劇団フライングステージメールマガジン FS通信


カミングアウトしているゲイの劇団
フライングステージのメールマガジン

劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.100 2016/3/15

2016年03月15日 | Weblog

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FS通信(えふえすつうしん)
劇団フライングステージのメールマガジン
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春がすみのただよう季節となりました。いかがおすごしですか。
劇団フライングステージの岸本啓孝です。
「FS通信」、今月は、いよいよ30日に初日を迎える
第41回公演「新・こころ」の情報を中心にお送りします。

このメールマガジンは、次の方にお送りしています
・フライングステージへメールマガジン購読に連絡をいただいた方
・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方

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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.100 2016/3/15
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─▼ CONTENTS ────────────────────────────
#01 劇団フライングステージ第41回公演「新・こころ」
#02 関根信一、燐光群「カムアウト」アフタートーク出演
#03 関根信一、劇団劇作家「劇読み Vol.6」「ミュージカル・ゲド」「相貌」
   演出
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#01 劇団フライングステージ第41回公演「新・こころ」
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☆SPACE 梟門 オープニング企画
 劇団フライングステージ第41回公演「新・こころ」

夏目漱石「こころ」を明治の男たちの恋と友情の物語として読み直し
オールメールキャストで上演
明治と現代を行き来する100年の物語 
2008年初演作を再演します

【原作】
夏目漱石「こころ」

【作・演出】
関根信一

【出演】
尾崎太郎
北川義彦(十七戦地)
野口聡人(劇団ひまわり)
石関 準(フライングステージ)
小笠原游大
齋藤 真
小浜 洋
モイラ
関根信一(フライングステージ)

【日程】
2016年3月30日(水)- 4月3日(日)

3月30日(水)19:30
3月31日(木)19:30
4月01日(金)15:00/19:30
4月02日(土)14:00/18:30
4月03日(日)14:00/18:30

【会場】
SPACE 梟門
新宿区新宿3-8-8 新宿O・Tビル2F
(都営地下鉄新宿線新宿三丁目駅C5出口目の前)

【チケット】
前売・予約 全指定席 3,500円
ペアチケット 6,500円  トリプルチケット9,000円
学生 2,500円(入場時受付で要学生証提示)
当日券 3,800円 当日学生券 3,000円(入場時受付で要学生証提示)

<一般発売>各公演日前日まで
*チケット代は当日精算で承ります。

■チケット取り扱い
・WEB予約 
 PC用>>">https://ticket.corich.jp/apply/71461/
 携帯用>>http://ticket.corich.jp/apply/71461/
・MAIL予約 yoyaku@flyingstage.com
・電話予約 090-1882-2643
*お名前、日時、チケット種類、枚数、連絡先電話番号をお知らせ下さい。

【スタッフ】
照明:伊藤 馨
音響:樋口亜弓
衣裳:石関 準
制作:渡辺智也 三枝 黎 水月アキラ 岸本啓孝
協力:十七戦地 劇団ひまわり 池林房・太田篤哉 CoRich舞台芸術!
企画製作:劇団フライングステージ

【お問い合せ】
劇団フライングステージ
Mail:stage@flyingstage.com
劇団ウェブサイト:http://www.flyingstage.com/top.html
劇団ブログ:http://flyingstage.cocolog-nifty.com/blog/

