Little by Little

慌てず騒がず

1128日

2020年11月29日 | 日記

三月に、コロナのために上演できなかった市民ミュージカルを映画化しようとしている。お金もないし、ロケもほぼできないし、機材だってプロ仕様のものなんて借りられない。ならば、背伸びをせずに、舞台風映画にしようと。勇気と知恵を振り絞って、なんとか面白いものを作ろうとしている。きっと、たくさん学べることがあるだろう。そして、それは、次に舞台を作る時、必ず役に立つ。


11月27日

2020年11月29日 | 日記

すでに出来上がっているのだけれど、地方で公演をするために稽古をしている。ところどころ澱む。それは、変更をいろいろ加えたから。演出家が口で言うのは簡単(出来上がってる作品をグレードアップことは簡単なことじゃない)。しかし、頭で分かったって、体が分かるまでには、時間がかかる。俳優たちの体に入って、今までの流れと連結するまで演出家は待つ。


11月26日

2020年11月29日 | 日記

スポーツ界で天才と言われている人は、自分が決めた日々の鍛錬を愚鈍に繰り返し

、かつ、それを楽しめる。そうな。

ボクもスポーツで言えば、近代10種競技をやっているようなもので、脚本・演出・振付・演技・座長などなど(近代五種か)をどれも、少なくともあるレベルを保つ、できれば、レベル以上を狙わなきゃならない。でも、天才じゃないから、チマチマコマコマジタバタしている。


11月25日

2020年11月25日 | 日記

「私は私のままで生きることにした」の著者、キム・スヒョンが書いていた。「才能は物事を簡単にできる力」だと。

ボクは、いろいろなこと(脚本、演出、振付け、演技、踊り、アクロバット、ギターなどなど)が出来る、いや、ヤル。けれど、出来るまでにはかなりの時間をかけ、しつこくやっての結果だ。つまり、出来てるとは言い難いが、ヤってはいるレベル。それが顕著なのは、コントーションやティシューといったサーカス芸だ。コントーション(柔軟芸)では胸ペタやスピリッツ(床で足を前後に開いてピタリと座る)、ティシュー(布を使った空中芸)では登ることは、出来るようになった。が、ここまで3年もかかっている。このレベルのことは、ちょっと体の利く人ならば、初めてでも出来てしまうことが往々にしてある。それを見ると、もうガックリ。

ボクには、一体なんの才能があるのだろう、とよく考える。


11月24日

2020年11月25日 | 日記

午前中は、劇団内で朗読会。全員が読み終わると、感想を言い合う。まあ、評価は似ているが、それでも全く反対の意見をいう者もいる。それが良い。いろいろなお客様がいるのだもの。いろいろな評価のどれを取って自分の糧にするかは、本人が決めれば良い。その中で、自分の道を選んでいけば良い。

コロナの中、稽古ができなくなった俳優たちは少なくないだろう。自分なりに個人的に稽古を続けている俳優もいるだろう。けれど、お客様がいなければ、腕を磨くのはかなり難しい。劇団での朗読会は、お客様はいないけれど、代わる劇団のメンバーがいる。そして、互いに忌憚のない感想を言い合う。恵まれていると思う。