風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

乾いた大地と雨

2006年06月13日 | 
お花は携帯とは思えないくらいよくうつっていますよ。
からからの土地に必死で咲いている風に見えます。ほんとはどうなのでしょう?


掲示板の書き込みに、↑のように書いていただきました。
まさにその通りで、「からからの土地に必死で咲いている」のです。
朝は、下の写真のような、強い雨でした。山の上にかかる白いのは、下降する雲です。車で出かけるのも躊躇するくらいの雨だったのです。

いつも渡る川も増水し流れが急になっていました。
それでも、11日の写真のように、午後になると土地は乾いて、さっきまでの雨はどこに行ったの?不思議に思うほど、あっという間に乾きます。

そこここに、ぬかるみは残っていますし、木の下には一見乾いている風ですが、うっかり足を踏み入れるとずぶりと足がはまってしまう場所も有って、様相がすっかり変わってしまうところもあります。
そのような場所は、雨の無い時は乾いているように見えますが、下は、川床であったり、沼であったりしたところだそうです。

舗装道路ばかりの生活をしていますと、ほんとに、雨のありがたさや、恐ろしさは感じないで生活していると、自然の驚異を感じないでいると、知りました。


山の中腹の白い流れるような線は、焚き火の煙です。
寒くて、日を起こそうとしたらしいのですが、なかなか火がつかなくて煙ばかりが、もくもくと風に流されているのです。

モンゴルでは、乾燥の余り枯れ枝に直接マッチで火がつけられることもあるわけですから、今か今かと炎が上がるのを待っているのでしょう。

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2006年06月13日 | チンゲル亭裏日記

明日、夕刻の飛行機で友達がやってきます。
ベッドの用意をして、買い物に出かけるときうれしくて上の空。
おかげで、オートロックのドアを鍵を持たずに出かけてしまいました。

でも大丈夫、さるところに預けてあるので、預け鍵の初使用。(^_^.)

引っ越して以来、ドキッとすることはあっても、建物の外に出るまで鍵を持たないことに気が付かなかったのは初めて。
上の空って、危ない。緊張、緊張。

前のアパートは、鍵で閉めないといけないので、それに慣れていましたから、オートロックの生活は日本の生活を含めて初めてです。
今日は、預け先が留守ではなかったので、直ぐに鍵を手にしましたが、お留守だったら大変。電話番号も再確認しておかなくっちゃ。
といっても、夫の職場も歩いて20分ほどですから、まず困ることは無いでしょうが。。。

はぁ、びっくりした。
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詩集

2006年06月12日 | 風のこたろう裏日記

      手紙

わびなければならないことがあって
母に 手紙を書いた
「申し訳なく思っています」と書いた
そして
私は それから
何を書いたらいいのだろう

私は三人の子どもを思う
小学四年生と 中学一年生と 中学三年生の子
あの子たちの
わざとみせる無表情
短い言葉
反論ー
私は 時折 腹を立て
また 時折
楽しんでいる
ー私の子どもたちーと

母よ
私の 母よ
私は
何をわびたらいいだろう
どんなふうに 書いて
             =朝倉安都子の詩集『アルバムの中で』から=

              ☆        

趣味について書いた友達のブログを読みました。
趣味にまつわる母との思い出は、恨みがましいことしかありません。

はじめられたときは、私とほぼ同じ状態で、
彼女は、長年続けてこられました。
私は、始められませんでした。

モンゴル日本センターで借りて来て、おとつい読んだばかりの、この詩を読んで、そこから離れられなくなっていました。
そして、今日、友だちのブログを読み、何度も詩を読み返しました。

「やりたければ、何とかはじめればよかったのに、始めようと努力しなかった私が悪い」ずっと、ずっと思い続けていました。
その、思いは、時に母へのうらみ節になっていたことも有りました。

その頃の家族のこと、厳然たる事実をこの年になって思い返してみると、やはりどんなことをしても,はじめることは出来なかったと納得しました。
そして、その時の母の胸の中は、どんな思いが渦巻いていたことか。
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なんて贅沢な

