白の一重の野梅性の梅「翁」。端正な梅らしい梅だ。咲き始めは抱え咲きで、かわいげがある。葉には斑が入るらしい。
(2020-03 東京都 神代植物公園)
白の一重の野梅性の梅「翁」。端正な梅らしい梅だ。咲き始めは抱え咲きで、かわいげがある。葉には斑が入るらしい。
(2020-03 東京都 神代植物公園)
白地に小さな紅色の吹っかけ絞りが入る椿「絞初嵐」。こまかな絞り模様が楽しめる。一重の筒咲きからラッパ咲きで、包しべが上品にまとまっている。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
絞初嵐(しぼりはつあらし)は久留米産の品種。初嵐(白花)から生まれた品種で、白地に紅色の吹っかけ絞りが入るラッパ咲き中輪です。絞りが控えめなため上品な風情です。開花期は10~3月なので、秋から春先まで長く花を楽しめます。葉がよく茂り、花付きもよい品種です。
タイプ:ツバキ科ツバキ属の耐寒性常緑小高木
栽培適地:東北地方以南
樹高:2~4m
植え付け適期:9~11月、3~4月
開花期:10月~3月
日照:日向または半日陰(開花するようになると日向のほうが適しています)
ラッパ形のピンクの花が目立つ「ウグイスカグラ」。早春の花の少ない頃には貴重な紅色の木の花だ。この木の名前が、ウグイスが喜んで神楽舞をするという説もあるが、眉唾ではある。
(2020-03 東京都 調布野草園)
ウグイスカグラの基本データ
【分類】スイカズラ科/スイカズラ属
落葉広葉/低木
【学名】Lonicera gracilipes var. glabra
【別名】ウグイスノキ/ゴリョウゲ/グミ
【成長】早い
【移植】実生あるいは挿し木によるものが一般的。
【高さ】1m~3m
【用途】花木/公園/盆栽
【ウグイスカグラとは】
・日本全国の山野に見られるスイカズラ科の落葉低木。庭の主役となるような木ではなく、かつては茶庭で使われる程度であったが、主張し過ぎない花や実が尊ばれ、雑木ブームとともに利用される機会が増えてきた。
・開花時期は4月頃で、葉の展開と共にラッパ型をしたピンク色の花を咲かせる。花の先端は5つに分かれる。
・葉は楕円形で毛はなく、枝から対になって生じる。春先は長さ1cm程度だが夏にかけてどんどん大きくなる。若い葉は縁が赤紫色を帯びることもある。
・初夏に紅く熟すグミのような実は甘みがあって生食できる。地方によって、アズキグミ、アズキイチゴなど様々な名前で呼ばれる。
・ウグイスカグラという雅な名の由来には諸説あるが、ウグイスがこの木の茂みに入り込んで隠れる様や、ウグイスがこの木の枝を渡り歩く姿を「神楽舞う」としたことなどによる。ウグイスが鳴く頃に開花するため、ウグイスノキという別名もある。
【品種、類似種との見分け方】
・ヤマウグイスカグラ~農家の庭先などで見かける「グミ」と呼ばれる品種。ウグイスカグラに似るが、葉の両面に毛がある。ウグイスカグラはヤマウグイスカグラの変種とされる。
・シロバナウグイスカグラ~花が白い。
・ひょうたんウグイスカグラ~実がひょうたん型
・ミヤマウグイスカグラ
花や実に毛が多い品種。名前のとおり深山に自生する。
柔らかな黄色一色のバラ「サンシルク」。剣弁高芯咲きの整った花の姿が美しい。
(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑)
サンシルク Sun Silk は、ホンワリとした柔らかい黄色の剣弁高芯咲きで、フロリバンダ系統にしては珍しい単輪咲きになります。
穏やかで柔らかいイメージのバラ
サン シルクは花つきがよく、多くの花を咲かせます。
房咲きにならず、単輪で花をつけます。
フロリバンダ種にしては、珍しい剣弁で大型の花をつけるバラ。
耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の薬剤散布が必要です。