 夏目漱石の「こころ」のあらすじはこんなです。
 明治の末、語り手である「私」は、鎌倉の海で「先生」に出会い、その後、先
生との交流を深めていく。先生と奥さんとの関係は妙にさびしい。「私」は、そ
の後、先生から遺書を送られる。そこには、彼がかつて、友人の「K」を裏切り、
奥さんと結婚したのだということ、そして、「K」は自殺してしまい、自分もま
た「明治の精神に殉じて」死んでいくのだということが書かれてあった。
 初めて読んだ中学生の頃、僕の「こころ」の印象は、「変な小説だな」という
ものでした。なんだか妙にうそっぽい。それは、子どもの頃出会った文学作品に
ありがちな印象ですが、大人になって、自分はゲイであるとわかった上で読み直
した「こころ」は全く違う小説になっていました。そして、同時に新たな疑問も
生まれてきました。「私」は「先生」につきまといすぎじゃないか? そして、
先生が「K」に死なれたあと、人が変わったようになってしまうのはなんでだろ
う? もちろん、漱石は合理的な説明をしていますが、僕には「ほんとうかな?」
と思えてしかたありません。じゃあ「ほんとうのこと」は何なんだろう?
 そんな「ほんとうかな?」という視点で読み直した「こころ」を舞台化してみ
ようと思います。漱石が描いた明治の男たちの思いのありようから、彼らの「恋」
と「友情」を読み取って。
 小説が時代そのままを映すものだとは思いませんが、少なくとも手がかりには
なるはずです。しかも、「こころ」の小説としての構造は特殊で、「K」や「奥
さん」との交流、そして「K」の自殺といった出来事は、すべて「先生」の遺書
の中で一人称で語られるのみです。
 僕は、ここにつけいってみようと思います。描かれた事柄は事実だとしても、
「先生」のほんとうの思いは描かれていないんじゃないか。一人称で語られるミ
ステリーのように。
 森鴎外の自伝的小説「ヰタ・セクスアリス」(明治42年)では、旧制高校の
寄宿舎における「男色」の流行が当たり前のことのように描かれています。男色
と同性愛が別のものであることは承知の上で言わせてもらえば、時代に許容され
ていた男同士の恋愛が、大正になった途端、エロ、グロ、変態性欲ということに
なってしまう。
 この世の中の大きな変化、そのまさに転換点に、漱石の「こころ」があり「先
生」がいるんじゃないだろうか。そう思ったときから、漱石の人物たちは違った
顔を僕に見せ始めました。
 本公演とは別のパロディの舞台「贋作」シリーズをいくつも作り出してきたフ
ライングステージですが、今回は、「贋作・こころ」ではなく、あえて「新・こ
ころ」というタイトルです。古典の舞台化で堅苦しくなるんじゃないかという心
配は無用です。オール男性のキャストで描く、キャンプな「こころ」をごらんい
ただきましょう。みなさまのご来場をお待ちしています。    (関根信一)
                           (フライヤーより)

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#02 関根信一、燐光群「カムアウト」アフタートーク出演
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関根信一が、燐光群公演「カムアウト」(作:坂手洋二、演出:藤井ごう)の
3月21日(月祝)14時開演の回のアフタートークに出演します。
公演情報は下記のとおりです。


燐光群「カムアウト」

そこは、水中花のようにゆらめく、女たちの家。
そして、誰も知ることのなかった、たたかいの城。
「カムアウト」とは、自己のセクシャリティーを告白すること。
27年前、まだ日本じゅうが「カミングアウト」という言葉を知らなかった頃、
「女を愛する女たちの演劇」が初めて登場した。

【作】
坂手洋二

【演出】
藤井ごう

【日程】
3月19日(土)- 31日(木)

【会場】
下北沢 ザ・スズナリ

【出演】
重田千穂子、都築香弥子、小野寺ずる、小林遥奈、佐々木美奈、渋谷はるか、
清水さと、清水美輝、鈴木紀子、高木愛香、高瀬弥生、橘麦、長尾純子、
西村順子、平井愛子、百花亜希、和田みさ、宗像祥子、秋定史枝、川崎理沙、
根兵さやか、番匠郁、鴨川てんし、川中健次郎、猪熊恒和、杉山英之、
武山尚史、宇原智茂


【タイムテーブル】
3月
19日(土)19:00☆
20日(日)14:00/19:00★
21日(月)14:00★
22日(火)19:00
23日(水)14:00/19:00
24日(木)14:00/19:00★
25日(金)19:00★
26日(土)14:00/19:00★ 
27日(日)14:00/19:00★
28日(月)19:00 ★
29日(火)14:00/19:00
30日(水)19:00
31日(木)14:00

☆19日(土)はプレビュー 一律3,000円(自由席・劇団予約のみ扱い)

