Little by Little

慌てず騒がず

9月22日

2020年09月22日 | 日記
俳優は、脚本を読み、イメージした演技をやってみる。そして、考え計画した演技が、相手役と噛み合うか、演出家のプランに沿うものか、すり合わせをして、また考え計画し、やってみる。それを繰り返すことで、双方が合致してドラマを高めていく。
けれど、かなりの数の俳優が、自分のセリフしか読まず、自分が面白おかしく思われ、あるいはかっこ良く思われるために、演じようとする。当然、相手役とのせめぎ合いによって生まれるはずのドラマにはならないし、その作品の中で異物になり、相手役を損ない、作品を損なってしまう。そして、それが演技だと信じてはばからない。