劇団フライングステージメールマガジンFS通信

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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.195 2023/10/15

2023年10月15日 | Weblog

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.195 2023/10/15
http://www.flyingstage.com/

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秋麗の候、いかがおすごしですか。劇団フライングステージの岸本啓孝です。
メールマガジン「FS通信」、10月号をお送りします。

■■■もくじ■■■
【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」
【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」
【03】劇団員の近況などなど
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このメールマガジンは、次の方にお送りしています
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・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方
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【01】gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

☆gaku-GAY-kai 2023「贋作・お気に召すまま」

□ 日程
2023年12月29日(金)-30日(土)

□ 会場
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

第一部「贋作・お気に召すまま」

□ 原作
ウィリアム・シェイクスピア

□ 台本・演出
関根信一

□ 出演
石関準、エスムラルダ、オバマ、岸本啓孝、木村佐都美、さいとうまこと、冴瑪悠、坂本穏光、シュウ、関根信一、中嶌聡、永山雄樹、水月アキラ、和田好美

第二部

□ 出演(2023/10/15現在)
アイハラミホ。(29日のみ)、エスムラルダ、佐藤達、ジオラマ・マンボ・ガールズ、中森夏奈子

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【02】劇団フライングステージ第49回公演「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

☆劇団フライングステージ第49回公演
 「こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-」

夏目漱石が「こころ」を新聞に連載していた1914年から現在までの日本のゲイシーンを<第一部><第二部>の二部作として上演します。

□ 作・演出
関根信一

□ 日程
2024年3月6日(水)- 10日(日)

