劇団フライングステージメールマガジンFS通信

カミングアウトしているゲイの劇団
フライングステージのメールマガジン

劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.196 2023/11/15

2023年11月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.196 2023/11/15
http://www.flyingstage.com/

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札幌からはもう初雪のたよりが届きました。
お変わりありませんか。劇団フライングステージの岸本啓孝です。
メールマガジン「FS通信」、今月号は、
年末のgaku-GAY-kaiと、来年春の本公演の詳しい情報など、
情報盛りだくさんでお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」
【03】石関 準・出演 「第26回春謡會」
【04】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(長野公演)
【05】劇団員の近況などなど
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【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

☆gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

贋作シェイクスピアシリーズ第7弾!
女装男装のコメディを新宿を舞台に翻案
劇場は新宿2丁目仲通りスターフィールド
第二部はここでしか見られないパフォーマンスのオンパレード!

□ 日程
2023年12月29日(金)- 30日(土)
29日(金)14:00(第一部のみ)/ 18:30
30日(土)14:00 / 18:30
*29日(金)14:00 の回は第一部「贋作・お気に召すまま」のみ上演します。
*開場は開演の30分前となります。 

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F
東京メトロ丸の内線「新宿三丁目」駅・B2出口より徒歩7分
都営地下鉄新宿線「新宿三丁目」駅・C8出口より徒歩3分
https://www.star-field.tokyo/

第一部「贋作・お気に召すまま」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 作・演出
関根信一

□ 出演
石関 準、エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴瑪 悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌 聡、永山雄樹、水月アキラ、和田好美

第二部
「アイハラミホ。の驚愕!ダイナマイトパワフル歌謡パフォーマンスしょー」アイハラミホ。*29日のみ
「佐藤 達のかみしばい 僕の話をきいてください」 佐藤 達
「水月モニカのクイアリーディング」 水月モニカ
「ドラァグクィーン ストーリータイム」 関根信一
「ジオラママンボガールズの諸行無常」 ジオラママンボガールズ
「中森夏奈子のスパンコール・チャイナイト vol.15」 中森夏奈子
「今年もアタシ、第二部で何かやろうかねえ」 エスムラルダ

□ スタッフ
照明:伊藤 馨
音響:樋口亜弓
衣裳:石関 準
制作:渡辺智也、三枝 黎
フライヤーイラスト:ぢるぢる
フライヤーデザイン:石原 燃
主催:劇団フライングステージ
企画製作:関根信一
協力:CoRich舞台芸術!

□ チケット
全指定席
予約・当日 4,000円
*29日(金)14:00(第一部のみ上演)は予約・当日 2,000円
*予約受付開始 12月2日(土)10:00より
ご予約は予約ページからお願いします。
https://ticket.corich.jp/apply/288536/
*電話、FAX、メールでのご予約は受け付けていません。
*予約完了後すぐに、自動返信メールが送信されます。届かない場合は予約ができていませんのでご注意ください。
 URL付きメールの受信を拒否されている方は、設定を解除してください。
 ticket@corich.jpよりメールをお送りしますので、受信許可設定をお願いいたします。
*チケットは当日受付精算で承ります。

<<お客様へのお願い>>
*劇場は地下1階。エレベーターはありません。
 階段の昇降が必要ですのでご注意ください。
*37.5度以上の発熱がある方、体調がすぐれない方はご来場をご遠慮ください。
*泥酔および酒気帯びでの入場はお断りいたします。
*ご来場時及び観劇中はマスクの着用を推奨いたします。
 マスクなしでの声援やかけ声はしないでください。
*受付時及び客席内での大声での会話はご遠慮ください。
 咳エチケットへのご協力をお願いいたします。
*客席内ではふたのついた飲み物以外の飲食はご遠慮ください。

※最新の情報は、フライングステージブログ( http://flyingstage.cocolog-nifty.com/blog/ )、X(旧Twitter) @flyingstage でお知らせしていきます。

※お問い合わせ:劇団フライングステージ stage@flyingstage.com

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【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

☆座・高円寺 春の劇場29 日本劇作家協会プログラム 
 劇団フライングステージ第49回公演
 「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

□ 作・演出
関根信一

□ 出演
石関 準
岸本啓孝
小林祐真
中嶌 聡
野口聡人
福正大輔
モイラ
山西真帆
若林 正
関根信一

□ 日程
2024年3月6日(水)- 10日(日)
6日(水)19:00A
7日(木)14:00A★◎ / 19:00B
8日(金)14:00B★◎ / 19:00A
9日(土)14:00A★◎ / 19:00B
10日(日)14:00B
A:第一部 B:第二部
*★は託児サービスがある回です。
*◎はアフタートークがある回です。
*受付開始、開場は開演の30分前です。

□ 会場
座・高円寺1
杉並区高円寺北2-1-2
JR中央線「高円寺」駅北口を出て徒歩5分

□ スタッフ
照明:伊藤 馨
音響:樋口亜弓
衣裳:石関 準
舞台監督:水月アキラ
イラスト:ぢるぢる
フライヤーデザイン:石原 燃
制作:渡辺智也、三枝 黎
協力:株式会社アスタリスク、M・M・P、大沢事務所、さんらん、十七戦地、プロジェクト・ドロブラ、劇団桃唄309
主催:劇団フライングステージ
後援:杉並区 
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺

□ チケット料金
≪全指定席≫
一般:3,500円 学生:2,500円 小中高生:1,500円 子ども:1,000円
ペアチケット:6,500円
*税込、前売・当日同一価格

□ チケット取り扱い
発売日:1月27日(土)10:00から
*お申し込み方法など、詳細は準備が整い次第こちらのメールマガジン等でお知らせいたします

□ シアター・コミュニケーション・ペーパー『座・高円寺』30号より
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フライングステージは、カミングアウトしているゲイの劇団として、LGBTQを題材にした作品を作り続けています。2021年には子ども向けの2作品を座・高円寺で上演しました。LGBTという言葉が公的に使われたのは2006年だそうです。それより前にはLGBTという人々はいなかったかというとそうではありません。ずっと前から存在していました。今回は、夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを描きます。第一部では大正から昭和、第二部では平成から現代まで、それぞれの時代を生きたゲイたち、ともすればいないことになってしまう人々の「こころ」をつむいでいこうと思います。(関根信一)
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□ お問い合せ
劇団フライングステージ
Mail:stage@flyingstage.com

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【03】石関 準・出演 「第26回春謡會」

石関 準が春謡妙左京として出演します。

☆「第26回春謡會」

□ 日時
2023年12月23日(土)
10:30開演 18:30終演(予定)

□ 会場
浅草公会堂
台東区浅草1-38-6 TEL:03-3844-7491
(東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武鉄道浅草駅より
 徒歩約7分、雷門をくぐり浅草寺に向って左に入りすぐ)

※ご招待券ございます。
 劇団フライングステージ・石関 準までご用命下さい。

□ 石関 準からのメッセージ
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師走の吉例、「春謡會」が今年も開催されます。本年で26回目、二代目家元と門弟、ゲストの皆様がご覧いただく日本舞踊の華やかな舞台です。私、春謡妙左京は「友禅晒し(ゆうぜんさらし)」という演目を踊らせていただきます。近江八景を読み込んだ変化舞踊のの一部が独立した演目で「近江のお兼」としても有名です。日本舞踊の小道具「布晒し」をヒラヒラと大胆に使って力一杯踊ります。取り立て師匠妙左先生は「秋の色種(あきのいろくさ)」を赤姫の型で踊られます。古典、新舞踊、レビューまで今年も盛りだくさんでお送りします。是非23日は年末で賑わう浅草へ。お待ちしております。
石関準 こと 春謡妙左京
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□ お問合せ(フライングステージ)
stage@flyingstage.com

*春謡流Facebookページ
>>https://www.facebook.com/shunyouryu/

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【04】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(長野公演)

「自分とは違う人」も大切にできる世界を

主人公の佐々木健人は、保護者からの男性保育士への偏見に落ち込み、ゲイである秘密を打ち明けられず引きこもってしまった。ある日、鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。「世界を救って欲しい」少女に導かれて1997年の教室へ。そこで10歳の自分と出会い・・・

園長先生から電話あったよ。電話出なさいよ! 子どもたちも待ってるって。どうする?
わからない。って言っといて。

世界を救って欲しい。
救って欲しいのは僕の方なんだけど。

うちのクラスにも男か女か分からないのがいるけどな。

ご覧、いろんな人がいるだろう。
女装している人、ヒゲを生やしている人、カップルのお姉さん、車椅子で参加している人、その介護をしている人、応援しようって人、ただお祭りが好きな人……
君はひとりじゃない。

☆「わたしとわたし、ぼくとぼく」(宮崎公演)
名古屋市民芸術祭2021 名古屋市民芸術祭特別賞《演劇部門奨励賞》 受賞作品

「わたしとわたし、ぼくとぼく」の作品詳細はこちらから
https://www.urinko.jp/repertory/cn4/pg2378303.html

□ 作・演出
関根信一

□ 出演
児玉しし丸 小原ひろみ まきのかずひこ 藤本伸江 杉浦耶麻人 むらつばきはるな 平野萩(客演) もげ(客演)

□ 日程
2024年1月14日(日)14:00
開場は開演の30分前

□ 会場
まつもと市民芸術館 小ホール
https://www.mpac.jp/
長野県松本市深志3-10-1
JR中央線・篠ノ井線 松本駅より徒歩10分

□ スタッフ
美術:岡田保(演劇組織KIMYO/かすがい創造庫) 
照明:四方あさお
衣裳:さくま晶子
音楽・音響:内田アダチ 
宣伝美術:イラスト/伊藤ちづる デザイン/オフィスニーフェ 濱田邦彦・千寿
写真:清水ジロー

