海水の放射性物質濃度 再び上昇 NHKニュース
東京電力福島第一原子力発電所の周辺の海水から検出された放射性物質の濃度は、おおむね低下していましたが、高濃度の汚染水が流れ込んでいた2号機の取水口付近では、15日、再び濃度が上昇し、国の基準の6500倍の放射性ヨウ素などが検出されました。東京電力は、汚染水の新たな流出は確認されておらず、流出を防ぐ工事の影響ではないかとみていますが、引き続き注意深く監視を続けることにしています。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で15日午前10時前に採取した海水から、国の基準の6500倍にあたる、1cc当たり260ベクレルのヨウ素131が検出されました。ここは、「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込んでいた場所で、今月2日に基準の750万倍のヨウ素131が検出されたあと、次第に濃度は下がっていて、14日は1100倍まで下がっていました。また、同じ場所では放射性のセシウムの濃度も再び上昇し、基準の1400倍にあたる1cc当たり130ベクレルのセシウム137が検出されました。このほかの調査地点では、一部の地点を除き濃度はおおむね横ばいか低下傾向で、福島第一原発の沖合15キロの地点では、ヨウ素131の濃度は最も高いところで基準の5倍となっています。東京電力は、放射性物質に汚染された水が海に流れ出さないよう、取水口付近に「シルトフェンス」と呼ばれるカーテン状のフェンスや、「止水板」と呼ばれる金属の板を設置しています。濃度が再び上昇したことについて、東京電力は、新たな汚染水の流出は確認されておらず、こうした工事によって、潮の満ち引きによる拡散が滞っている影響ではないかとみていますが、引き続き注意深く監視を続けることにしています。
東京電力福島第一原子力発電所の周辺の海水から検出された放射性物質の濃度は、おおむね低下していましたが、高濃度の汚染水が流れ込んでいた2号機の取水口付近では、15日、再び濃度が上昇し、国の基準の6500倍の放射性ヨウ素などが検出されました。東京電力は、汚染水の新たな流出は確認されておらず、流出を防ぐ工事の影響ではないかとみていますが、引き続き注意深く監視を続けることにしています。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で15日午前10時前に採取した海水から、国の基準の6500倍にあたる、1cc当たり260ベクレルのヨウ素131が検出されました。ここは、「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込んでいた場所で、今月2日に基準の750万倍のヨウ素131が検出されたあと、次第に濃度は下がっていて、14日は1100倍まで下がっていました。また、同じ場所では放射性のセシウムの濃度も再び上昇し、基準の1400倍にあたる1cc当たり130ベクレルのセシウム137が検出されました。このほかの調査地点では、一部の地点を除き濃度はおおむね横ばいか低下傾向で、福島第一原発の沖合15キロの地点では、ヨウ素131の濃度は最も高いところで基準の5倍となっています。東京電力は、放射性物質に汚染された水が海に流れ出さないよう、取水口付近に「シルトフェンス」と呼ばれるカーテン状のフェンスや、「止水板」と呼ばれる金属の板を設置しています。濃度が再び上昇したことについて、東京電力は、新たな汚染水の流出は確認されておらず、こうした工事によって、潮の満ち引きによる拡散が滞っている影響ではないかとみていますが、引き続き注意深く監視を続けることにしています。
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