劇団フライングステージメールマガジンFS通信

カミングアウトしているゲイの劇団
フライングステージのメールマガジン

劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.201 2024/04/15

2024年04月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.201 2024/04/15
http://www.flyingstage.com/

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花らんまん、いい季節になってきましたね。劇団フライングステージの岸本啓孝です。
メールマガジン「FS通信」、4月号をお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】関根信一 作/劇団銅鑼公演No.60「星を追う人 コメットハンター」
【02】関根信一 演出/ロデオ★座★ヘヴン 14th act「法王庁の避妊法」
【03】劇団フライングステージ第50回公演「贋作・十二夜/贋作・冬物語」
【04】gaku-GAY-kai 2024
【05】劇団員の近況などなど
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このメールマガジンは、次の方にお送りしています
・フライングステージへメールマガジン購読に連絡をいただいた方
・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方
*このメルマガはPC用のレイアウトをしています。
*携帯、PHSで受信の方には、「FS通信ブログ」の更新のお知らせをお送りしています。

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【01】関根信一 作/劇団銅鑼公演No.60「星を追う人 コメットハンター」

☆劇団銅鑼公演No.60
 「星を追う人 コメットハンター」

コメットハンターとは未知の彗星の発見を目的として天体観測に取り組む天文家のこと。
彗星捜索家とも言われます。 
追いかけることを諦めた人たちと追うことに情熱をかけた人たちの時空を超えた、
見えないものを追う物語。

□ 作
関根信一

□ 演出
磯村 純

□ 日程
2024年8月28日(水)- 9月1日(日)

□ 会場
シアターグリーン BOX in BOX THEATER
https://theater-green.com
豊島区南池袋2-20-4
JR山手線・埼京線、JR東武東上線、JR西武池袋線、地下鉄 丸の内線・有楽町線「池袋駅」
JR「池袋駅」南改札より地下通路(西武デパート側)39番出口より徒歩約2分
JR「池袋駅」東口より地上路で徒歩約6分
地下鉄 有楽町線「東池袋駅」より徒歩約5分
都電荒川線「雑司ヶ谷駅」より徒歩約7分

□ お問い合せ
劇団銅鑼(平日10時 - 18時)
TEL:03-3937-1101 FAX:03-3937-1103
Mail:info@gekidandora.com

*劇団銅鑼ホームページ
>>http://www.gekidandora.com/

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンでもお知らせしていきます。

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【02】関根信一 演出/ロデオ★座★ヘヴン 14th act「法王庁の避妊法」

☆ロデオ★座★ヘヴン 14th act
 「法王庁の避妊法」

□ 脚本
飯島早苗 鈴木裕美

□ 演出
関根信一(フライングステージ)

□ 出演
石川紗世
音野 暁(ロデオ★座★ヘヴン)
黒沢佳奈(火遊び)
新行内啓太
平塚正信(殿様ランチ)
藤原 薫(十七戦地)
保坂 聡(ブラボーカンパニー)    
渡邉とかげ(クロムモリブデン)

□ 日程
2024年9月11日(水)-16日(月・祝)

□ 会場
下北沢 「劇」小劇場
https://za-koenji.jp/
世田谷区北沢2-6-6
小田急線下北沢駅東口・京王井の頭線下北沢駅京王中央口から徒歩3分

□ お問い合せ
ロデオ★座★ヘヴン
Mail:rodeotheheaven@gmail.com

*ロデオ★座★ヘヴンホームページ
>>https://rodeotheheaven.wixsite.com/rodeo/next

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンでもお知らせしていきます。

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【03】劇団フライングステージ第50回公演「贋作・十二夜/贋作・冬物語」

☆劇団フライングステージ第50回公演
 「贋作・十二夜/贋作・冬物語」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 作・演出
関根信一

□ 日程
2024年10月30日(水)- 11月3日(日・祝)