□ チケット
一般:2,000円 U-18:1,500円
※U-18=18歳以下、未就学児入場不可
※今回、劇団うりんこの主催公演ではないため、後援会割引を適用頂けません。予めご了承くださいませ。

□ チケットご予約
・うりんこネットストアで購入
https://urinkojp.stores.jp/
うりんこネットストアにアクセスし、ご希望のチケットを購入して下さい。
ご来場の際に受付にて、お名前とチケット画面をご提示下さい。
・電話で購入
劇団うりんこ TEL.052-772-1882
※定員になり次第受付終了します。

□ 主催
公益社団法人日本児童青少年演劇協会

□ 後援
松本市教育委員会、塩尻市教育委員会

□ 協力
松本子ども劇場、塩尻子ども劇場、「わたしとわたし、ぼくとぼく」松本公演を観る会

□ 助成
文化庁文化芸術振興費補助金
統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化地形(アートキャラバン2)
独立行政法人日本芸術文化振興会

□ お問い合せ
劇団うりんこ
TEL.052-772-1882 FAX.052-771-7868
info@urinko.jp www.urinko.jp
名古屋市名東区八前一丁目112番地

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【05】劇団員の近況など
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・関根信一
フライングステージの次回公演の出演者を発表しました。このメンバーで「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」をつくっていきます。
年末のgaku-GAY-kai 2023のチケットは、12月2日(土)10:00から受け付け開始です。こちらからどうぞ。
https://ticket.corich.jp/apply/288536/
会場は新宿二丁目のスターフィールドです。ミラクルではないのでお間違えのないようお願いします。
劇場は地下1階でエレベーターがありません。ご注意ください。
マスクの着用は「推奨」とさせていただきました。年末の状況がどう変わるかわかりませんが、マスクなしでの応援声援はご遠慮ください。声を出していきたい!という方はマスクの着用を必ずお願いいたします。
お早めのご予約をお待ちしています!
今月の観劇等はこちらです。
■新国立劇場「終わりよければすべてよし」@新国立劇場中劇場 gaku-GAY-kaiで上演した作品を真っ当な演出で拝見。一度贋作の視点で見てしまうといろいろな物足りなさがあるものだなあと思いました。
■俳優座劇場プロデュース「検察側の証人」@俳優座劇場 アガサ・クリスティ原作、映画「情婦」でも有名な作品。法廷を舞台にした実によくできた舞台。戯曲も演出も、これぞ演劇というものでした。
■萩島商店街青年部「未開の議場2023」@北とぴあペガサスホール トメニア人労働者が多く住む地方都市が舞台。お祭りのボランティアにトメニア人の参加を認めるかという議題で始まる会議の一部始終。共生ってむずかしいんだなということと、だからこそ取り組まなくてはいけないのだということを実感。アクセシビリティ対応が充実。アフタートークも作品の延長にある考えさせられるものでした。
■劇団朋友「生きるぼくら」@俳優座劇場 ひきこもりになった24歳の青年が蓼科の祖母の元で農業に出会い、様々な人とのつながりを回復していく物語。死んだ父との再会の場面で涙。フライングステージでも以前お世話になった小池れいさんの美術が美しかった。
■11月11日12日の両日、東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会(都大会)の審査員を去年に続いてつとめました。東京芸術劇場シアターイーストで12校を拝見、審査。南関東大会に筑波大附属駒場「デュフフ」、来年夏の新国立劇場特別出演に立川女子「あいのはなし」を推薦しました。都立駒場「だから死にました」は東京都高等学校演劇研究会賞。
拝見したどの作品もすばらしいものばかりでしたが、暁星高校「ディーエヌエイ」(暁星高校演劇部作)が特にこころにのこりました。
高校生男子から男子への好きだという告白が漱石の「月がきれいですね」という「アイラブユー」の翻訳でつたえられます。二人の交際を許さない母親、二人は駆け落ちで北へ南へ旅に出て、行く先々で人々の親切にふれる。お金がない二人は高校の演劇部の衣装、アメ横で買ったアメリカ軍のジャケットで暖をとる。寄り添って座る二人。ハグやキスをするのではなくただ寄り添って座っている美しい場面。劇場中が二人の行く末を見守っていました。
家に戻った彼は突然の腹痛、それが妊娠だとわかる展開。このときのおどろき。僕はおどろきながら、男同士の愛情の結果としての妊娠と、男女の愛情ゆえの妊娠と、どう違うのか、自分はどう思っているのかということを、突きつけられたのでした。拝見した他の学校の作品では当然のように描かれていた妊娠出産の物語に感動していた自分は、この展開をどう受け止めるのか。やっぱり感動するのだということを確かめた瞬間でしたが、それは僕だけでなく、観客の高校生も同様だったのではないかと思います。
彼が無事に出産したあと、それまで反対していた母親は「天にものごる気持ち」だと言い、実は自分も男で「アンタはこどもをうむ男のディーエヌエイを受け継いだ」と話して、大きな翼を持ってきて脚立の上に立とうとします。息子も「ぼくも今すぐ飛びたい」と巨大な翼を背負って大きく何度もはばたくうちに幕。
この物語を男子三人で演じるのですが、父親役と恋人役は帽子をかぶることで一人で演じるというのもみごとでした。みごとというか、なんて魅力的な三人なのだろうと、なんてすばらしい作品なのだろうと、僕は立ち上がって拍手したい気持ちをなんとか抑えたのでした。
コントのようなおかしなやりとりが続き、上演中は客席からの笑いが絶えないのですが、セクシュアリティや性的マイノリティを嘲笑する笑いはひとつもありませんでした。それは作り手の意識の高さと繊細さの結実であり、同時に見守る客席の高校生の成熟だったと思うのです。
高校演劇の審査員を務めるなか、ゲイネタで笑いを取る流れや、笑ってスルーしてしまおうとする客席が悲しかったことが幾度かあります。その悲しさを、彼らは軽やかな笑いとともに鮮やかに帳消しにして、新しい次元へ踏み出していってくれました。ぼくはうれしくてありがたくて胸がいっぱいになりました。
暁星「ディーエヌエイ」は審査の結果、上の大会への推薦はかなわなかったのですが、生徒審査員による賞、中央委員会賞を受賞したと翌日に知りました。よかった!ほんとうによかった! 自分のことのようにうれしいです。みなさんにぜひこの作品とこの作品をつくりあげた高校生たちのことをお伝えしたくて、長く書かせてもらいました。
僕も高校生に負けない作品作りをしようとこころに誓いました。
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・石関 準
先日、プレ大掃除として収納スペースを断捨離・整理しました。ゴミ袋6袋分を処分したのですが、物を入れ直したら何故か隙間が有りません。あの6袋は何処に入っていたのでしょう。100年振りの夏日など落ち着かない気候に翻弄されっぱなしですが、皆様も体調にお気を付け下さい。
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・水月アキラ
先月、会社の人達に誘われ、愛車で山形に行き、「いも煮」をして、山寺を参拝し、夜は宴会、翌日は、山形城址散策、最後に冷たい山形ラーメンをいいただくという、一泊二日の小旅行を満喫しました(水戸から山形まで、公共交通機関の便が悪く、車で移動しましたが、片道約4時間かかりました。)。
先月末には、最近、某歌手がトークに時間を割き、8曲しか歌わなくて有名になった大ホールがある水戸市民会館の中ホールで、会社のイベントを行いました。7月に開館したばかりのホールは、綺麗で使いやすく、また、舞台裏でイベントの進行管理を行っていたため、スタッフの方から、鑑賞したこけら落とし公演の裏話など聞けて、仕事での利用でしたが、個人的に楽しませていただきました。
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・岸本啓孝
雑司が谷は鬼子母神で、甥っ子の七五三のお祝いをしてきました。
このあいだ生まれたばかりだと思っていたのに、すっかりお兄ちゃんになってきて、
食事も僕と同じ量をペロリ。
帰り道に立ち寄った公園では、得意の逆上がりをクルクルとくり返していました。
「おじちゃんもやってみて!」というので年甲斐もなくチャレンジしてみたのですが、
中年の重たい体は、衰え気味の腕力ではとても持ち上がらなかったのでした・・・。残念!
さて、今月号ではgaku-GAY-kaiと本公演の詳しい情報を両方ともお知らせすることができました。
いまから僕もわくわくしています。どうぞよろしくお願いいたします!
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【不明な点・お問い合わせは】
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発行 劇団フライングステージ
(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.195 2023/10/15

2023年10月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.195 2023/10/15
http://www.flyingstage.com/

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秋麗の候、いかがおすごしですか。劇団フライングステージの岸本啓孝です。
メールマガジン「FS通信」、10月号をお送りします。

■■■もくじ■■■
【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」
【03】劇団員の近況などなど
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【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

☆gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

□ 日程
2023年12月29日(金)-30日(土)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

第一部「贋作・お気に召すまま」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 台本・演出
関根信一

□ 出演
石関準、エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴瑪悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌聡、永山雄樹、水月アキラ、和田好美

第二部

□ 出演(2023/10/15現在)
アイハラミホ。(29日のみ)、エスムラルダ、佐藤達、ジオラマ・マンボ・ガールズ、中森夏奈子

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

☆劇団フライングステージ第49回公演
 「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを<第一部><第二部>の二部作として上演します。

□ 作・演出
関根信一

□ 日程
2024年3月6日(水)- 10日(日)