2006年06月12日 | チンゲル亭裏日記

何もかも独占したいわけではないのに、何もかも独占したい自分がいる。
あれもこれも知っていたい、あれもこれもやってみたい。

専業主婦の私は、何でもやりたいことをやれる状況にある。
ただ一つ出来ないことは、仕事。
仕事をする人を、うらやんでいる私がいる。

自由に使える時間が有り、自由に使えるお金がある。
あえて使わない自由な時間もあり、あえて使わない自由なお金がある。

なんて、贅沢なことだろう。

あの頃の時間に不自由なときは、心が、自由だったように思う。
その時は、そのように思わなかったけれど、
今のように、何もかも自由なとき、かえって心が不自由になる。

けど、今のこの状態を果たして不自由と言えるだろうか。。。

なんて、贅沢なことだろう。
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乗馬クラブ

2006年06月11日 | 


2週間の間に、花の様子が変わっていました。
写真には取れませんでしたが、違った種類の花が、群生していました。



雨上がり 光降り注ぎ あさみどり輝く
 咲きそろう 可憐な花に 心奪われて
 ブラシかけ 馬の鼻先 私のハートのそば
馬をお借りするゲルでは、子どもが力いっぱい皮ひものなめしをしていました。
おかみさんは、クラブのボスの指示で、ふすまと野菜の混じったえさを馬に食べさせていました。
今は、新鮮でおいしい草原の草の方がおいしいに決まっていますが、冬の土が凍る時期でも、馬は干草しか食べられません。
ですから、ボスは野菜を細かく切ったのを食べさせるようにしたのです。
はじめは、野菜なんて食べなかったそうですが、今では喜んで食べるそうです。
馬方も半信半疑だったそうですが、馬の毛艶を見て、納得したそうです。


今日は、乗馬の後ブラッシングをしてあげました。
毛の生え変わる時期ですから、馬は痒いのでしょうか、体を摺り寄せてきて、もっと、もっとと言うそぶりを見せました。
決して、右側から近寄らないようにと言われているので、左半身だけです。
毎回同じ馬に乗れて、なじんでいったら、右側も、お尻の方も大丈夫になるでしょう。
今日の、馬は、ほんとに素直で、よく言うことを聞いてくれました。
足元が石ころのところは、ほんとに慎重に歩く子でした。



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珍しい石?

2006年06月11日 | モンゴル風景
               珍しい石?


喜び勇んで写真を撮って、留守番の夫に見せたら、普通にある石だそうです。がっかり。

「圧力がかかって、岩になるとき封じ込められたガスによって出来た空洞に石英が結晶したもの」と言う説明でした。
圧がかかる?
封じ込められる?
空洞に結晶?
うーん、よく分からない。
イメージは、伝わった。。。

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やっと見つけた! ラム酒

2006年06月10日 | UBから
灯台下暗し、家から一番近い50番デルグール(店)に有りました。

去年から、探して探して、無くて無くて。
無いと、どうしても欲しくなっていたラム酒です。
こちらには、ウオッカのようなアルヒと赤ワインは、安くておいしいものが一杯並んでします。

体調も戻って、あれこれ一段落して、シュークリームを焼く気になりました。
お客さんではなくて、今日は、夫のためです。(^^♪

ラム酒が無くなって、探して、無くて。
もったいないけど、ブランデーを買ってきてもらうことにしました。
          。。。。。。。。。。。。。。。

「あったよ」と言って帰ってきた夫の手にあったのは、箱入り、2万トグルクのラム酒。
スゴーイ! 早速写真。
日本円で、2千円だと換算するから買えるようなものの。日本で果たして2万円のお酒を買うかといったら絶対無い。

UBに居るおかげで、すこぶる付きの贅沢だわ。
箱から出して、使い易いビンに小分けして、残りは、とりあえず、リビングの黒い椅子のカザフ刺繍のドイリーの上に鎮座しています。

酉という字は、中国製と聞いた気がするのだけれど、コルクの栓に薄い紙に酉と印刷してあるのは、酒税の証でしょう?
訳の分からない英語などが書いてあって、原産はイギリスのような、西インドのような???
理解不能のラベルが貼ってあります。
ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ。



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能 ーモンゴル初公演ー

2006年06月09日 | UBから
  主催 NPO法人奈良能 
  後援 モンゴル教育文科学省  在モンゴル日本国大使館 愛媛とモンゴル親善友好の会
  公演助成 独立行政法人交流基金 関西中央グループ
  協力 モンゴル国立文化宮殿 ガンダン寺 月ハウス アイリス

