夏がすき…!! 7月生まれのせいか夏の日差しが好きです…♪

山崎勢津子です!ぐるーぷ・ふらいぱんは10年間活動しましたが解散しました。私は今後、朗読を中心に活動してまいります!

生活向上委員会

2009-09-22 | Weblog
生活向上委員会って???と思いません?
実は劇団の名前なんですって!
昨年「海の一座」で参加した池袋演劇祭ではかなり著名な劇団のひとつです。第20回公演「時の刻印・新説国定忠治伝」を観て来ました。シアターグリーンに「池袋演劇祭」の幟が出ていてなつかしかったですね。

☆赤城山の麓の温泉旅館で、市川菊之丞一座が十八番の「国定忠治」を開演するところから舞台は始まります。気ままで女好き、だらしのない座長の菊之丞を演じるのは小野寺明さん。太陽にほえろの島刑事で人気が出た方だそうです(…私はテレビを見る時間がない事が多くスミマセン!)。ちょっと甘いマスクの忠治サマでした。その菊之丞さんが国定忠治の役のまま、江戸時代にタイムスリップしてしまうのです…携帯電話持ったまま…。《150年の時を経て現代日本に国定忠治がもの申す!社会派痛快時代劇》のキャッチにウソはないとは思ったのですが…

…扮装がね~~主役の小野寺さんはじめ中心の役どころの人は鬘も衣裳もバッチリだったんですよ。…途中で赤い長じゅばんにウールか何かの柄物の着物を引っ掛けて頭に赤と白の長~いリボンをヒラヒラさせた女性が出てきて、それが女郎役であることに気がつくまで私にはちょっと時間がかかりました。全体に男性はきちんとした扮装でしたが、女性は忠治の女房?役の方のみ鬘と衣裳ありで着付けもきちんとしていました。…が、ツボ振りの姐さんの衣裳はツンツルテンだったし、お貞ちゃんという娘のヘアスタイルは美容院でセットして来ました風、衣裳も絶対おかしい……先程の女郎や村娘、男性も身分の低い役になると、いいようもなくひどい衣裳と髪型でした。村人は地毛でももう少しなんとかできるはずです。そうそう村娘が着物の下にもんぺはいていたんですけど…ありえません。
現代社会に鋭く切り込む手段に、ここらで時代劇を用いたかった…という気持ちはよ~くわかるし、予算がなくてこのような「格差」がうまれたのであろうことは充分想像もできるのです!! 時代劇はお金がかかりますからね…、でも現代の格差社会をも告発する時代劇なのに扮装に関しては、配役や、役者のランクでこんなに露骨に差をつけなくってもいいんじゃない!!って思っちゃいました。これならリアルじゃない衣裳プランたてればいいのにな~。でもスタッフに衣裳さんいないんですよ。床山とヘア・メイクはあり!! なんで…??
それにこの連休で19日から毎日2ステージ…は体力的にきついですよね。拝見する限り若者集団ではないし、殺陣もたくさんありハードな舞台です。役者は生き者ですからね、ナントお疲れが正直にでていて殺陣のシーンもなんだか切れ味が悪くテンポが良くなかったです。…すごく期待して観に行ったのでかなりガッカリしました。出演者の演技は悪くなかったしテーマもよかったので残念。でもこれでは素人芝居の粋から出られないと思います。
まあ、衣裳や鬘が随分と気になる私が一般的な観客じゃないのかもしれませんけれど

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