□ 会場
座・高円寺1

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【03】劇団員の近況など
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・関根信一
■ムニ「ことばにない」後編のポストパフォーマンストークに出演します。
ムニ「ことばにない」後編 2023年11月9日(木) - 11月19日(日) @こまばアゴラ劇場
https://muniinum.com/2023/04/27/kotobaninai2/
僕の登壇は11月17日(金)14時の回の終演後です。
作・演出の宮崎玲奈さんとは、昨年からクィア演劇についての読書会で何度かご一緒しています。
昨年上演された前篇が大変おもしろかったです。「レズビアンアイデンティティを巡る演劇、完結」という後編も楽しみです。
前篇の上映回もあるそうです。未見の方はぜひあわせてご覧ください。
今月の観劇などはこちらです。
■NTLライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」@シネリーブル池袋
1968年のアメリカを舞台に、保守思想家・小説家のウィリアム・F・バックリーと、彼に反目する政治的ライバルの小説家・劇作家・評論家ゴア・ヴィダルが出演したテレビ討論番組を描いたドラマ。
1960年代のアメリカの政治事情がわからなくて、あちこちついていけず、ジェームズ・ボールドウィンがたまに出て来て、整理してくれるのがありがたい。60年代にオープンリーゲイだってことはどんなだったんだろう。
■「ふるあめりかに袖はぬらさじ」@新橋演舞場
主人公の芸者お園を大竹しのぶが演じる。大竹しのぶは、これまでの杉村春子、玉三郎と違って、女の弱さが際立ち、哀れで悲しい。この時代の女性たちがどれだけ搾取、抑圧されていたかということが感じられる演出。舞台装置は華やかで美しいが大きな檻のようにも見える。自害した亀遊が幻で登場するのはとてもよいと思った。齋藤雅文さんの新演出がすばらしい。
■人形劇団むすび座「チト」@北とぴあさくらホール 
映像で見ていた作品をようやくライブで拝見。開演前に客席を鳥の人形がぐるぐる飛んでいる。同じような鳥を劇団四季の「ライオンキング」でも見たのだけれど、その時、ああやって鳥をぐるぐるしている俳優の人生ってなんだろう?と思ったのだった。やり甲斐や生き甲斐というようなことを考えたのだと思う。
今回の「チト」の鳥を見て、開演前だというのに僕は涙ぐんでしまった。観客の子どもたちとのやりとりがちゃんとそこにはあって、それこそがやり甲斐であり生き甲斐につながるんだと思ったから。「ライオンキング」の俳優さん、ごめんなさい。
原作ありきではあるけれど、武器をつくることで生きている人達がいるということへの踏み込み方が篠原久美子さんの脚本だと改めて思った。戦争の時代の今だからなおさら。
■錦秋十月大歌舞伎「文七元結物語」@歌舞伎座
寺島しのぶの歌舞伎座初舞台を見ておきたかった。演じるお兼は文七の妻、地味な役だし、女形さんたちに混じるとやっぱり小柄だし、小さく見える。でも、僕は好きだ。客席も応援する気持ちで暖かく、芝居を見ているということの幸せを感じながらの観劇になった。
■Myrtle Arts「同郷同年2023」@ザムザ阿佐谷
くるみざわしん作、東憲司演出。原子力発電所の最終処分場の誘致をめぐる同郷同年生まれ三人の男たちの物語。
数ヶ月数年で場面が変わると、三人の関係が大きく変わっている。その変化のおかしさと非情さ。男とはこんなに立場、仕事で変わるものか。男だけではないか。それでも変わらない俺達は同郷同年だと言い続ける男が一番変わる。それは変わらないということなのか、変わるとはそういうことなのか。
生きていくということのつらさ、よりよく生きたいと願う気持ちが切なく胸にせまった。祈りの演劇だった。
■あしたの劇場「劇場へいこう!」2023「フランドン農学校の豚~注文の多いオマケ付き~」@座・高円寺1
子どもたちと一緒に声を上げて笑った。劇場で声を上げて笑うのなんていつぶりだろうと思いながら。そして泣いた。
家畜を殺そうというものは、その家畜から死亡承諾書を受け取ること、又その承諾証書には家畜の調印を要するという「家畜撲殺同意調印法」をめぐる宮沢賢治原作のお話。
6人の俳優が交互に豚を演じていく展開。食べる者、食べられる者。途中に、人間と動物の食べる/食べられるが入れ替わる「注文の多い料理店」が入っているのも大変おもしろい。
最後に、豚は肉になって「いただきます!」と一同に食べられるところで暗転。そして「ごちそうさまでした!」という声で終わる。
ずっと笑って見ていた子どもたちはしーんとなって、この「いただきます」と「ごちそうさま」を聞いていた。舞台から客席に投げられた呪いとも祝福とも言える作品。すばらしかった。
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・石関 準
幼い頃は東北、最近は東海道と年に数回はお世話になっている新幹線。東海道新幹線の車内販売ワゴンが終了してしまうとか。食堂車もギリ間に合った世代なので、電光掲示板のニュース、検札、と時代と共に移り変わっていく新幹線車内。座席をひっくり返し、ロマンスシート状態でワイワイと家族で旅行をした想い出も懐かしいですね。
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・水月アキラ
千葉に神輿を担ぎに行きました。
今年度、最初で最後になりましたが、マスクしていたのは、一人だけでした。
結構、シュールな対応。
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・岸本啓孝
ふるさと納税を今年、はじめてしてみました。
9月中の手続きがおトクと聞いて、かけこみで申し込んだ時季がちょうど実りの秋。
返礼品は、秋田県は横手市の「あきたこまち」の新米を選んでみました。
数年前、ひょんなことから友達になった女性が、横手市で米農家を営んでいるからです。
パワフルな彼女は、降り積もる豪雪をかきわけて、
もう何回も「gaku-GAY-kai」を見にきてくれています。
去年も来てくれました。今年も来てくれるとうれしいのですが・・・!
秋らしくなってきた分、朝晩はすこし冷えますね。
寒暖差の大きな季節、みなさんどうぞ風邪など召されませんよう。
では、また来月!
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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.194 2023/09/15

2023年09月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.194 2023/09/15
http://www.flyingstage.com/

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九月に入ったというのに、暑い日がつづきますね。いかがおすごしですか。
劇団フライングステージの岸本啓孝です。
メールマガジン「FS通信」を、今月もお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(宮崎公演)
【02】石関 準・出演 劇団桃唄309 短編集 おはぎの会 #2 『決心いろいろ』
【03】関根信一 参加 戯曲を読むシリーズ「性の異端を読む」 読書会「堂本正樹『大東亜戦争はおしまい』を読む」
【04】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
【05】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」
【06】劇団員の近況などなど
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・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方
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【01】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(宮崎公演)

「自分とは違う人」も大切にできる世界を

主人公の佐々木健人は、保護者からの男性保育士への偏見に落ち込み、ゲイである秘密を打ち明けられず引きこもってしまった。ある日、鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。「世界を救って欲しい」少女に導かれて1997年の教室へ。そこで10歳の自分と出会い・・・

園長先生から電話あったよ。電話出なさいよ! 子どもたちも待ってるって。どうする?
わからない。って言っといて。

世界を救って欲しい。
救って欲しいのは僕の方なんだけど。

うちのクラスにも男か女か分からないのがいるけどな。

ご覧、いろんな人がいるだろう。
女装している人、ヒゲを生やしている人、カップルのお姉さん、車椅子で参加している人、その介護をしている人、応援しようって人、ただお祭りが好きな人……
君はひとりじゃない。

☆「わたしとわたし、ぼくとぼく」(宮崎公演)
名古屋市民芸術祭2021 名古屋市民芸術祭特別賞《演劇部門奨励賞》 受賞作品

「わたしとわたし、ぼくとぼく」の作品詳細はこちらから
https://www.urinko.jp/repertory/cn4/pg2378303.html

□ 作・演出
関根信一

□ 出演
児玉しし丸 小原ひろみ まきのかずひこ 藤本伸江 杉浦耶麻人 むらつばきはるな 平野萩(客演) もげ(客演)

□ 日程
2023年9月18日(月・祝)14:00
開場は開演の30分前

□ 会場
延岡総合文化センター
https://nobeoka-bunka.com/
宮崎県延岡市東浜砂町611-2
・JR日豊線延岡駅または南延岡駅からタクシーで約10分
・延岡駅から宮崎交通バス「文化センター行」または「まちなか循環バス」(外回り)で約20分

□ スタッフ
美術:岡田保(演劇組織KIMYO/かすがい創造庫) 
照明:四方あさお 衣裳:さくま晶子 音楽・音響:内田アダチ 
宣伝美術:イラスト/伊藤ちづる デザイン/オフィスニーフェ 濱田邦彦・千寿
写真:清水ジロー

□ チケット
一般:2,000円 U-18:1,500円
※U-18=18歳以下、未就学児入場不可
※今回、劇団うりんこの主催公演ではないため、後援会割引を適用頂けません。予めご了承くださいませ。

□ チケットご予約
・うりんこネットストアで購入
https://urinkojp.stores.jp/
うりんこネットストアにアクセスし、ご希望のチケットを購入して下さい。
ご来場の際に受付にて、お名前とチケット画面をご提示下さい。
・電話で購入
劇団うりんこ TEL.052-772-1882
延岡総合文化センター TEL0982-22-1855
※定員になり次第受付終了します。

□ 主催
公益社団法人日本児童青少年演劇協会

□ 後援
延岡市教育委員会、夕刊デイリー新聞社 

□ 助成
文化庁文化芸術振興費補助金
統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化地形(アートキャラバン2)
独立行政法人日本芸術文化振興会

