風のこたろう

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ピアス

2004年06月24日 | チンゲル亭過去日記

モンゴルの女性は、すべて、耳にピアスをしています。

日本に、留学した親についていった子供が、耳にピアスの穴があることで、中学校で特別視された。幸い彼女は明るく元気なお嬢さんだったので、モンゴルの習慣であることをいち早く伝えて事なきを得たというエピソードがあります。

さて、私の周りのモンゴル人の女性はしきりにピアスを買わせたがりました。

友人たちが、あまりにピアスを問題にするので、どうして?と尋ねて、初めて、結婚した女性は必ず、ピアスをするのだと教えたれました。
そう言えば、かなり高齢の女性も、必ず、ピアスをしていたことに気が付きました。

夫に同伴して、出かけるとき奥さんですと紹介されるとき、モンゴルの女性たちは、私の耳を気にしていたようです。
イアリングさえしていない私は、モンゴル人にとって、とても奇異に映ったらしいのです。

おそらく、私に聞こえないところで、ほんとに奥さんかという質問もあったとか、なかったとか。(笑)

そのことを、留学してきたばかりの日本人男性に話してあげたら、大うけに受けたのでした。

私は、彼に、どうやら、私って「愛人」と最初は見られたみたいよ!などという表現をし、一緒に居たモンゴル人もうん,うんとうなずいたものだから、彼は、「わー、早く帰って、メールにかきてぇ!」と叫ぶほど、興奮してしまいました。

足がぶつかったら、握手をするという習慣とともに、モンゴルについての彼のデータベースにしっかりと記録されたのでした。

ちなみに、彼は若いのに、夫とおなじで、「親にもらった体に傷つけるなんて」派です。

その習慣に合わせる気持ちはなかったのですが、だんだん、居心地が悪くなってきたので、改まった場所に行くとき用に、イアリングを探しました。
何処にも売っていません。
それで、日本から、イアリングを送ってもらったのです。

そう言えば、去年、教授の自宅に招かれたときにそういう意識なしに、イアリングをしていったのですが、それは、礼にかなっていたのです。

そのときの写真を見て、いつもピアスを勧める友人に「持って来ればよかったのに」と、ため息混じりに言われてしまいました。
それは、大きめで赤くて揺れるタイプだったので、反対する人が一人(おわかりでしょうが夫)いたのです。
おしゃれについて、相談した相手が間違っていたのですが、後の祭り。
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