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劇団フライングステージ メールマガジン「FS通信」 vol.188 2023/03/15

2023年03月15日 | Weblog

「FS通信」vol.188 2023/03/15

■ 劇団フライングステージ メールマガジン
■ 「FS通信」 vol.188 2023/03/15
http://www.flyingstage.com/

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春うらら、いかがおすごしですか。劇団フライングステージの岸本啓孝です。
フライングステージのメールマガジン「FS通信」、3月号をお届けします。

■■■もくじ■■■
【01】関根信一 進行役/地域の物語2023「看取りをめぐる物語」演劇発表会
【02】石関 準 出演/百雀会浅草本会
【03】gaku-GAY-kai 2023
【04】劇団員の近況などなど
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このメールマガジンは、次の方にお送りしています
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・公演の際のアンケートにメールアドレスを記入いただいた方
・公演チケットのご予約の際、メールアドレスをお知らせいただいた方
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【01】関根信一 進行役/地域の物語2023『看取りをめぐる物語』演劇発表会

関根信一が進行役つとめる世田谷パブリックシアターのワークショップの発表会が開催されます。

どなたかの死を見届けること、亡くなるその「時」、その「瞬間」の立ち合いをすることを「看取り」と捉えるだけではなく、死にゆく人と自分の関係性を考え、どうその人に向き合うか考えながら時を過ごすことを、広く「看取り」と捉えることから始まった「地域の物語2023ワークショップ」。
集まった人々が3ヶ月をかけて、「えんげきコース」「からだコース」の2コースに分かれて、「看取り」について思いをめぐらせてきました。

最終日は、それらを2つの作品の形で発表します。
あなたの物語も、見つかるかもしれません。
是非、劇場に足をお運びください。
いらしてくださってみなさんと一緒に、考えたり話し合う場も設けます。

☆地域の物語2023「看取りをめぐる物語」演劇発表会

看取りについて一般の人たちが体験したこと、考えていることを元につくった演劇の発表会
あなたの物語が見つかるかもしれません

□ 日程
2023年3月19日(日)15:00
※全席指定 入場無料
※事前受付枚数を終了しました。
 当日券は開演の1時間前よりロビーにて、番号付き整理券をお一人様1枚配布します。
 トラムシートや立ち見、あるいはご入場いただけない場合もございます。

□ 会場
シアタートラム
 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
 三軒茶屋駅(東急田園都市線、東急世田谷線)より直結
 https://setagaya-pt.jp/

□ 出演
ワークショップ参加者(「えんげきコース」「からだコース」)

□ 進行役
「えんげきコース」
関根信一(演出家・劇作家・俳優/劇団フライングステージ)
花崎攝(シアタープラクティショナー/演劇デザインギルド)
「からだコース」
山田珠実(振付家)

*世田谷パブリックシアター公式ホームページ内発表会紹介ページ
https://setagaya-pt.jp/performances/chiiki202303.html

□ 新型コロナウイルス感染拡大予防対策
新型コロナウイルス感染拡大予防の対策を講じて発表会を行います。

*世田谷パブリックシアターにおける新型コロナウイルス感染拡大予防のための取り組み(1月10日更新)
https://setagaya-pt.jp/news/20200923-86590.html

*すでにチケットの販売・予約が開始されている当劇場主催公演における感染症予防対策の取扱いについて(2023.03.08)
https://setagaya-pt.jp/news/20230308-130026.html

□ お問合せ
世田谷パブリックシアター学芸
TEL:03-5432-1526

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【02】石関 準 出演/百雀会浅草本会

石関 準が春謡妙左京として「百雀会浅草本会」に出演します。

☆「百雀会浅草本会」

□ 日程
2023年4月22日(土)
開演10:30(予定)

□ 会場
浅草公会堂
台東区浅草1-38-6
東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武鉄道浅草駅より徒歩約7分、雷門をくぐり浅草寺に向って左に入りすぐ

□ 料金
※ご招待券ございます。
劇団フライングステージ・石関 準までご用命下さい。

□ 石関 準こと春謡妙左京からのメッセージ
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春の百雀会が開催されます。昨年末に春謡流二代目家元を継がれた妙内匠(みょうたくみ)家元と門弟が力一杯踊ります。
もちろん各流派の皆さま方も多数御出演頂きます。私、妙左京(みょうさきょう)は歌謡曲を二曲をお稽古中です。稽古場の温度も上がってきまして毎回大汗かいてます。是非春の浅草へお越し下さい。石関準こと春謡妙左京
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□ お問合せ(劇団フライングステージ)
stage@flyingstage.com

*春謡流Facebookページ
>>https://www.facebook.com/shunyouryu/

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【03】gaku-GAY-kai 2023

☆gaku-GAY-kai 2023

【日程】
2023年12月29日(金)- 30日(土)