□ お問い合せ
劇団うりんこ
TEL.052-772-1882 FAX.052-771-7868
info@urinko.jp www.urinko.jp
名古屋市名東区八前一丁目112番地

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【02】石関 準・出演 劇団桃唄309 短編集 おはぎの会 #2 『決心いろいろ』

短編劇の集中上演に取り組み始めて約10年。
その間発表した新作短編は40以上。この蓄積を活かしつつ、新作も交えてまとめてお届けする私たちの心づくしを「おはぎの会」と名付けました。
第二回の今回は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアなど、古典に題材を求めた新作のみの詰め合わせ。
かみしばいも併せてお楽しみ下さい。
各回とも、全演目を一気に全て上演いたします。

☆劇団桃唄309 短編集 おはぎの会 #2 『決心いろいろ』

□ 演目
全ステージこのセットです

・短編『人人人火』
その者は人類に「革新」をもたらした罪により、苛烈な罰を与えられることになった。
アイスキュロスのギリシャ悲劇『縛られたプロメテウス』を元に、大きく変わりゆく世界に問いかける、劇団桃唄309の新作。
戯曲・演出:長谷基弘
出演:乾 優希、玉木葉輔

・短編『リア荒野』「リア王」より
荒野を王であったリアと道化が果てしなく歩き続ける。荒野を抜け出すことができるのか、彼らはいつまで彷徨えばよいのだろうか。
シェイクスピア作品の上演ユニットN.S.F.による6年ぶりの新作。
戯曲:シェイクスピア
企画・演出:伊藤馨
戯曲構成:村野玲子(NICK-PRODUCE)
出演:中嶌 聡、石関 準(劇団フライングステージ)

・短編『嘆願』
神話と歴史の狭間の時代、関東。いくさに斃れた若者らの亡骸を母らが引き取ろうとするが、相手方にすげなく拒否される。嘆く母らは遺体を弔うために、勢力圏を広げつつあった倭の権力者を頼る。
エウリピデスのギリシャ悲劇『嘆願する女たち』を元におくる劇団桃唄309の新作。
戯曲・演出 長谷基弘
出演:佐藤 達、楠木朝子、山西真帆、乾 優希、玉木葉輔

・紙芝居『みつはるくんのファミコン』
「みつはるくんがファミコン買ったってよ、遊びに行こう!」 小学生のぼくを 1つ年上のやっくんが誘う。いざ初めてのファミコン! みつはるくんの家へ! その距離8km!
待望の、佐藤達の新作かみしばい。
絵とお話:佐藤 達

・『そのほか』
作品解説のトークなどの出し物も予定。お楽しみに!

□ タイムテーブル
2023年9月21日(木) - 24日(日)
9月21日(木) 19:00
9月22日(金) 14:00/19:00
9月23日(土) 14:00/18:00
9月24日(日) 14:00
*受付開始・開場は、開演の20分前。
*各回の上演時間は100分程度を予定。

□ チケット
日時指定 自由席
予約/当日 3,500円
*小学生以上の方からご観劇いただけます。(但し保護者の方のご同伴に限ります)
*小さな会場で、座席をかなり少なくして上演いたします。ご来場の際は必ずご予約ください。

□ ご予約
【Web予約】(石関 準 扱い)
https://teketsu.jp/box/board/product/24/547
【メール予約】
ohagi2.2023@gmail.com
メールでのお申込み方法:
(1)お名前/(2)公演の日時・枚数/(3)ご住所/(4)ご連絡先電話番号をお知らせください。
【FAX予約】 ※9月20日 22時まで
FAX:03-3314-2446
【電話予約】 ※各公演日の前日まで
Phone:080-6288-5906
※ご予約の場合は「石関のチケット」とお申し付け下さい

□ 会場
東中野/RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F
Phone:03-3365-0307
◎JR線・大江戸線 「東中野駅」下車西口・徒歩13分
◎丸の内線・大江戸線 「中野坂上駅」下車A2出口・徒歩10分
◎JR
線「中野駅」からバスの場合:南口下車、京王バス(2番のり場)渋谷駅行き(渋64)「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約5分)
◎JR線「新宿駅」からバスの場合:西口出口、京王バスターミナル(15番のり場)野方行き「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約15分)徒歩スグ

□ 配信
全ステージ配信があります。
料金 2,000円
配信チケット取り扱い先:キャスマーケット at ツイキャス(TwitCasting)
・劇団桃唄309 on ツイキャス
https://twitcasting.tv/momouta309
・キャスマーケット‐桃唄309
https://twitcasting.tv/momouta309/shop
今回公演用の、ツイキャスで配信を見る方法について解説したページを製作いたしました。 どうぞご利用ください。
・解説ページ‐ライブ配信を見よう!
https://sites.google.com/view/momo-broadcast
*配信チケットは、ツイキャスのみでの販売となります。
*ご購入後のキャンセルまたは変更はできません。各回、放映後2週間は、 アーカイブ(録画された動画)で何度でもご鑑賞いただけます。ライブでご観劇できない回にもぜひご利用ください。
*ご視聴には、事前のツイキャスのアカウント作成と配信チケットのご購入が必要です。
*視聴方法などの詳細は、随時アナウンスしてまいります。
*セッティングの時間などに、突発的に無料配信を行うことがあります。情報は、桃唄309のツイッターにて流していきます。

□ 協力
N.S.F.、NICK-PRODUCE、劇団フライングステージ、OVERTONE、StudioEmanon、ヘリンボーン、terrace

□ 企画・制作 
ウィンドミルオフィス

□ 主催
劇団桃唄309

□ 助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 【東京ライブ・ステージ助成】

□ 石関 準からのメッセージ
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桃唄309さんの公演に客演させてもらうことになりました。フライングステージでも度々お世話になっている中嶌聡さんとの短編二人芝居です。シェイクスピアの「リア王」の一部を新たに構成、書き下ろしでお送りします。もちろん桃唄309さんの劇団員の皆さん、お馴染み佐藤達さん山西真帆さんも御出演です。秋の気配も漂いだした日々、是非それぞれの「決心」を見届けにいらして下さい。
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*「劇団桃唄309」公式ホームページ
https://www.momouta.org/m/products/p202309ohagi2

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【03】関根信一 参加 戯曲を読むシリーズ「性の異端を読む」 読書会「堂本正樹『大東亜戦争はおしまい』を読む」

☆戯曲を読むシリーズ「性の異端を読む」

日本の近現代戯曲を声に出して読み、話します。「クィア演劇」(ケイト・ボーンスタイン)と「男色演劇史」(堂本正樹)とが重なるところ(あるいはその周辺)に歴史はありうるか。

・堂本正樹『大東亜戦争はおしまい』を読む

「これは私の中にある「大東亜戦争」であって、我々の世代の証言である。〔・・・〕この戯曲の主人公はボクとピンカートンだが、二人とも後半の責め場に力を集中すべきだ。何故なら、そこに受難はあり、日本なるものの実相があるのだから。」(堂本正樹「後記」『大東亜戦争はおしまい』)

プッチーニの『蝶々夫人』を日本で日本人が上演することの歪みが、戦後日本のナショナリズムと男色(ゲイ・アイデンティティ)の問題として翻案されていたこと。戯曲が発表された同じ年に三島由紀夫が割腹自殺をしていること。

「うつろひやすい人間の肉体が、死を前に開顕する絶頂の美しさは、夢想をたえず終末観へ向って惹き寄せる。その一瞬には、思想も哲学も、政治も論理も、それ本来の相対性を失って、絶対の光りの反映を浴びるであらう。〔・・・〕思ふに堂本氏が、真の演劇的瞬間と考へるものは、このやうなものであり、このクライマックスへ向って、すべてが、(時には劇的構造すらが)、犠牲にされ、融かし込まれてしまふのである。」(三島由紀夫「序」『堂本正樹戯曲集 菊と刀』思潮社、1970)

「死という、すべての人間の上に降りてくる自然、最も凡俗な真理を騙し、裏返し、次の世への扉を、異った人格として突き破るには、演技人としての完成しかない。そして実人生の未熟な演技者の貧しい持ち札は、舞台人がけっして実行しえない、真の死という切り札によって、即座に勝ち札に入れ替る。このトリックこそ、演劇にのみ可能なドンデン返しではなかったか。」(堂本正樹「三島由紀夫最後の「劇」」)

□ テキスト
堂本正樹「大東亜戦争はおしまい」(『新劇』1970.3)

□ 日時
2023年9月22日(金)19:00

□ 場所
路地と人(東京都千代田区神田三崎町2-15-9 木暮ビル2F)

□ 参加費
500円程度(予定)

□ 申込・連絡先
下記アドレスに「氏名・当日の連絡先」を明記のうえ、ご連絡ください。
またテキストの入手が難しければ、その旨お知らせください。
qp.joho@gmail.com

□ 備考
・テキストの印刷等は各自で行い、当日持参すること。
・事前に下記URLより座談会「クィア演劇史は可能か」を読むこと。
https://drive.google.com/file/d/1RPY0ueDsIl5cgX1FtVxIbN-kxogXK-Ia/view?usp=drivesdk

□ 企画・主催
キューピー

*キューピー
2020年から活動。性的にもマイナーな実践と歴史とのために座談会や読書会などを企画するチーム。

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【04】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

☆gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

□ 日程
2023年12月29日(金)-30日(土)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

第一部「贋作・お気に召すまま」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 台本・演出
関根信一

□ 出演
エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴羽悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌聡、永山雄樹、水月アキラ、モイラ、和田好美

第二部

□ 出演(2023/08/15現在)
アイハラミホ。(29日のみ)、エスムラルダ、佐藤達、ジオラマ・マンボ・ガールズ、中森夏奈子

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【05】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

