風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ひばり会

2014年08月19日 | 徒然に日々のことを
月に1回の剣詩舞の稽古、ひばりが丘なので、ひばり会と名付けた。

小西先生は、約束通り、ユニ○ロの女性用のステテコをはいて、その上に帯を締め舞扇を指して準備完了なさった。

袴に隠された足の位置や動きがわからないと言う超若輩者の私の願いをかなえるため、わざわざユニ○ロに出向きステテコを新調して、おけいこに臨んでくださった。

私は、ひざ下で切って袴でも踊りやすくしたいつもの練習用の浴衣にステテコを履き、ひもで縛って舞扇を差せるようにして、準備。


おかげで、ひざの微妙な曲げ方、ひざの開き方、足先の向き、そろえた足の位置、体重のかけ方、しっかりと見せていただいた。

それ以上に、私の不十分な足運びがあからさまになり、自分でもひどいことがさらに、よくわかる。

袴で隠されていた足が二本、白日にさらされて、赤面の至り。

このみっともなさは、先生は袴のうえからでも、先刻ご承知のはず。
上半身の位置や傾き、腰の不安定さを見ただけで、すべてを見通されているはず。

おそらく先生が習い始めた時は、当然のことに、袴で一部始終を習い、自然にそれらを身につけたはず。
袴で隠されていても、きっと経験と想像と長年の、精進で、足の運びを身につけてこられたことでしょう。
その長年かかって身につけられたノウハウを、超初心者の後継者になるはずもない私ごときに、惜しげもなく足をさらして教えてくださる。
ありがたくて、申し訳ないと思う。


おかげで、何年もかかることが、短時間にしることができた。
しかし、知ることができたことと、その通りに足が動き、舞うことができるのとは、天と地ほどの差がある。
次回の来月まで、どこまで記憶にとどめてくれるやら。

ノートは、書けども書けども、わからなくなってくる。
立体の踊りを、平面のノートに書き記すのは、わかっていないものがやることだから、余計に難しい。


工夫を要する。
なるべく、記憶を落とさないよう、そして、歩きの練習をすることだ。


10周年の特訓以来、基礎的なことはすっ飛ばして、舞の手順やら、止めの姿勢やらを習ってきているけれど、今日、足が白日にさらされると、やはり、歩き方をきちんとせねばならぬと、家でのお稽古を勧められた。

舞の練習の仲間は、もうずいぶんと経験を積まれて、ちょっとだけ指導をされれば、舞える腕前の方二人なので、なかなか、基礎の基礎に言及するのを控えていらっしゃる様子。

今日は、あまりの私の足運びのまずさに、言わねばならぬと思われた様子でした。

ただ、私のあまりに稚拙なあっけらかんの質問は、剣舞を長年磨いていらっしゃった大先輩にも、詩舞の足さばきは学ぶべきところがあって、おおいにべんきょうになりましたと、逆にお礼を言われてしまいました。


お二人の気のいい大先輩は、気取らず、やさしく、超初心者の私がつい遠慮と言うものを忘れがちで、赤面の場面もありました。

笑いでごまかしている私と、一緒に大笑いしてくださるお二人に、心から感謝です。

また、来月。

楽しみです。
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