風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

新聞 モンゴル通信

2004年06月04日 | チンゲル亭過去日記

うわさに聞いていた「モンゴル通信」を手に入れました。
発行部数が少ないので、目にすることが少なかったのです。
発刊されて、半年、5月30日号が第16号です。

トップは、総選挙公示について、日本の無償借款で線路改善について。

2ページは経済学博士の「経済安定のための問題点 No.2」、日蒙文化交流締結30周年の懇親会に横綱が出席して祝った、NEWS BASKETというコーナーには国内総生産1.2%の成長のほかオートショー、観光客情報センターが設立されたという情報がありました。

3ページはゴビアルタイ県の紹介、東京でのディスカバリー モンゴリア年の記事、09年に新しい国際空港がUBから54キロのトゥブ県に完成する、
PHOTO STORYのコーナーには、卒業生がスフバートル広場で記念撮影する風景を掲載。

最後の4ページには、少年柔道大会がスメ[ツ宮殿で開催されたこと、ホテル紹介、ボクドの木霊というコーナーでは、エッセイのようなものが、後は、気温情報、為替レートといった具合です。

スタッフはモンゴル人、すべて日本語で書かれています。
日本語監修で日本人スタッフが一人ついています。

今までの生活は、すべて伝聞、しかもそのほとんどは夫が窓口でした。
初めて、公の情報を手にしました。

この中で、興味深かったのは、☆ー与党人民革命党のスローガンは「国民のために 国民とともに」「結婚するカップルに50万トグルク(約5万円)を贈る」。
一方野党の祖国民主連合は「圧政を覆し弱者を支援」「18歳までの子供に1ヶ月1万トグルク(約1千円)支給」といずれも国家財政を省みない?W画餅的政策?Wでアピール。ー☆でした。

モンゴルの総選挙は6月27日に行われます。それまでの選挙運動は、選挙放送のほか、いたるところで、コンサート、花火とかなりお金が使われていて、そのお金は何処から出るのだろうかと思う。
お金持ちは限りなくお金を持ち、貧しい人は、子供をマンホールチルドレンにしたり、物乞いをしなければならない状態です。
新しく出来たマンションを2,000万円(トグルクではない)で買える人がいるかと思うと、水道の無いゲルに住んでいる人が居る。
貧富の差がどんどん広がっているのを感じます。

せめて、子供が、暖かい屋根の下で、暖かい食べ物を食べられるようになら無くてはいけないと思います。
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