☆劇団フライングステージ第49回公演
 「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを<第一部><第二部>の二部作として上演します。

□ 作・演出
関根信一

□ 日程
2024年3月6日(水)- 10日(日)

□ 会場
座・高円寺1

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【06】劇団員の近況など
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・関根信一
新作を書きながら、1914年の東京について調べています。1923年9月1日は関東大震災。今年はいくつものドキュメンタリー映像をテレビで見ることができました。当時の人たちがどんなくらしをしていたか。どんな服装をしていたか。ドラマや映画で見ることができても、それは後から作られたもので、実際どうだったかのはなかなかわかりません。
以前、「新・こころ」を書いたときは、当時の男性が海水浴でどんな水着を着ていたかというのがなかなかわかりませんでした。生活のなかで当たり前だったことは記録に残りません。1914年に新聞はどんなふうに配達されていたのか、学生はどんな服を着ていたのか。調べながら当時の人々がだんだん身近になってきました。
ドキュメンタリー映像の中の人々にはそれぞれの人生があり生活があるのだと、100年前が身近に感じられる今、これまでとは違う映像の見方をしました。
8月20日、劇作家協会公開講座2023年夏「演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター」に参加しました。1週間の準備をしてできあがったハラスメントが起きている場面は、顔合わせを欠席した俳優がいる小劇団の稽古場。僕は、劇団主宰の演出家と付き合っている19歳女性、制作も担当しているという役どころでした。自分からとても遠い役を演じることで、たくさんのことに気付かされました。フォーラムシアターというしくみを通じて、演劇と演じることがどう自分に影響を及ぼすのかを改めてかんじ、ハラスメントについて考える機会を得ることができました。
9月8日9日、劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」札幌公演に同行してきました。琴似駅前のコンカリーニョでの上演。何度も行っている札幌ですが、この劇場へうかがうのは初めて。
2回の公演とそれぞれの終演後のアフタートーク無事終了しました。トークゲストのケンタさんと1997年のパレードについて話し、満島てる子さんとは今年のパレードについてのお話をうかがいました。
9日の終演後、お先に失礼して劇場の外に出たら、東の空に大きな虹がかかっていました。雲で上と下が切られて四角なかんじに、まるでレインボーフラッグのようでした。僕のTwitter(X)に写真をアップしていますので、どうぞご覧ください。「わたしとわたし、ぼくとぼく」が札幌にあたたかく迎えてもらった、そんな気持ちになりました。ご来場いただいたみなさん、ご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
今月の観劇等はこちらです。
中村京蔵 爽涼の會「フェードル」@新国立劇場小劇場
ラシーヌの名作を歌舞伎仕立ての舞台で。華やかな御殿でのラシーヌ、俳優さんたちがそれぞれの向き合い方でラシーヌのセリフに取り組んでいるのが素敵でした。植本潤さんのアリシーがこの作品を現代につなげているようにかんじました。テゼ、イポリットの男性陣は凛々しく華やか。できれば翻訳は、新訳ではなく渡辺守章訳でやってほしかったなあと思ったりしたのでした。
y/n「カミングアウトレッスン」試演会@YAU STUDIO
前回の上演を見ることができず、今回も豊岡へ行くのは難しいと諦めていたところ、試演会があると知り、楽しみに拝見しました。出演者が自分はゲイだと話し始めて、途中でそれまでのエピソードは、別の出演者、英語通訳者のものだと語る。この時点で、カミングアウトの主体がわからなくなり、エピソード自体が宙に浮いたような感覚に。話者と観客、カミングアウトするものとされるものの関係。カミングアウトについて語りながら、共感ではない、違ったありようが生まれてくるのが新鮮でした。ハッテン場やマッチングアプリについてが語られる後半、終演後のQ&Aで全てのゲイがそうじゃないと指摘されていましたが、こういう指摘が生まれてくることも、僕はとてもおもしろかったし、いいなと思ったのでした。
秀山祭九月大歌舞伎「祇園祭礼信仰記 金閣寺」@歌舞伎座
雪姫は中村児太郎さん。大きな身体を殺しながら活かしながらの演技、僕はとても好きです。振り袖の色味と柄がいつもと違うような気がしたのは、着物の織り幅が違うのかもしれない。爪先ネズミのくだりからの熱がとてもよい。じっと耐えるだけの姫でなく情念が大きなものを動かすような力強さを持ってる。福助さんも元気そうでほっとする。最後は楽しくうれしく拍手。
BS11(イレブン)橋田壽賀子脚本ドラマ「ほんとうに」
1976年のドラマの再放送。橋田壽賀子脚本、石井ふく子プロデュースの最初の作品。老舗のせんべい屋が舞台。京塚昌子の息子(関口宏)の嫁が長山藍子、姑が市川翠扇、その妹が杉村春子。次男役で草刈正雄、店員役で大竹しのぶ。
たまに登場する杉村春子がすばらしい。自分の娘が一人息子のところに嫁ぐことになったのを嘆きに来る場面、まあ、すごかった。あられもないというかなんというか。映画「流れる」の登場場面のような。橋田壽賀子のセリフをものともしない饒舌さ、そのいきおいを市川翠扇は、姉としておだやかに見守ってる。実年齢は杉村さんの方がずっと上なのに。まくしたてて、嘆いているけっこう永い時間、ずっと聞いている市川翠扇、京塚昌子のようすは見物だった。まだ数回残っているので、橋田壽賀子ファンはぜひ見てもらえたらと思います。最終回までに杉村さんの登場がまたあるのを楽しみにしています。
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・石関 準
いつまでも暑いなぁ、と思っていたら今年の夏は「真夏日連続」記録だとか。ようやく盆踊りや阿波踊りなどのイベントも復活し、季節の雰囲気は戻ってきた夏でした。しかし暑さ寒さも彼岸まで、と昔の人は言いましたがどうなることやら。経口補水液を常備して扇風機をしまい込む日を伺っています。
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・水月アキラ
先月末、自宅(両国)の氏神様である亀戸天神の4年ぶりの祭礼に参加。
神輿への御神霊入れや子供たちが担ぐ小神輿の町内巡行中に、突発的な豪雨に見舞われましたが、大神輿の町内巡行は、暑い中、熱く行われ、後片付けもあっという間に終わり、打ち上げで美味しいお酒と肴を味わいました。
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・岸本啓孝
文学座の研究生のころからお世話になっている一期上の先輩の女優さんから、
今年も長野の葡萄をいただきました。
マスカットと巨峰とをひと房ずつ。
みずみずしくて、美味しかったこと! 秋の味覚です。
もうそんな季節なのですね。
とはいえ、日中はまだ、熱中症の注意も促されているような、異様な陽気。
夏の疲れが出やすいころかとも思います。
季節の変わり目、どうかお身体たいせつにおすごしください。では、また来月!
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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.193 2023/08/15

2023年08月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.193 2023/08/15
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残暑きびしき折ですが、お変わりありませんか。
劇団フライングステージの岸本啓孝です。
今月もメールマガジン「FS通信」をお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】関根信一・出演 劇作家協会公開講座 2023年夏「演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター」
【02】石関 準 出演 久喜百雀会
【03】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(札幌公演)
【04】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
【05】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」
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【01】関根信一・出演 劇作家協会公開講座 2023年夏「演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター」

http://www.jpwa.org/main/activity/openclass より転載

☆《劇作家協会公開講座 2023年 夏》
次代を担う劇作家を育成するためのプロジェクト
「演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター」

□ 日時
8月20日(日) 18:00

□ 会場
座・高円寺2

《1》演劇の現場でのハラスメントを考えるフォーラムシアター
フォーラムシアターは、現実を変えるための共同作業の場です。上演を通じて観客とともに、さまざまな展開を試してよりよい結末を検討し、ハラスメントについて考えていきます。
フォーラムシアターとは、演劇で考え、問題を共有し、討論する手法です。ブラジルの演出家、アウグスト・ボアール(1931ー2009)によって生み出され、世界90カ国以上の学校や地域などさまざまな場所で活用されています。
まずはじめに、問題を含んだ劇を上演します(アンチモデル)。1回目は、問題が解決されないまま終わります。
つづいてもう一度、同じ劇を上演します。「こう変えてよりよい結末になるか試したい」という場面になったら、手を上げて劇を止め、意見を言ってもらいます。または登場人物に代わって新しいセリフや行動を演じます(*今回は演じずに意見を言うのみでもOK)。
その結果、問題解決の可能性は見えてきたか、さらにどうすればよいかを、演じることと話し合いを通じて考えていきます。
劇作家協会ハラスメント防止啓発ワーキンググループを中心とした8名のメンバーは、アンチモデルを作成しながら様々な可能性を検討します。
当日のフォーラムシアターで行われるのは、よりよい結末へのプロットを考えることでもあります。その過程が、今回のテーマであるハラスメントについて考えることにもなります。
また、フォーラムシアターの専門家として、シアタープラクティショナーの花崎攝さんを監修として迎え、稽古と本番に立ち会っていただき、安全について配慮しながら当日の運営を行います。
*20日のフォーラムシアターとシンポジウムには手話通訳がつきます。

□ 監修・ファシリテーター
花崎 攝

□ 出演・登壇
赤澤ムック 黒澤世莉 坂本 鈴 鈴木麻名実 諏訪こばと 関根信一 高羽 彩 森田諒一 

□ 注意事項
*当日の観客の方々のご参加方法については、コロナ禍であることを鑑み、ご自身が舞台に上がって演じるか、客席からご意見をいただいて、舞台上の演じ手がそれに沿って演じていくかを、選択できるようにします。
*直接的な暴力を舞台上で演じることはありませんが、フラッシュバックを引き起こす可能性もあります。ご来場にあたってはご留意ください。気分が悪くなるようなことがあれば、いつでも退席できます。