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【04】gaku-GAY-kai 2024

☆gaku-GAY-kai 2024

□ 日程
2024年12月29日(日)- 30日(月)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【05】劇団員の近況など
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・関根信一
フライングステージの次回公演の情報を公開しました。gaku-GAY-kaiで上演した「贋作・十二夜」(2020年初演)と「贋作・冬物語」(2018年初演)の再演です。
会場は座・高円寺1。今回も劇作家協会プログラムに選ばれました。先日の「こころ、心、ココロ」に続いて、同じ年のうちに2回、座・高円寺さんのお世話になります。公共の劇場のプログラムで、ゲイの劇団を公表しているフライングステージが公演できるのがとても嬉しく光栄です。
「こころ、心、ココロ」の当日パンフでお知らせしましたが、出演者を募集中です。やってみようかという方はフライングステージまでお問い合わせください。
gaku-GAY-kaiでの初演の楽しさは残しつつ、ゲイテイストたくさんのシェイクスピアにしっかり取り組んでいこうと思います。
劇団銅鑼さんの「星を追う人 コメットハンター」は、他劇団さんへの久しぶりの書き下ろしになります。
星を見ようと、とりあえず手が届く価格の子ども用天体望遠鏡を購入し、まずは月を見てみました。星や彗星はまだ見れていませんが、夜空を見上げるのとは違った面白さがありますね。
晴れ晴れとした気持ちになるのは、はるか遠くの月や星を今見ているということと、手が届かないものを少しだけ自分のものにできるうれしさがあるからかもしれません。
プラネタリウムにも何度か出かけています。
東京スカイツリーの足元のコニカミノルタプラネタリウム天空、渋谷区文化総合センター大和田のコスモプラネタリウム渋谷。もう何度も出かけた渋谷のプラネタリウムは、チケットが600円で解説がライブで、とてもいい時間が過ごせます。
これからしばらく、星と星を追う人を追う人になります。
地域の物語2024「劇場と地域コミュニティの冒険~みんなイロイロ生きてるぜ!」演劇上演会。「地域の物語2022」で上演された「うけいれる身体・うけいれられない身体」がさらに練り上げられてとてもよかったです。
「世田谷区に住む60歳を超えた4名の重度脳性麻痺の方へのインタビューから創作」した作品。障がいのある方を障がいを表現しないで演じるのは、とても演劇的、演劇だからできることとして、僕にはたいへん興味深かったです。公共の劇場が作る作品として大きな意義がある作品だと思いました。
三月大歌舞伎「御浜御殿綱豊卿」、四月大歌舞伎「神田祭」@歌舞伎座 真山青果の「元禄忠臣蔵」は苦手なのですが、徳川綱豊を演じる片岡仁左衛門さんを堪能しました。富森助右衛門の松本幸四郎さんの熱さもとてもよかったです。
「神田祭」は、仁左衛門さんと玉三郎さんが、そういう踊りだとはいえ、いちゃいちゃしているのがそれだけで眼福、幸せな気持ちになりました。
青年劇場「マクベスの妻と呼ばれた女」。篠原久美子さんの、1999年劇作家協会新人戯曲賞候補作。この作品が縁で僕は篠原さんと知り合い、演出家としての今があります。
女性たちの視点から描くマクベスの裏側の話。「マクベス」では女性の登場人物には名前がありません。二十数年経っても、女性をとりまく状況は変わってないのだなあとあらためて思ったのでした。
ほぼ女性ばかりの座組です。登場する男性役もすべて女性が声のみで演じることで、男性の加害性が見えにくくなり、マクベス夫人が抑圧する側になって見えたのが新鮮でした。
中嶌聡さんが亀有にあるカフェで紙芝居をするというの出かけてきました。会場のプティ・ボヌールは、搾りたてオレンジジュースとクロワッサン専門店。
「カミオジ(紙芝居おじさん)」こと中嶌聡さんの「くるみ割り人形」と「笠地蔵」の紙芝居を、狭いけれどとてもきれいな店内で子どもたちと親御さんと一緒に楽しみました。オレンジジュースとクロワッサンもたいへんおいしかったです。
店の外では、自転車でやってきた駄菓子やさんが開店。街角に子どもたちと親たちが集まれる場所が生まれているのがすばらしいと思いました。また近々うかがいたいと思っています。
アンドリュー・ヘイ監督の「異人たち」を試写で見ました。原作は山田太一。1988年に大林宣彦が映画化したものを、主人公をゲイにしてリメイクした作品。
とてもとてもよかったです。大林版へのもやもやがすっきりしました。日本のお盆を舞台にした怪談話ではなく、孤独を抱えた人たちの切ない物語になっています。
