獅子咲きの大輪の紅椿「太神楽」。白の斑入りのものを太神楽と呼び、紅一色のものを紅太神楽と呼ぶ。この写真の花では白の斑はそれほど目立たない。巨大な花がのうのうと花弁わ広げていて、そのとりとめのない野放図な感じがよい。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
ツバキ(椿)「太神楽(だいかぐら)」ツバキ科 ツバキ(カメリア)属
Camellia japonica 'Daikagura' 江戸
[花]紅地に白斑の入る牡丹~獅子咲き、大輪。[花期]10~3月。[葉]
広楕円、大形、肉厚。[樹]横張り性、株立ち。[来歴]紅太神楽の白斑
入り、1789年の「諸色花形帖」に載る。別名清緋、照日、清日、絞太
神楽(中部)、石橋(京都・長福寺)など
[誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・
編)より]