《2》フォーラムシアターを振り返るシンポジウム
「劇作家の視点から考えるハラスメント対策 ーフォーラムシアターを経てー」

上演したフォーラムシアターを通じて見えてきたこと、感じたことを振り返ります。また、アンチモデルを作成する準備段階でどのようなことがあったかを話しつつ、演劇の現場でのハラスメント対策について考えます。

*8月19日(土)15:00 からは、シンポジウム「SNS・配信時代における戯曲と演劇」が開催されます。
http://www.jpwa.org/main/activity/openclass

□ 料金
指定席/前売・当日共通
◯ 一般 1,500円
◯ 劇作家協会会員・杉並区民割引 1,300円
◯ 障がい者割引 1,300円/介助の方はおひとりさま無料(2人目からは正価)

□ チケット 
入場料 
指定席/前売・当日共通/当日現金精算のみ
◯ 一般 1,500円
◯ 劇作家協会会員・杉並区民割引 1,300円
◯ 障がい者割引 1,300円  *メール予約のみ承ります
対象:身体障害者手帳、療育手帳(「愛の手帳」等)、精神障害者保健福祉手帳、被曝者健康手帳、戦傷病者手帳をお持ちの方。
*介助の方はおひとりさま無料(2人目からは正価)
対象:第1種の身体障害者手帳、最重度・重度(1度・2度)の療育手帳(「愛の手帳」等)、1級の精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方
*車椅子のご利用など、スタッフのお手伝いが必要な場合は、事前にメールかお電話でご相談ください。

◯ 鑑賞サポート
20日のフォーラムシアターとシンポジウムには手話通訳がつきます。
(19日はご用意がございません)。

□ 予約方法
フォーム予約
Quartet Online
https://www.quartet-online.net/ticket/openclass2023
・チケット料金は、当日に受付でお支払いください。現金精算のみ承ります。
・劇作家協会会員・杉並区民割引の方は、ご入場時に会員証または住所が確認できる書類をご提示ください。
・お席はご自身でお選びいただけません。
・3日以内(土日祝を除く)に返信がない場合は、お手数ですが  jpa.openclass@gmail.com からのメールが受信できるようご設定のうえ、お電話番号を明記して再度ご連絡ください。

□ ご案内
・受付開始は開演の45分前、開場は30分前です。
・当日券は開演45分前より、座・高円寺 地下2階の会場受付で販売します。

□ お問合せ
一般社団法人 日本劇作家協会 事務局
TEL 03-5373-6923
MAIL jpa.openclass@gmail.com
 
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【02】石関 準 出演/久喜百雀会

石関 準が雪乃音左京として「久喜百雀会」に出演します。

☆「久喜百雀会」

□ 日程
2023年9月2日(土) 開演時間未定

□ 会場
久喜総合文化会館
JR・東武鉄道:久喜駅西口より徒歩15分
久喜駅西口より市役所行きの市内循環バスがございます(運賃:100円)
東北自動車道:久喜インターチェンジより車で約5分
(駐車場はカルチャーホールの裏手にあります)

□ 料金
無料

□ 石関 準こと雪乃音左京からのメッセージ
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各地でお祭り、催しなどが復活し、盛況の報が続いていますね。9月の久喜舞踊会も間もなくです。僕は松戸でも踊らせていただいた「火の鳥」を早くも再演いたします。手塚先生の作品とは無関係ですが、こちらの火の鳥もアニメ映画が公開されるとか。不思議なリンクです。入場無料、客席への入退場もご自由です。ぜひご来場下さい。
石関準 こと 雪乃音左京
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□ お問合せ(劇団フライングステージ)
stage@flyingstage.com

*春謡流Facebookページ
>>https://www.facebook.com/shunyouryu/

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【03】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(札幌公演)

「自分とは違う人」も大切にできる世界を

主人公の佐々木健人は、保護者からの男性保育士への偏見に落ち込み、ゲイである秘密を打ち明けられず引きこもってしまった。ある日、鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。「世界を救って欲しい」少女に導かれて1997年の教室へ。そこで10歳の自分と出会い・・・

園長先生から電話あったよ。電話出なさいよ! 子どもたちも待ってるって。どうする?
わからない。って言っといて。

世界を救って欲しい。
救って欲しいのは僕の方なんだけど。

うちのクラスにも男か女か分からないのがいるけどな。

ご覧、いろんな人がいるだろう。
女装している人、ヒゲを生やしている人、カップルのお姉さん、車椅子で参加している人、その介護をしている人、応援しようって人、ただお祭りが好きな人……
君はひとりじゃない。

今回の公演は、さっぽろレインボープライドHPに関連イベントとして紹介して頂いています。全ての人が「自分らしく」生きられる世界に、「わたしとわたし、ぼくとぼく」はプライドパレードを応援しています。

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さっぽろレインボープライド2023
2023.9.16(土)-9.17(日)
主催:さっぽろレインボープライド実行委員会
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「わたしとわたし、ぼくとぼく」
名古屋市民芸術祭2021 名古屋市民芸術祭特別賞《演劇部門奨励賞》

「わたしとわたし、ぼくとぼく」の作品詳細はこちらから
https://www.urinko.jp/repertory/cn4/pg2378303.html

□ 作・演出
関根信一
ゲイであることをカミングアウトして活動している劇団フライングステージ代表。
脚本「Tea for two -二人でお茶を-」が2018年にTGRさっぽろアートステージで大賞を受賞している。

□ 出演
児玉しし丸 小原ひろみ まきのかずひこ 藤本伸江 杉浦耶麻人 むらつばきはるな 平野萩(客演) もげ(客演)

□ 日程
2023年
9月8日(金)19:00
9月9日(土)14:00
開場は30分前
※終演後、脚本・演出の関根信一とゲストによるアフタートークあり。

□ 会場
生活支援型文化施設コンカリーニョ
https://concarino.or.jp/
北海道札幌市西区八軒1条西1丁目2-10
・「快速エアポート」手稲・小樽方面行き「琴似駅」下車。
 駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
・小樽、手稲方面(普通または快速)「琴似駅」下車。
 駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
・地下鉄東西線「琴似駅」下車。JR琴似駅方面へ徒歩12分。

□ スタッフ
美術:岡田保(演劇組織KIMYO/かすがい創造庫) 
照明:四方あさお 衣裳:さくま晶子 音楽・音響:内田アダチ 
宣伝美術:イラスト/伊藤ちづる デザイン/オフィスニーフェ 濱田邦彦・千寿
写真:清水ジロー

□ チケット
一般:2,000円 U-18:1,500円
※全席自由
※4歳以上有料、U-18=18歳以下、4歳以上有料

□ チケットご予約
電話
●劇団うりんこ TEL.052-772-1882
●生活支援型文化施設コンカリーニョ TEL.011-615-4859

●うりんこネットストア
https://urinkojp.stores.jp/
うりんこネットストアにアクセスし、ご希望のチケットを購入して下さい。
ご来場の際に受付にて、お名前とチケット画面をご提示下さい。

□ 主催
公益社団法人日本児童青少年演劇協会
児童青少年演劇全国縦断公演
-コロナ禍の子どもたちに演劇鑑賞体験の回復と拡充を-

□ 後援
札幌市教育委員会

□ 協力
さっぽろレインボープライド実行委員会
世界エイズデー札幌実行委員会
札幌子ども劇場協議会
札幌太陽中央子ども劇場
札幌3(北・西・手稲)子ども劇場

□ 助成
文化庁文化芸術振興費補助金
統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化地形(アートキャラバン2)
独立行政法人日本芸術文化振興会

□ 公演のお問い合せ
劇団うりんこ
TEL.052-772-1882 FAX.052-771-7868
info@urinko.jp www.urinko.jp
名古屋市名東区八前一丁目112番地

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【04】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

☆gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

□ 日程
2023年12月29日(金)-30日(土)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

第一部「贋作・お気に召すまま」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 台本・演出
関根信一

□ 出演
エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴瑪悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌聡、永山雄樹、水月アキラ、モイラ、和田好美

第二部

□ 出演(2023/08/15現在)
アイハラミホ。(29日のみ)、エスムラルダ、佐藤達、ジオラマ・マンボ・ガールズ、関根信一、中森夏奈子、モイラ

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【05】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

☆劇団フライングステージ第49回公演
 「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを<第一部><第二部>の二部作として上演します。

□ 作・演出
関根信一

□ 日程
2024年3月6日(水)- 10日(日)

