と千鳥の手ぬぐい
↑「白浪五人男」稲瀬川勢揃の場

そのほかの「ちなみモノ」は、弁天小僧を演じる音羽屋さんにちなんで菊五郎格子の豆手ぬぐい、稲瀬川勢揃の場にちなんで傘の柄の手ぬぐい、「白浪」にちなんで(単純だけど……)波千鳥の根付です。

菊五郎格子の豆手ぬぐいと傘の手ぬぐい
↑菊五郎格子の豆手ぬぐいと傘の手ぬぐい

波千鳥の根付
↑波千鳥の根付。帯締めは、蘇芳色と鴇色をぼかしにした奈良組の「蘇芳香」@池之端。帯締めも初下ろしです

團菊祭五月大歌舞伎の観劇の締めを飾って、幕間に「團菊膳」をいただきました。
團菊膳

追記:6月2日、「團菊膳」の写真を修正しました。間違えて、新橋演舞場のお弁当の写真をはりつけてました。おわびして訂正いたします。

◆◇◆◇◆

歌舞伎座に行く前に、ブログご縁のichigoさまにお目にかかりました。

お茶をなさっているichigoさま、ブログで拝見するイメージのとおり、奥ゆかしくて品のある、とても素敵な女性でした
お茶を飲みながら楽しくお話できて、時間が経つのを忘れてしまうほどでした

ブログを通じてまた一つ良きご縁をいただけたことに、感謝感謝です

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2 コメント

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Unknown (ichigo)
2008-06-03 04:27:38
藤娘さま
ichigoでございます。
その節は大変お世話になりありがとうございました。
おかげさまでとても楽しい充実した時間を過ごすことが出来ました。

藤娘さまのこの帯、帯揚げ、帯締めとも合っていてステキでした~。
今度京都に行く時、覗いてみます

今後とも、よろしくお願いいたします。
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ichigoさま (藤娘)
2008-06-05 07:14:09
こちらこそ、その節は本当にありがとうございました
お目もじが叶って、とても嬉しゅうございました

井○屋さんの飛び絞りの帯は、芸妓さんや舞妓さんにも普段使いの帯として人気のようですよ。
京都にお出ましの際には、ぜひぜひのぞいてみてくださいませ

今後ともどうぞよろしくお願いいたします
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