★の回はアフタートークあり
20日(日)19:00 渡辺えり(劇作家 演出家 俳優)
21日(月)14:00 関根信一(劇作家 演出家 俳優 劇団フライングステージ代表)
24日(木)19:00 遠藤まめた(「やっぱ愛ダホ!idaho-net.」呼びかけ人代表)
25日(金)19:00 中津留章仁(劇団トラッシュマスターズ主宰 劇作家 演出家)
26日(土)19:00 上川あや(東京都世田谷区議会議員)
27日(日)19:00 保坂展人(東京都世田谷区長)
28日(月)19:00 西田シャトナー(演出家 折り紙作家 脚本家 俳優)

※本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

【チケット】
全席指定 前売:一般3,800円 ペア7,000円
U-25(25歳以下)/大学・専門学校生3,000円 高校生以下2,000円
当日:4,200円
ベンチシート3,500円(前売・当日共。U-25、学生割引あり。)
※U-25、学生券は前日までにご予約の上、当日受付にて要証明書提示。

受付開始:開演の40分前 開場:開演の20分前

公演情報の詳細はこちらの燐光群サイトをご覧ください。
http://rinkogun.com/comeout20161989.html

【ご予約・お問合せ】
燐光群/(有)グッドフェローズ
03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp


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#03 関根信一、劇団劇作家「劇読み Vol.6」「ミュージカル・ゲド」「相貌」
   演出
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劇団劇作家「劇読み Vol.6」戯曲のデパート10周年!

厳選10作品を、照明・音響なども含む演出されたリーディングの形でトライアル
上演。公募作品の連続上演、掘り出し戯曲市、期待の精鋭・中屋敷法仁氏を招い
てのシンポジウム「未来の劇作家のかたち」など、大創業祭にふさわしい盛り沢
山な企画でお届けします!

【日程】
2016年5月4日(水 祝)-11日(水)

【会場】
SPACE 雑遊

関根信一は、Bプロ「ミュージカル・ゲド」(篠原久美子 作)、Eプロ「相貌」
(黒川陽子 作)演出のほか、シンポジウム「未来の劇作家のかたち」に出演し
ます。


■ B「ミュージカル・ゲド」

【日程】
5月4日(水 祝)19:00
5月11日(水)14:00

【原作】
作 ル=グウィン「影との戦い」「こわれた腕環」
訳 清水真砂子 岩波書店刊「ゲド戦記」

【作】篠原久美子

「ゲド戦記」一巻・二巻のミュージカル。自ら呼び出してしまった「影」に体を
抉られ、傷つき、追われ、やがて戦うことになる少年ゲドの成長物語。十代の孤
独と自己の確立、自立と自由についての哲学的ファンタジーの核を大切に、エン
ターテインメントに!

【演出】
関根信一(劇団フライングステージ)

【出演】
浅井純彦、上原和幸、枝元萌、小笠原游大、剣持直明、高坂諭、小林あや、
小山貴司、渋沢やこ、清水泰子、西原純、藤あゆみ


■ E 「相貌」

【日程】
5月5日(木 祝)19:00
5月8日(日)19:00

【作】
黒川陽子

熟議民主主義のシステムが確立した、近未来の日本。「熟議の日」には全国各地
で討論会が開かれ、国の政策について市民の意見が交わされる。その日、顔を合
わせた7人の女性は、議題である過激な平和運動に一つの結論を下す。その結論
が世間の耳目を集め、やがて彼女たちを特別な地位へと祭り上げていく。
私は、私の「顔」を見なければならないんです

【演出】
関根信一(劇団フライングステージ)

【出演】
粕谷大介、木村佐都美、剣持直明、小林あや、小山萌子、志賀澤子、清水泰子、
鈴田博健、難波真奈美、山口智恵、渡邉まり


■ シンポジウム「未来の劇作家のかたち」

近年、劇作家の仕事は広がり、メディアミックスや集団創作など、劇団の枠に捉
われなくなりつつある。未来の劇作家にはどんな仕事が待っているのか、劇団劇
作家はこれから何ができるのか? 創立当初から劇団劇作家をよく知る関根信一
氏と、期待の精鋭、中屋敷法仁氏と共に語り合う。