【会場】
シアター新宿スターフィールド
新宿区新宿2丁目13-6 光亜ビルB1F

※詳細は確定次第、こちらのメールマガジンや、劇団フライングステージのHPでお知らせしていきます。

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【04】劇団員の近況など
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・関根信一
世田谷パブリックシアターワークショップ「地域の物語」に進行役として参加しています。例年この時期に年齢を一つ重ねるのですが、今年は去年のうちから一つトシをとった気になって、いろんな書類に間違った(一つプラスされた)年齢を書いていたことに気がつきました。これも老化のあらわれですね。
今月の観劇などはこちらです。
・ワールド・シアター・ラボ リーディング公演@上野ストアハウス
「ロッテルダム」レズビアンカップルの一人が「自分は男性だ」と告白するところから始まる物語。とてもおもしろく、興味深い作品でした。ゲイカップルだったら、日本だったらどうだったろうと想像を巡らしました。
「若造(チャマーコ)」キューバの現代演劇。こちらには男娼のエピソードが登場。貧困がベースにある「オイディプス」のような閉じた世界。
・平常×宮田大×大萩康司「ピノッキオ」@東京文化会館 小ホール 平常さんが一人で演じる人形劇。チェロとギターの生演奏も加わった豊かな時間。
こんにゃく座「アイツは賢い女のキツネ」@世田谷パブリックシアター ヤナーチェクのオペラをピアノ中心の演奏で。森の動物たちと人間の寓話。命について考えさせられました。
・青年劇場「行きたい場所をどうぞ」@紀伊國屋サザンシアター 瀬戸山美咲さんによる新作。道案内をするロボットと少女の旅。どう生きていくか、選択するということ。選択できないということ。今の社会の現実を描いて、それでも希望を見つけていく物語に涙。
・二兎社「ドラマリーディング「探りあう人たち」@東京芸術劇場 永井愛さんの過去の作品からの抜粋リーディング。初見の「転職日記」がとてもおもしろかった。1970年代初頭の仕事の現場の物語。学生運動にオイルショック。この時代を描いた演劇作品を初めて見た気がする。つかこうへいの諸作をのぞいて。欠落した近代史を見直そうとは思うものの、50年前の生活はなかったことにしてやしないか。若いキャストの演技もまっすぐで気持ちのいい公演だった。
・新国立劇場演劇研修所第16期生修了公演「ブルーストッキングの女たち」 当日思いついてZ席で観劇。青鞜のメンバーを中心に描いた群像劇。この作品を見るのは何度目かだけど、女性の描き方が男性の視点からだなあと今回初めてかんじた。「女たち」と題されているけど「男たち」の物語だなあと。
・レオポルド美術館/エゴン・シーレ展〜ウィーンが生んだ若き天才@東京都美術館 エゴン・シーレがクリムトの影響をこんなに受けていたというのが新鮮。実は苦手な作家だったのだけれど身近に感じられるようになった。スペイン風邪で亡くなったというのもコロナ禍の今、他人事ではない。「ブルーストッキングの女たち」に登場する島村抱月もスペイン風邪で亡くなってる。
・映画「RRR」 IMAXで見てよかった。上映時間3時間はちっとも苦にならず。映画館の椅子のよさについて、演劇の劇場のイスはなんでそうじゃないんだろうと思ったり。
・映画「エゴイスト」 原作を読み、前評判を見聞きし、かなりハードルを下げて見たせいか、とてもおもしろかった。作り手の、特に鈴木亮平の作品への向き合い方がうれしい。拍手。心配していたオネエしぐさもそれほど気にならず、「夜へ急ぐ人」を熱唱する場面は歴史に残ると思う。気になったのは、宮沢氷魚演じる龍太の貧困についてで、もっとなんとかなったんじゃないかと思わずにいられない。葬儀の豪華さも不似合いにかんじた。地域の物語で「看取り」について考えている今、これは「看取り」についての映画だと受け止めた。
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・石関 準
今年もベネフィックさんのコンサートが無事に開催されました。今年の第2部は「レミゼラブル」の名曲メドレー。合間のお芝居パートに出演させて頂きました。なんとジャン・バルジャン役。少々トラブルもありましたが、楽団の皆さん、共演者のおかげで演じる事が出来ました。ありがとうございました。終演後は数年ぶりの「打ち上げ」にも参加。あの雰囲気が懐かしかったです。
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・水月アキラ
3月11日土曜日、ふくしん夢の音楽堂で開催された牛田智大さん(福島県いわき市出身)のピアノ・リサイタルへ。
15時開演のため、14時40分ごろ客席に着いたところ、黙祷のアナウンスがあり、14時46分から1分間、来場者全員が黙祷。
演奏後、ご自身の震災体験、そして演奏したシューベルトのピアノ・ソナタ第13番、ブラームスのピアノ・ソナタ第3番には、葬送行進曲が含まれるとの話を聞いて、改めて12年前の震災を思い返しました。
その後、今年、新しく開店した映画が好きな人が自由に語れるカフェ「ムビダム」で夕食。
店内に掲示されたオードリー・ヘップバーンの絵をお描きになった映画看板を描いている有限会社タチバナ工芸社の代表取締役会長橘剛さんが来店していて(昨年、福島市アクティブシニアセンター・アオウゼで、趣味で描かれた映画看板の展示があり、見に行きました。)、いろいろ、お話を伺うことができ、有意義な時間を過ごすことができました。
想い出に残る3月11日となりました。
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・岸本啓孝
数年前の夏、上高地へ行った帰りに、松本市美術館に行きました。
それ以来、すっかり草間彌生先生の芸術に魅了されています。
楽屋の化粧前には松本市美術館限定販売の赤い水玉模様の手ぬぐいの上に、いつもメイク道具を並べています。
なんだかお守りになるような気がするのです。
先日、念願叶い、東京の草間彌生美術館にも行くことができました。
インスタレーションのコーナーでは、映像の中で歌う草間先生に合わせて僕も歌いました。
所狭しと展示された作品の数々にも、もちろん圧倒されました。
しかし、何より驚いたのは、それらの作品はつい最近作られたものばかりだということ。
そしてなんと、作品は今もまだ、作りつづけられているそうなのです。
草間彌生先生、御年93歳。企画展示のタイトルは「毎日愛について祈っている」。
微力ながら僕もまた、祈りつづけていきたいです。
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(関根信一 / 石関 準 / 水月アキラ / 岸本啓孝)
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