モンゴル建国800年記念 日本とモンゴル文化交流事業として、能のモンゴル初公演が、有りました。



モンゴル人にもわかり易いように、通訳付きの説明があったので、私たちもなるほどと納得しました。

幕間に面をつけて、モンゴル人が壇上で歩いてみるという、実験をしました。
自然とすり足になり、へっぴり腰の彼らの様子を見て、面をつけて動くことの難しさが、私たちにも、見ているモンゴル人にもよく分かりました。

演目は、「羽衣」と「石橋(しゃっこう)」
何人かは、途中で席を立ちましたが、見に来ているのは日本びいきのモンゴル人たちですから、楽しんで見たようでした。
「ゴイ(良い)」と言う声が聞こえました。
どんなところがよかったのか、聞いて見たいところです。

昨日は、ガンダン寺でも仏像の前で、披露されたそうです。
モンゴルで行なわれる仮面舞踊のツァムと、相通ずるところがあるとの説明も有り、その様子を見た方たちも、どのように目に映ったことでしょう。

ツァムの伴奏は、どらや鐘で私にはうるさいくらいに感じますし、衣装の派手なこと仮面は、人間の頭の何倍も大きいのには、目を見張ります。
そのような、仮面舞踊に親しんでいるモンゴル人は、果たして能をどのように鑑賞したのでしょう。
わたしが感想を聞ける人は、日本語を話す人ですから、好意的でしたが、、、、、






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さてと、

2006年06月08日 | チンゲル亭裏日記

強烈な、エンストを経験して、これで、もう大丈夫かなぁ。

先週、SAVE THE CHILDRENの授業が無かったせいか、ナンダカ間の抜けた1週間でした。
週に1回の、授業が、生活をピリッと引き締めてくれていたことが分かりました。
今日、2週間ぶりに、子どもたちの顔を見て、ほんとに楽しくて、うれしかった。
期待ではなくて、予想したとおり、8日には持ってきてねといっておいたのですが、1回お休みが入ったせいもあって、5人のうち、たった一人が忘れずにもってきました。
それは、10月から習った歌の歌詞を、歌集にしたものです。
イラストを、切って張りつけたり、色を塗ったりして、ワープロで打った歌詞に思い思いに飾り付けをさせたのです。

2冊のうち1冊は自分のもの、もう一冊はSAVE THE CHILDRENに残しておくことにしたのです。

今日で、ちょうど30回の授業をしました。
物事、30回も続けると、重みを感じます。
闇雲に突っ走って、毎回毎回一回目というような授業でしたが、振り返って、30回を数えると、それなりに、積み重なってきているのを実感しました。

へぇー、私ってやるじゃない。できたねぇ!と、自画自賛しています。

こんな私に、好きですと子どもたちが言ってくれるし、私一人で映っている写真を、私も私もと言って欲しがってくれるし、日本人と言う大きな七光りを背負っているものですから、かなり引き算をしなければなりませんが。。。

しりとりをしながら、「す」が出ると、すかさず「すみこ」と言ってくれたりしたら、うれしくなってしまうじゃない。
そして、「こ」が出たら、「こぶたぬきつねこ」になり、歌が始まる。

最後には、「すみこ ビシ!(だめ!)」と言って、他の言葉を出させることになりました。

すべて、自画自賛で、子どもたちの思いは別のところにあるのかもしれませんが、わたしが楽しんでいれば、子どもも楽しく日本語に接していると言うことだから、それがすべてです。

9月の復活まで、とても長い時間が過ぎます。
また、新たな気持ちで、一からはじめるつもりで、やりましょう。
蓋を開けて、今日まで来ていた生徒たちが、何人残っているかによって、授業の方向も決まってくることでしょう。

新しい、ネタも仕入れてくるとしましょう。
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今学期最後 その2

2006年06月08日 | SAVE THE CHILDREN
             贈り物を頂きました。






今日で、授業の一段落と言うことなのか、よく分かりませんが、ボギーさんが、モンゴルで定番の贈り物を下さいました。

皮製のチンギスハーンの壁鰍ッと、財布です。
財布の表には、やはりチンギスハーンの顔があり、裏には、写真のような馬が有りました。
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