□ 会場
座・高円寺1

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【03】劇団員の近況など
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・関根信一
■ムニ「ことばにない」後編のポストパフォーマンストークに出演します。
ムニ「ことばにない」後編 2023年11月9日(木) - 11月19日(日) @こまばアゴラ劇場
https://muniinum.com/2023/04/27/kotobaninai2/
僕の登壇は11月17日(金)14時の回の終演後です。
作・演出の宮崎玲奈さんとは、昨年からクィア演劇についての読書会で何度かご一緒しています。
昨年上演された前篇が大変おもしろかったです。「レズビアンアイデンティティを巡る演劇、完結」という後編も楽しみです。
前篇の上映回もあるそうです。未見の方はぜひあわせてご覧ください。
今月の観劇などはこちらです。
■NTLライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」@シネリーブル池袋
1968年のアメリカを舞台に、保守思想家・小説家のウィリアム・F・バックリーと、彼に反目する政治的ライバルの小説家・劇作家・評論家ゴア・ヴィダルが出演したテレビ討論番組を描いたドラマ。
1960年代のアメリカの政治事情がわからなくて、あちこちついていけず、ジェームズ・ボールドウィンがたまに出て来て、整理してくれるのがありがたい。60年代にオープンリーゲイだってことはどんなだったんだろう。
■「ふるあめりかに袖はぬらさじ」@新橋演舞場
主人公の芸者お園を大竹しのぶが演じる。大竹しのぶは、これまでの杉村春子、玉三郎と違って、女の弱さが際立ち、哀れで悲しい。この時代の女性たちがどれだけ搾取、抑圧されていたかということが感じられる演出。舞台装置は華やかで美しいが大きな檻のようにも見える。自害した亀遊が幻で登場するのはとてもよいと思った。齋藤雅文さんの新演出がすばらしい。
■人形劇団むすび座「チト」@北とぴあさくらホール 
映像で見ていた作品をようやくライブで拝見。開演前に客席を鳥の人形がぐるぐる飛んでいる。同じような鳥を劇団四季の「ライオンキング」でも見たのだけれど、その時、ああやって鳥をぐるぐるしている俳優の人生ってなんだろう?と思ったのだった。やり甲斐や生き甲斐というようなことを考えたのだと思う。
今回の「チト」の鳥を見て、開演前だというのに僕は涙ぐんでしまった。観客の子どもたちとのやりとりがちゃんとそこにはあって、それこそがやり甲斐であり生き甲斐につながるんだと思ったから。「ライオンキング」の俳優さん、ごめんなさい。
原作ありきではあるけれど、武器をつくることで生きている人達がいるということへの踏み込み方が篠原久美子さんの脚本だと改めて思った。戦争の時代の今だからなおさら。
■錦秋十月大歌舞伎「文七元結物語」@歌舞伎座
寺島しのぶの歌舞伎座初舞台を見ておきたかった。演じるお兼は文七の妻、地味な役だし、女形さんたちに混じるとやっぱり小柄だし、小さく見える。でも、僕は好きだ。客席も応援する気持ちで暖かく、芝居を見ているということの幸せを感じながらの観劇になった。
■Myrtle Arts「同郷同年2023」@ザムザ阿佐谷
くるみざわしん作、東憲司演出。原子力発電所の最終処分場の誘致をめぐる同郷同年生まれ三人の男たちの物語。
数ヶ月数年で場面が変わると、三人の関係が大きく変わっている。その変化のおかしさと非情さ。男とはこんなに立場、仕事で変わるものか。男だけではないか。それでも変わらない俺達は同郷同年だと言い続ける男が一番変わる。それは変わらないということなのか、変わるとはそういうことなのか。
生きていくということのつらさ、よりよく生きたいと願う気持ちが切なく胸にせまった。祈りの演劇だった。
■あしたの劇場「劇場へいこう!」2023「フランドン農学校の豚~注文の多いオマケ付き~」@座・高円寺1
子どもたちと一緒に声を上げて笑った。劇場で声を上げて笑うのなんていつぶりだろうと思いながら。そして泣いた。
家畜を殺そうというものは、その家畜から死亡承諾書を受け取ること、又その承諾証書には家畜の調印を要するという「家畜撲殺同意調印法」をめぐる宮沢賢治原作のお話。
6人の俳優が交互に豚を演じていく展開。食べる者、食べられる者。途中に、人間と動物の食べる/食べられるが入れ替わる「注文の多い料理店」が入っているのも大変おもしろい。
最後に、豚は肉になって「いただきます!」と一同に食べられるところで暗転。そして「ごちそうさまでした!」という声で終わる。
ずっと笑って見ていた子どもたちはしーんとなって、この「いただきます」と「ごちそうさま」を聞いていた。舞台から客席に投げられた呪いとも祝福とも言える作品。すばらしかった。
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・石関 準
幼い頃は東北、最近は東海道と年に数回はお世話になっている新幹線。東海道新幹線の車内販売ワゴンが終了してしまうとか。食堂車もギリ間に合った世代なので、電光掲示板のニュース、検札、と時代と共に移り変わっていく新幹線車内。座席をひっくり返し、ロマンスシート状態でワイワイと家族で旅行をした想い出も懐かしいですね。
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・水月アキラ
千葉に神輿を担ぎに行きました。
今年度、最初で最後になりましたが、マスクしていたのは、一人だけでした。
結構、シュールな対応。
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・岸本啓孝
ふるさと納税を今年、はじめてしてみました。
9月中の手続きがおトクと聞いて、かけこみで申し込んだ時季がちょうど実りの秋。
返礼品は、秋田県は横手市の「あきたこまち」の新米を選んでみました。
数年前、ひょんなことから友達になった女性が、横手市で米農家を営んでいるからです。
パワフルな彼女は、降り積もる豪雪をかきわけて、
もう何回も「gaku-GAY-kai」を見にきてくれています。
去年も来てくれました。今年も来てくれるとうれしいのですが・・・!
秋らしくなってきた分、朝晩はすこし冷えますね。
寒暖差の大きな季節、みなさんどうぞ風邪など召されませんよう。
では、また来月!
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発行 劇団フライングステージ
(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
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