江戸時代から一重の白の小さな花が好まれてきた梅「米良」。花の形がよく、雄しべの先の葯も大きいため、盆栽に好まれる。野梅系の元気な花があふれるほどに咲く。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
江戸時代から一重の白の小さな花が好まれてきた梅「米良」。花の形がよく、雄しべの先の葯も大きいため、盆栽に好まれる。野梅系の元気な花があふれるほどに咲く。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
ピンクの花弁がぼったりと咲く椿「通鳥」。八重の大輪で、ゆったりとした存在感が大きい。花芯もあまり目立たず、上品な雰囲気をだしている。わずかに赤の縦の絞りが入るようだ。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
白のういういしい花が魅力的なキクザキイチゲ。スプリングエフェメラルの代表的な花の一つだ。一つ一つが大きめな萼片が印象的である。
(2020-03 東京都 調布野草園)
早春、ブナ帯の木々が芽吹く頃、到る所で落葉から顔をのぞかせるキクザキイチゲの群落。「春のはかない草花」(スプリングエフェメラル)の代表的な早春植物である。同種に、フクジュソウ、カタクリ、ニリンソウ、エゾエンゴサク、ショウジョウバカマなどがある。天気が悪ければ花は開かず、首を垂れる。
早春に咲き、白から紫色の花が1個つき、花弁はなく、ガク片が花弁状に見える。茎葉は3枚輪生し、深い切れ込みになる。ニリンソウ、カタクリと並び大きな群落を形成する。カタクリと混生する場合も少なくない。良く似た仲間にアズマイチゲがあるが、詳細は後述する。花期は3~5月。草丈は10~20cm。
名前の由来
キクザキイチゲはキンポウゲ科だが、花びらがが菊のような形で咲き、1本の茎に1輪をつけるので、菊咲一華と書く。別名は、菊咲一輪草(キクザキイチリンソウ)。
香り高い大輪のピンクのバラ「芳純」。鈴木省三の作出によるもので、半剣弁高芯咲きのどっしりとした花が房咲きで開く。
(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑)
「春芳」と同じく日本の「鈴木 省三」氏による作出です。花は華やかなピンク色の半剣弁高芯咲き大輪花。グランディフローラのように房咲きになります。樹は半横張り状に伸び、低めながらもまとまりよい樹形となります。葉は半光沢の濃緑色で、縁は少し波打ちます。
品種名 芳純
ローマ字 Hoh-Jun
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 強香
花径 11㎝
樹高 1m
樹形図 1c番 半横張り
作出年 1981年
作出国 日本
作出者 鈴木 省三
別名
その他
交配
Granada × Kronenbourg