シナリオの執筆に行き詰まっているという設定は他人事ではなく、孤独な彼が出会うことになる、死に別れた両親と、同じタワーマンションに住むゲイの青年の存在は、こういう登場のしかただったらこうなるしかないと思えるものでした。
なんで出会うのか、何のために?という彼の心情と、作劇上の設定がとてもうまく、また感動的に機能しています。現代のイギリスのゲイシーンの変化が描かれながら、変わらずにある「言えなかったこと」が大きな意味をもって描かれるのも大好きです。
大林版は、風間杜夫と永島敏行のホモソーシャルなかんじ(風間杜夫が離婚した元妻と結婚する永島敏行が、風間杜夫に「あなたが好きだ」と言ったりするのです。)がおもしろいのですが、ラストのホラーはそこまでしなくてもというかんじでむしろ恐くなくなっていて、その点「異人たち」のラストはしみじみとさびしく怖ろしい現代が浮かび上がります。
同じアンドリュー・ヘイ監督の「ウィークエンド」(2011年)の特別上映にも行って来ました。@渋谷シネクイント 週末に出会った2人のゲイの二日間の物語。こちらもとってもよかったです。これまで何で見てなかったんだろうと思いました。ささやかな物語がこんなに心に沁みるとは。
主人公ラッセルを演じているトム・カレンさん、どこかで見た記憶があると思ったら「ダウントン・アビー」に出ていた人でした。インディーズの映画でゲイ役を演じていた人がメジャーな作品に出演していることが、とてもうれしく思えました。
「こころ、心、ココロ」の評を、「テアトロ」5月号に谷岡健彦さんが特集「駆けぬけ続ける演劇人」として、月刊「シナリオ」5月号では、伴一彦さんが「この世は舞台」のページで書いてくださいました。どちらも発売中です。どうぞご覧ください。
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・石関 準
やっと花粉が峠を越えた模様です。今年も寝込む日がちらほらありましたが、なんとか。
今年になって「花粉症が治った」という知り合いが数人出現し、驚愕しています。
本番前だけでもいいので症状を抑える秘訣を教えて欲しいと思いながら、手首近くの「鼻痛点」という慢性鼻炎の手のツボを押しまくる日々でした。
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・水月アキラ
今月、仕事の関係で、水戸から前橋に引越しました。物流業界の2024年問題もあり、数か月間、いろいろ大変でしたが、どうにか落ち着きました。
宇都宮にも住んだことがあるので、北関東3県制覇です。
水戸に引き続き自転車で通勤していますが、通勤経路の前橋公園の桜が満開になり、夜はライトアップされているので、朝晩、爽やかな気分に浸っています。
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・岸本啓孝
満開の桜のなかを、僕の甥っ子は元気いっぱいに入学式へ出かけていきました。
みなさんのなかにもこの時季、新たなスタートを迎えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
芝居の初日のように、ワクワクとドキドキが入りまじって、
初々しいうれしさもある反面、不安や大変なことも多いシーズンかと思います。
それに、ずいぶんあたたかくなってきたとはいえ、花冷えの日もあります。
どうかどうかお身体をたいせつに。おだやかな春をすごされますよう!
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配信停止確認の返信はいたしません。
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【不明な点・お問い合わせは】
stage@flyingstage.com
あてにメールを送ってください。ご感想も歓迎しています。
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【「FS通信」バックナンバー】
次のURLからご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/flyingstage_melma
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発行 劇団フライングステージ
(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
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