□ 会場
座・高円寺1

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【06】劇団員の近況など
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・関根信一
gaku-GAY-kai2023「贋作・お気に召すまま」、2024年3月フライングステージ公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」の準備中です。
「贋作・お気に召すまま」は、贋作シェイクスピアの7作目。原作で舞台になっているアーデンの森を新宿二丁目、御苑の森に置き換えての翻案。女装男装、にぎやかな喜劇です。
「こころ、心、ココロ」は、1914年、夏目漱石が「こころ」を朝日新聞に連載していた夏から始まります。以前上演した「新・こころ」は、作中の人物たちを現代の視点から描き直したものでしたが、今回は「こころ」が発表された当時、どう受け止められたかという視点から描きます。当時を生きた人々、その中にはゲイと呼ばれる人達がいたでしょうが、彼らは「こころ」をどんな気持ちで読んだんだろうと考えています。
今日8月15日は終戦記念日。第二次世界大戦が終わって78年。100年という時間の中では「戦後」という時間が大部分になっていることに驚きます。1914年は、第一次世界大戦が始まった年。漱石は、戦争のしらせを聞きながら「こころ」を書き、読者は戦争を知らせる新聞に掲載された「こころ」を読んでいました。
2014年から現代につながる物語を考えながら、今と当時の状況が身近に感じられるようになっています。
1980年代のエイズ、90年代のゲイブーム、2010年代の同性パートナーシップ、2023年のトピックはバックラッシュということになるかもしれません。
100年を2時間に収めるのは駆け足のダイジェストになりそうで、第一部、第二部と二部構成の新作になります。今年は本公演がないので、今年の分を来年見るつもりで、二作ともをぜひご覧いただけたらと思います。
このひと月の観劇等はこちらです。
架空畳「追跡」作演出:小野寺邦彦 @千歳烏山 Paperback Studio
初めてうかがう新しいスペース。こういう場所でフットワーク軽く上演ができるのはうらやましい。二人芝居を堪能。
映画「大いなる自由」Bunkamuraシネマ宮下
第二次大戦中、収容所にとらわれていた主人公の戦後ドイツの物語。戦争が終わったら同性愛者への差別はなくなったと思ってたのでヘビーな現実を初めて知った。しかも60年代まで。囚人に暴力をふるう看守たちの表情のなさがこわかった。
劇団風の子「ちぇんじ・図書室のすきまから」作演出:大澗弘幸@スペースゼロ
「ペコと秘密の樹」の演出をしていた頃に初演された作品、ようやく見ることができた。図書室が大好きだった僕としては共感することがたくさん。王様と少女が入れかわるというのも楽しい。好きなものを好きだと言っていいんだとはげまされた気持ち。
「甲斐荘楠音の全貌」@東京ステーションギャラリー
初めて見る「横櫛」の圧。大作の多くが20代までに描かれていることを知る。女性を描いたものが多く、男性はとても少ない。たまにあっても女性よりもあっさりとした描き方。自分が女装をして写真を撮ってるのは「女性」への興味からなんだな。NHK日曜美術館で森村泰昌さんが「島原の女」に扮してた。メイキングを含めて大変興味深かった。
ミュージカル「カラフル」原作:森絵都 作演出:小林香@世田谷パブリックシアター
鈴木福、川平慈英主演。前知識ほぼなしで観劇。すばらしかった。「生きろ!」「ここにいろ」というセリフが胸に迫った。ラストの文字通り「カラフル」になる美術もすばらしい。
二兎社特別企画ドラマリーディング「転職日記」作演出:永井愛@東京芸術劇場シアターウエスト
1988年に上演された作品の若手俳優によるリーディング。1966年のビートルズ来日から1988年のリクルート事件までの22年間。僕も同じ時代をほぼ生きてきたが知らないことばかり。というか人がどう生きていたかというのは歴史には残らない。そのはかなさと、だから演劇で描くのだということの意味と意義。新作を書いている今、強く背中を押してもらった。
九月花形歌舞伎「新・水滸伝」作・演出:横内謙介 演出:杉原邦生 スーパーバイザー:市川猿翁 @歌舞伎座
当日に予約できる幕見席は便利だ。一気に歌舞伎が身近になる。先月に続いての歌舞伎座。スーパー歌舞伎風味の第三部。歌舞伎の化粧衣裳と違うので、誰が誰だかしばらくわからなかった。笑也さん、笑三郎さんの元気な姿がうれしい。龍の宙乗り、それだけでもううれしくなる。冒頭、大勢が大迫りで一列に並んで上がってくるところに続いて涙。
「メルセデス・アイス」作:フィリップ・リドリー 演出:白井晃@世田谷パブリックシアター
寓話のようなおもしろおっかないお話。小道具のミニチュアの家々がみごと。終演後、「近くで舞台を見てみよう!」という札が立って、子どもたちと一緒に間近で見る。ネズミの毛皮でつくったマントに尻尾がついてた。撮影可というのもうれしい。夏休みにお芝居を観た思い出にプラスされるんだろうなと、僕もプラスしておく。
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・石関 準
最近、お弁当に付属のお醤油パックなど「どこからでも切れます」というタイプが多いですね。8割ぐらい失敗します。力の入れ具合がいけないのでしょうか、グネっと波打って2度と切れません。無理強いすると弾けてしまい、手がお醤油だらけ。この「どこからでも切れるが切れず、自分がキレる問題」は「割り箸メンマ化問題」とともに、僕の終生の課題です。
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・水月アキラ
先月、水戸市民会館が開館しました。
水戸駅から少し離れたところにある水戸京成百貨店と水戸芸術館に挟まれた場所に建設されて、一帯にMitoriO(ミトリオ)という愛称が付けられ、中心市街地の活性化が期待される地域となっています。
秋に仕事で水戸市民会館中ホール(収容人数482人)を使用することから、下見を兼ねて、こけら落としで上演された、コロナ禍での吹奏楽部員たちの奮闘を描く『ファンファーレ!!』という舞台を観に行きました。クラシックの演奏会も可能なホールで、舞台のクライマックスに、聖徳女子高等学校吹奏楽部の演奏があり、とても響きの心地よい劇場で、どのように仕事で活用しようか、思案中です。
また、水戸市民会館の1階には、セイコーマート(札幌市に本社を置くコンビニで都内にはありません。)が入り、旭川で使用せずに残っていたPECOMA(ペコマ。セイコーマートの電子マネー機能付き会員カード)の残額で北海道のクラフトビールを購入することができ、今後も、ちょこちょこ利用して、北海道を懐かしみたいと思います。
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・岸本啓孝
5歳の甥っ子。
さっきできたばかりの逆上がりが今はできないと、本気で悔し泣きしていました。
まだ幼いのに、大した負けん気の強さです。
そんな彼よりちょうど40歳年上の僕。
「ついこのあいだはできたのに、なぜか今できなくなった」といったことが、
このごろ増えてきてしまった気がしています。
力なく笑うしかありません。
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【不明な点・お問い合わせは】
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あてにメールを送ってください。ご感想も歓迎しています。
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Flyingstage Theatre Company All rights reserved.
発行 劇団フライングステージ
(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
記事に関するお問い合わせ stage@flyingstage.com
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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.192 2023/07/15

2023年07月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.192 2023/07/15
http://www.flyingstage.com/

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木陰の恋しい季節、いかがおすごしですか。
劇団フライングステージの岸本啓孝です。
今月もメールマガジン「FS通信」をお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】石関 準 出演/第59回百雀会 松戸舞踊会
【02】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(札幌公演)
【03】gaku-GAY-kai 2023
【04】劇団員の近況などなど
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このメールマガジンは、次の方にお送りしています
・フライングステージへメールマガジン購読に連絡をいただいた方
・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方
*このメルマガはPC用のレイアウトをしています。
*携帯、PHSで受信の方には、「FS通信ブログ」の更新のお知らせをお送りしています。

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【01】石関 準 出演/第59回百雀会 松戸舞踊会

石関 準が雪乃音左京として「第59回百雀会 松戸舞踊会」に出演します。

☆「第59回百雀会 松戸舞踊会」

□ 日程
2023年7月21日(金) 開演11:30 終演15:45

□ 会場
松戸市民劇場
松戸市本町11番地の6
松戸駅西口から徒歩5分 ※駐車場がありませんので公共交通機関をご利用ください。

□ 料金
無料

□ 石関 準こと雪乃音左京からのメッセージ
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7月の恒例となりました松戸百雀会に雪乃音 左京(ゆきのね さきょう)として出演させていただきます。歌謡曲「火の鳥」を勤めます。新舞踊の世界は、これからもますます裾野を広げる楽しい、親しみやすい踊りです。真夏の直前に出演者、汗だくで稽古中です。新名取りのご披露、初舞台の方、もちろんゲストやベテランも健在で、色とりどりの全48番。御予約頂く必要はございませんので、気軽に遊びにいらして下さい。JR松戸駅から5分の会場です。チラシご希望の方にはご郵送させていただきます。平日ですが、皆様のご来場をお待ちしております。
石関準 こと 雪乃音左京
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□ お問合せ(劇団フライングステージ)
stage@flyingstage.com

*春謡流Facebookページ
>>https://www.facebook.com/shunyouryu/

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【02】関根信一 作・演出 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」(札幌公演)

「自分とは違う人」も大切にできる世界を

主人公の佐々木健人は、保護者からの男性保育士への偏見に落ち込み、ゲイである秘密を打ち明けられず引きこもってしまった。ある日、鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。「世界を救って欲しい」少女に導かれて1997年の教室へ。そこで10歳の自分と出会い・・・

園長先生から電話あったよ。電話出なさいよ! 子どもたちも待ってるって。どうする?
わからない。って言っといて。

世界を救って欲しい。
救って欲しいのは僕の方なんだけど。

うちのクラスにも男か女か分からないのがいるけどな。

ご覧、いろんな人がいるだろう。
女装している人、ヒゲを生やしている人、カップルのお姉さん、車椅子で参加している人、その介護をしている人、応援しようって人、ただお祭りが好きな人……
君はひとりじゃない。

今回の公演は、さっぽろレインボープライドHPに関連イベントとして紹介して頂いています。全ての人が「自分らしく」生きられる世界に、「わたしとわたし、ぼくとぼく」はプライドパレードを応援しています。

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さっぽろレインボープライド2023
2023.9.16(土)-9.17(日)
主催:さっぽろレインボープライド実行委員会
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「わたしとわたし、ぼくとぼく」
名古屋市民芸術祭2021 名古屋市民芸術祭特別賞《演劇部門奨励賞》

