白い花弁の緑の斑点がかわいい「ジャイアント・スノードロップ」。日本で普通スノードロップと呼ばれているのは、この種らいし。樹林のなかの木陰に生育している。春の訪れを告げる花で、これが咲き始めたと聞くとそわそわする。
(2023年春 東京)
スノードロップの基本情報
学名:Galanthus
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / マツユキソウ属(ガランサス属)
特徴
スノードロップは可憐な草姿に白い下向きの花を1輪咲かせ、春を告げる花として人気があります。日本で一般にスノードロップの名前で親しまれている種は、英名「ジャイアント・スノードロップ」と呼ばれるガランサス・エルウェシー(Galanthus elwesii)です。そのほか、英名「コモン・スノードロップ」として、ヨーロッパでは代表的な存在として扱われるガランサス・ニバリス(G. nivalis)をはじめ、約15種が知られています。
2月から3月に開花し、6月ごろに茎葉が枯れて休眠します。夏も土壌が乾きすぎない落葉樹の下や、ロックガーデンなどでの栽培が向いており、球根を掘り上げずに夏越しさせます。ただし、G・エルウェシーであれば、球根がほかよりも大きいので乾燥にも耐え、掘り上げて9月に植えることもできます。
基本データ
園芸分類 球根,草花
形態 多年草 原産地 東ヨーロッパ
草丈/樹高 5~30cm 開花期 2月~3月
花色 白+緑(緑は斑点) 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通(休眠中)