【日程】
5月7日(土)14:15

【出演】
関根信一(劇団フライングステージ)、中屋敷法仁(劇団柿喰う客)、
篠原久美子

他のプログラムの詳細、ご予約方法は、劇団劇作家サイト
http://www.gekisakka.net/kouen/vol6.html をご覧ください。
お問い合わせは、劇団劇作家 info@gekisakka.net
または、劇団フライングステージ stage@flyingstage.com までお願いします。

─☆★☆ 劇団員の近況などなど ☆★☆─────────────────
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 「新・こころ」の稽古が始まって一ヶ月、初演とはまた違った漱石の世界が
 立ち上がってきています。稽古場の様子など、僕のTwitter facebook、劇団
 ブログでお知らせしていきたいと思っています。漱石の「こころ」への思い
 や、キャスト紹介なども予定しています。どうぞお楽しみに。
 3月13、14日、児演協東海支部のワークショップ講師として、ドラマリーデ
 ィング「ブンナよ、木からおりてこい」の演出を名古屋市ひまわりホールで
 行ってきました。16名の参加者のみなさんと「リーディングなのに歌ってし
 まう」「計5曲のうち2曲をみんなで作曲」「1曲はラップ」「リーディン
 グなのに台本を口にくわえる」など、むりやりなことをたくさんしてもらい
 ながら、とても楽しい作品が生まれました。通常の上演では見えてこない、
 ドラマリーディングならではの作品になったと思います。参加いただだいた
 みなさん、ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
 「新・こころ」の稽古の合間に、ドラマリーディング「空の村号」の稽古と
 本番もあり、また来月からは劇団劇作家の劇読みの稽古も始まります。今度
 は「ミュージカル・ゲド」ということで、ミュージカル台本の劇読みです。
 こちらは歌わないで行こうと思っていますが、どんなことができるか、いろ
 いろ考えているところです。毎回、早々と満席になってしまうので、お早め
 のご予約をお願いいたします。とても充実した2作品を担当させていただき
 ます。ぜひご覧いただけたらと思います。
 それではまた。劇場でお会いできるのを楽しみにしています。
 季節の変わり目の安定しない陽気ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
 握手。                          (関根信一)
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 三月歌舞伎座の5代目中村雀右衛門襲名披露興行に行ってきました。名入り
 の升と日本酒のセット、サイン入り袱紗など襲名グッズも沢山。以前は劇場
 内の売店のみの販売でしたが、今の歌舞伎座は劇場に入らなくても地下のお
 土産店街で購入できます。雀右衛門は女形の名跡、桜の季節を控えての劇場
 は一足先に春爛漫でした。                  (石関 準)
┠──────────────────────────────────┨
 4月に異動はないものの、年度末ということで、ほぼ連夜の送別会等の飲み
 会に参加しつつ、慌ただしく本業をこなしています。
 それにしても、歳を重ね、最近感じるのは、お酒に弱くなったこと。
 ついつい、楽しく飲み続けるのですが、翌朝、飲み会後半の記憶がないこと
 が増えました。
 身体を労るべきなのですが、勧められると断れず・・・
 本公演は週末のみの手伝い予定ですが、ご来場をお待ちしております。
                            (水月アキラ)
┠──────────────────────────────────┨
 手相占いを信じるわけではないですが、僕は生命線が異様に短いです。三十
 歳少し前ぐらいのところで途切れています。しかし、途切れたちょっと先に、
 何という名前かわからない線が、またつづいています。三十歳少し前、とい
 うと、いまから八年前。ちょうど初演の『新・こころ』で、初めてフライン
 グステージの舞台に立ったころです。つづきの線を綱渡りしながら、月に一
 度のこのメールマガジンも、おかげさまで 100号目となりました。あらため
 まして、いつもありがとうございます。           (岸本啓孝)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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発行 劇団フライングステージ http://www.flyingstage.com/
お問い合わせは、stage@flyingstage.com までどうぞ。
記事の無断転載はご遠慮下さい。
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