「わたしとわたし、ぼくとぼく」の作品詳細はこちらから
https://www.urinko.jp/repertory/cn4/pg2378303.html

□ 作・演出
関根信一
ゲイであることをカミングアウトして活動している劇団フライングステージ代表。
脚本「Tea for two -二人でお茶を-」が2018年にTGRさっぽろアートステージで大賞を受賞している。

□ 出演
児玉しし丸 小原ひろみ まきのかずひこ 藤本伸江 杉浦耶麻人 むらつばきはるな 平野萩(客演) もげ(客演)

□ 日程
2023年
9月8日(金)19:00
9月9日(土)14:00
開場は30分前
※終演後、脚本・演出の関根信一とゲストによるアフタートークあり。

□ 会場
生活支援型文化施設コンカリーニョ
https://concarino.or.jp/
北海道札幌市西区八軒1条西1丁目2-10
・「快速エアポート」手稲・小樽方面行き「琴似駅」下車。
 駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
・小樽、手稲方面(普通または快速)「琴似駅」下車。
 駅直結連絡通路ご利用にて徒歩3分。
・地下鉄東西線「琴似駅」下車。JR琴似駅方面へ徒歩12分。

□ スタッフ
美術:岡田保(演劇組織KIMYO/かすがい創造庫) 
照明:四方あさお 衣裳:さくま晶子 音楽・音響:内田アダチ 
宣伝美術:イラスト/伊藤ちづる デザイン/オフィスニーフェ 濱田邦彦・千寿
写真:清水ジロー

□ チケット
一般:2,000円 U-18:1,500円
※全席自由
※4歳以上有料、U-18=18歳以下、4歳以上有料

□ チケットご予約
電話
●劇団うりんこ TEL.052-772-1882
●生活支援型文化施設コンカリーニョ TEL.011-615-4859

●うりんこネットストア
https://urinkojp.stores.jp/
うりんこネットストアにアクセスし、ご希望のチケットを購入して下さい。
ご来場の際に受付にて、お名前とチケット画面をご提示下さい。

□ 主催
公益社団法人日本児童青少年演劇協会
児童青少年演劇全国縦断公演
-コロナ禍の子どもたちに演劇鑑賞体験の回復と拡充を-

□ 後援
札幌市教育委員会

□ 協力
さっぽろレインボープライド実行委員会
世界エイズデー札幌実行委員会
札幌子ども劇場協議会
札幌太陽中央子ども劇場
札幌3(北・西・手稲)子ども劇場

□ 助成
文化庁文化芸術振興費補助金
統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化地形(アートキャラバン2)
独立行政法人日本芸術文化振興会

□ 公演のお問い合せ
劇団うりんこ
TEL.052-772-1882 FAX.052-771-7868
info@urinko.jp www.urinko.jp
名古屋市名東区八前一丁目112番地

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【03】gaku-GAY-kai 2023

☆gaku-GAY-kai 2023

□ 日程
2023年12月29日(金)-30日(土)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【04】劇団員の近況など
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・関根信一
この7月で上演が終了する青年劇場「きみはいくさに征ったけれど」の稽古のほかは、新作の準備と舞台と映画と美術展と新作の準備をしていたひと月です。
部屋で仕事をしているとクーラーをつけていても暑い。ベランダの日よけカーテンと室外機の日よけカバーはがんばってくれているのだけれど。

今月の観劇メモはこちらです。
・「小金吾討死・木の実」「すし屋」@歌舞伎座
久しぶりに再開した幕見席。エレベーターで4階までいけるのはうれしい。孝太郎さんがすっかりベテラン味。仁左衛門さん、セクシーでかわいらしい。「すし屋」は、他愛のない話がどんどん大きくなっていくのが見物。源太が妻子を身替わりにして送り出す場面がしみじみよかった。初めておもしろいと思った「すし屋」かもしれない。俳優の力、仁左衛門という人のすごさに感動。
・映画「老ナルキソス」@新宿ケイズシネマ
とてもていねいにつくられていると思った。鏡についての想念が様々展開する。ゲイを商品化することなく、着地もみごと。最終日で終映後に舞台挨拶。東海林毅と主演の田村泰二郎さん。劇中の絵本の朗読も。水石亜飛夢さん、村井國夫さん、日出郎さん、千葉雅子さん、モロ師岡さんもすばらしい。
・ナショナルシアターライブ「オセロー」
黒人演出家による黒人俳優が演じるオセロー。当事者が演じるってどういうことだろうとずっと考えた。オセローがレイシズムの被害者とする演出はおもしろいんだけど、弱者、愚かという、ステレオタイプの黒人イメージの強調にもなっていると思った。
白人社会で将軍になったムーア人というオセローにはもっと強烈な自意識があるんじゃないか。それゆえの悲劇なのではないかと。オセローがある意味矮小化されているのでイアーゴのドラマも成立しない。オセローが大きくなれば、イアーゴの葛藤も浮かび上がるんだけどなと残念な気持ち。
・「ある馬の物語」@世田谷パブリックシアター
トルストイ原作、白井晃演出。売られて老いていく馬の一生が人間の一生にも重なって切ない。馬のしぐさの振付が「キャッツ」のようだと思ったり。でも猫の自由は馬にはない。馬も人間もつらいな。
・東京乾電池「牛山ホテル」@アトリエ乾電池
岸田國士作。ふんわりした郷愁がただようものかという先入観が気持ち良く裏切られた。激しくて誰にも共感できない、熱い群像劇だった。初めてのアトリエ乾電池。いい空間で気持ちがいい。
「青いカフタンの仕立て屋」@ヒューマントラストシネマ有楽町 静かな映画。静かさと多くを語らないかんじが新鮮。そしてとてもセクシーだ。主演の三人がとてもいい。ラスト、男二人が彼女を葬送する風景。他に送る人は誰もいない。戒律をやぶってカフタンを着せた葬送と、男二人の愛情が等価につながっている。
・「神霊矢口渡」@歌舞伎座 幕見席再び。児太郎さん演じるお舟がとてもよかった。とてもかわいらしい。イケメンに一目惚れする娘の初々しさ。大きな身体を殺しきることなくていねいに演じている。歌舞伎を見ているんだなあと思った。それだけでもううれしい。
・「マティス展」@東京都美術館 梅雨のうっとおしさを帳消しにしてくれるんじゃないかと思ってでかけた。予想どおりの鮮やかな色彩。シンプルな絵も何枚もの下絵があってできていることを初めて知った。大作は、描いてるとき気持ち良かったろうなあとそうぞうしたり。少し涼しく爽やかな気持ちになった。
・読書会 東郷健「男色受難史」を読む@日曜喫茶青松
無事終了しました。前の週に飛田ニケくんの家で、1980年にニューヨークのラママシアターでの上演の記録映像を見た。内容はぜんぜん違うことになっていてびっくり。
今回、読んでみて思ったというか感じたのはやっぱりつらいなあということ。思ってたほどつらくはないか? いや、やっぱりつらい。当時、東郷健という人が僕にはどれほどつらい存在だったかを思い出した。
なんで舞台上で男同士のセックスが各場ごとにあるんだろう。男性同性愛者とアナルセックスというのが短絡したのは、もしかしたら80年代のこの作品のせいなんじゃないかと思ったり。読後の「舞台上でセックスを見せて誰がうれしいんだろう」という発言が心に残った。それを見せることに意義があると思ってたんだろうと思う。選挙演説でもあえて過激な露骨な言葉を多く発していた。
それは解放にはつながったんだろうか。抑圧にはつながらなかったのか。誰に向けての表現だったのか。もし彼がいなかったら、発言や作品がなかったらということを考えた。それでも、参加のみなさんの話を聞いて、いろいろ新しい視点で見れるようになったのはよかった。これまで見ないようにしていたものをしっかりと見た。

フライングステージは例年秋に公演を行っていますが、今年はありません。年末のガクゲイカイが次の公演になります。次回の本公演は2024年3月、座・高円寺1で行う予定です。詳細は来月のメルマガでお知らせできると思います。
暑い日が続きますが、みなさまどうぞお元気でお過ごしください。
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・石関 準
朝のベランダに鳩が来て鳴いています。勝手に「鳩時計」とよんでいますが、AM4時とか5時で早すぎ。いざとなったら追い払うため水鉄砲に酢水を入れてスタンバイ(テレビで見た)していましたが、マンションの外装リニューアルでベランダに鳩避けネットが設置されました。安心。でもちょっと寂しい。勝手なものです。
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・水月アキラ
先月、潮来あやめ祭りに行ってきました。
祭りも終わり間近の時期のため、あやめではなく、かきつばた(あやめより花が大きい)が咲いていましたが、美しかったです。
手漕ぎの「ろ舟」にも乗り、水路からもかきつばたを眺めましたが、娘船頭の話では、あやめの見頃の時期は、豪雨であやめ園まで浸水したとのこと。
最近の異常気象の影響を垣間見た気がしました。
今月は、水戸市内にある徳川光圀公が名付けた保和苑(ほわえん)に、水戸あじさいまつり期間終了後に行き、あじさいの盛りは過ぎていたものの、人がほとんどおらず、のんびり苑内を散策し、散り始めのあじさいを堪能しました。
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・岸本啓孝
15年ほど自室に置いている観葉植物のスパティフィラム。
丈夫な植物なのに、寒い日に外に置きっぱなしにしてしまったせいで弱ったのか、
あんなに増えた株も枯れて一株だけになり、花も何年も咲いていませんでした。
あきらめていたのですが、今年、白い花を咲かせました。
見習いたいです。
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発行 劇団フライングステージ
(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
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