<お出かけ先>南座・吉例顔見世大歌舞伎(夜の部)
<着物>紺の鮫小紋
<帯>パステルカラーの鱗の帯
<帯締め>ピンクの冠組
<帯揚げ>白地にピンクの飛び絞り
<半衿>赤紫の鹿子絞り
<根付け>銀製の釣鐘
京都&名古屋遠征を終え、無事に戻ってまいりました。
楽しい旅の思い出を糧に、仕事納めまでがんばって乗り切ろう……。
京都&名古屋のレポは追々アップしてまいりますが、まずは1日目(12月22日)の「着物でお出かけ日記」から……。
連休初日は、京都も東京もあいにくの雨の予報でした。
そのため、雨仕度をして出発!
雨コートはいつものですが、雨草履と折りたたみ傘はおニューなのです~。
↑今回初下ろしした雨草履。
これまで雨の日には、ウレタンの雨草履を履いて普通の草履を持参して出かけ、劇場に着いたら履き替えていたのですが、そうすると荷物が多くなってしまうので「劇場の中でもそのまま履いていられるような“ちょっといい雨草履”があるといいなあ……」と思っていました。
そんな折、浅草の「富士屋」さんでコルク台・革張り・革鼻緒の雨草履がわりとお手ごろな値段で売られていたので、ついつい買ってしまったのでした。
色はごく淡いパールピンクなので、どんな着物にも合わせやすそうなのがありがたいです。
翌日以降は天気が回復しそうだったのでスーツケースの中には普通の草履も入れていきましたが、この日は劇場内でもずっとこれを履いていました。
ウレタンの雨草履と比べるとビニールドームの内側がくもりにくく、長時間履いていても楽でした。
↑今回初下ろしの折りたたみ傘。
把手の部分がU字形になっていて、和服にも合わせやすそうな折りたたみ傘がないかなあ……と思っていたら、銀座「ぜん屋」さんで見つけました
今年の南座の顔見世は、二代目中村錦之助襲名披露を兼ねた興行で、夜の部では錦之助丈が「寿曽我対面」の五郎をつとめておられます。
しかし夜の部では、坂田藤十郎丈の喜寿記念と銘打った「京鹿子娘道成寺」があるので、この日の「ちなみモノ」はそちらに焦点をあわせてしまいました(錦之助さんゴメンナサイ……笑)。
喜寿を迎えてなおパワフルで美しい舞台をつとめておられる山城屋さんに敬意と祝意を込め、鱗の帯、鹿子絞りの半衿、鐘の根付けと「道成寺尽くし」のコーデです。
お針仕事の苦手な私ですが、山城屋さんの喜寿記念の道成寺のためならエンヤコラと、荷造りの合間を縫って夜中にチクチク半衿を縫い付けました。人間、やる気になれば何でもできるもんだなあ……(笑)。
冒頭写真の右側に写っているのは、顔見世の際にご贔屓筋から役者衆へお祝いとして贈られる「竹馬」。南座の顔見世ならではの風情ある光景で、素敵ですね。
<着物>紺の鮫小紋
<帯>パステルカラーの鱗の帯
<帯締め>ピンクの冠組
<帯揚げ>白地にピンクの飛び絞り
<半衿>赤紫の鹿子絞り
<根付け>銀製の釣鐘
京都&名古屋遠征を終え、無事に戻ってまいりました。
楽しい旅の思い出を糧に、仕事納めまでがんばって乗り切ろう……。
京都&名古屋のレポは追々アップしてまいりますが、まずは1日目(12月22日)の「着物でお出かけ日記」から……。
連休初日は、京都も東京もあいにくの雨の予報でした。
そのため、雨仕度をして出発!
雨コートはいつものですが、雨草履と折りたたみ傘はおニューなのです~。
↑今回初下ろしした雨草履。
これまで雨の日には、ウレタンの雨草履を履いて普通の草履を持参して出かけ、劇場に着いたら履き替えていたのですが、そうすると荷物が多くなってしまうので「劇場の中でもそのまま履いていられるような“ちょっといい雨草履”があるといいなあ……」と思っていました。
そんな折、浅草の「富士屋」さんでコルク台・革張り・革鼻緒の雨草履がわりとお手ごろな値段で売られていたので、ついつい買ってしまったのでした。
色はごく淡いパールピンクなので、どんな着物にも合わせやすそうなのがありがたいです。
翌日以降は天気が回復しそうだったのでスーツケースの中には普通の草履も入れていきましたが、この日は劇場内でもずっとこれを履いていました。
ウレタンの雨草履と比べるとビニールドームの内側がくもりにくく、長時間履いていても楽でした。
↑今回初下ろしの折りたたみ傘。
把手の部分がU字形になっていて、和服にも合わせやすそうな折りたたみ傘がないかなあ……と思っていたら、銀座「ぜん屋」さんで見つけました
今年の南座の顔見世は、二代目中村錦之助襲名披露を兼ねた興行で、夜の部では錦之助丈が「寿曽我対面」の五郎をつとめておられます。
しかし夜の部では、坂田藤十郎丈の喜寿記念と銘打った「京鹿子娘道成寺」があるので、この日の「ちなみモノ」はそちらに焦点をあわせてしまいました(錦之助さんゴメンナサイ……笑)。
喜寿を迎えてなおパワフルで美しい舞台をつとめておられる山城屋さんに敬意と祝意を込め、鱗の帯、鹿子絞りの半衿、鐘の根付けと「道成寺尽くし」のコーデです。
お針仕事の苦手な私ですが、山城屋さんの喜寿記念の道成寺のためならエンヤコラと、荷造りの合間を縫って夜中にチクチク半衿を縫い付けました。人間、やる気になれば何でもできるもんだなあ……(笑)。
冒頭写真の右側に写っているのは、顔見世の際にご贔屓筋から役者衆へお祝いとして贈られる「竹馬」。南座の顔見世ならではの風情ある光景で、素敵ですね。
青楓さまにそのようにおっしゃっていただけて、不器用ながらも夜なべをして針仕事をやった甲斐がありました
「ちなみモノ」はほとんど自己満足の世界なのですが、これを考える時間もまた芝居見物の楽しみの一つといった感じです(遠足の前のような気分で……笑)。
ぜん屋さんでは長傘も出しておられるのですが、長傘は骨の数が多いので、和服に合わせやすくてオススメですよ!
以前は、お正月に日本髪を結う方がたくさんいらっしゃったようですよね。
最近、また少しずつ日本髪が注目されてきているようなので、嬉しいです
素敵な京都旅行でしたね。
藤娘様の努力の結晶・鹿子の半襟がとっても綺麗に効いています
そして鱗に釣鐘・・・なんとも高度なお遊びをさりげなく、愛らしくなさる藤娘さまに
雨支度も完璧に・・・こうしておくと、雨のお出かけが楽しみに変わりそうですね。早速、ぜん屋さん、チェックです
お正月の日本髪姿を今から楽しみにしております
(そう言えば、私も小さい頃、父の趣味で、大晦日になると美容院で新日本髪とやらを結っていました。夜寝る時がちょっとたいへんでした藤娘さまのお陰で、長いあいだ忘れていた記憶が急に蘇りました)