風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

若人の吟詩剣大会

2014年08月31日 | 詩吟
今日の大会は青年と幼少年の部。しかし、青年部は51歳までが該当年齢。

3歳くらいと見える小さな子供が袴をはいて、マイクの前で、吟詠をする。
しなやかな体で、剣詩舞を舞うと、鮮やかで美しい。

絶好のシャッターチャンスを失ったとしても、どの切り口で舞う姿をとらえても、美しい。
腰が据わって、背骨がしなやかで、足がしなるように伸びた舞姿は、新鮮で心動かされました。


私たち大人は、彼らへの応援賛助で、江東区連から男女それぞれ一組ずつ10人の合吟をエントリーしました。

事前の練習の時の練習は、他流の方たちとで、新鮮でした。
コンクールではないので、あまり細かい指摘を去れませんでしたが、ここちよい練習でした。

その時の打合せでは、10人のうち半数が着物着用とのことでした。私は、まだ、詩吟をするのに、どうしても着物でなくてはならないということが納得がいってないので、洋服で出場することに決めていてそのようにお伝えしました。

親切に着物をお貸しすると言ってくださる方、差し上げるというとても親切でありがたい方もいたのですが、私が着物を着ないのは、そういうことで解決することではないので、角が立つのは承知でお断りしたのです。

もう少し、考えさせて。

確かに、さりげなく、自然に着物を着ている人を見ると、着物は、確かに日本の民族衣装で、日本人の体型に一番よく合っている。

コーラススタイルで、とても美しいと感じた人が一人いらっしゃった。ブラウスをスカートの中にいれ、美しいドレープで、絶妙なスカート丈のひとであった。
でも、それは、やはりコーラススタイル。

スカート丈が、中途半端に短くて、足首が出ているのが一番いけてない。却って、いさぎよくひざ下の丈で、足を出して自信をもって闊歩したほうがよい。
潔いと言えば、それぞれがそれぞれの服でスーツの格式に近い服装のグループもいらっしゃった。それはそれで、好感がもてたのです。
合吟は、「何人いようとも一人で吟じているかのごとくに」との統一感には、欠けるもので、本当に悩んでしまう。これはこれで、良かったのではと思う。
見た目と言うのは、真っ先に飛び込んできて最後まで影響がある御しがたいものであるけれど、このじゃじゃ馬をどう手なずけていけばよいやら、一向にアイディアがない。

着物でも、色も格式もてんでんばらばらと言うグループもいました、ダメとは言わないが、美しくない。スーツそれぞれと違わない。

格式を揃えた淡い色の裾に模様のある着物のグループは、美しかった。
しかし、それでは、私にとってあまりによそよそしい感じがする。

それは、私が着物を忌避しているからだろうと、言われてもしかたがないが、私の理想とする吟詠の姿ではない。

私の今日の服装は、遠目ではベージュのワンピースに見える上下揃いで長めのスカート、ジャケットは着なかった。
夏だから、淡い色の着物の方が多いだろうと思ったけれど、もし、濃い色の人が多かった時のために黒のジャケットも持参しました。合吟だから、一応の統一感は必要だからね。

しかし、私の様子を客観的にみると、長めのスカートでも自分で一番悪いと評した丈であった。
色と生地は、淡いベージュとサテン風だかサテンのようにひかってはいないので、素材的にはまぁまぁかな。
独りよがりではあるけれど。おそらく、合吟をご一緒したお仲間は、表立っては不満を表さなかったけれど、着物に合わせてくれたらよいのにと思っただろうねぇ。

まして、関吟と違って宗家として身を立てているお方には、腹立たしかったのかもしれません。
関吟のと言うより芦孝会だから、許されるわがままかなぁ。
でも、もう一人の洋服で出場した方は他流の方だったし。この方は、一応、着物はもってきていらっしゃた様子で着替えるかどうか悩んでいました。
私が、洋服と知って、最後には、洋服での出場でした。
「仲間がいた安心」だったのか、「あの人一人が洋服ではかわいそう」との義侠心もあったかな?

事前の打ち合わせの時半数が服の予定でしたが、蓋を開けると案の定、着物に変わった人がいて、私のほかにお一人が洋服でした。そしてもう一人は欠席。
ちょうど、両方の端から二番目に私たち洋服組二人が入って、ならび方には、一応のバランスをみせたかも。
意見を聞ける人が、私たちの出吟の一番前だったので、舞台の様子をお聞きできなかった。

きっと、統一したらよかったという人がほとんどだろうね。
どうしても、譲れない私は、確かに頑固なんだけど、この真夏のあつい時に着物を着るのは大変だねぇ。といってはみるが、それは、本当の理由ではない。


あえて、調和を乱すことはしたくないから、今度から、服装をよくお聞きしてから、出場をきめなければね。

今回は、若人の吟詩剣をお客ではない立場で、観察したかったので、着るものをおたずねすることも忘れていました。

自分の意志を通すために、合吟と言う調和をもっとも大切にする吟詠に、「乱」を持ち込んで、大変失礼をしたと思いました。

さて、練成会の合吟コンクールは、服装にこだわらなくて、吟詠本位と行きたいものだ。

学生の頃の合吟は圧巻だった、男子は学生服、女子は黒のスーツ、完璧な調和。
大人は、こうはいかないものねぇ。

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吟詩剣大会その2

2014年08月31日 | 詩吟





















                 撮影はデジカメによる


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