紅色の八重の梅「塒出錦(とやでにしき)」。雄しべがきれいに放射状に開くのが特徴らしい。波打つ花弁も整っている。塒は鳥屋で、鳥のねぐらのことで、「塒出」によって、夜明けに鳥がねぐらを抜け出す頃の曙の頃の薄い桃色を指す。
(2020-03 東京都 神代植物公園)
紅色の八重の梅「塒出錦(とやでにしき)」。雄しべがきれいに放射状に開くのが特徴らしい。波打つ花弁も整っている。塒は鳥屋で、鳥のねぐらのことで、「塒出」によって、夜明けに鳥がねぐらを抜け出す頃の曙の頃の薄い桃色を指す。
(2020-03 東京都 神代植物公園)
濃い紅の花弁にはっきりとした白の斑が入る椿「天ケ下」。赤と白との地合をめぐる天下分け目の戦いをイメージした命名だろうか。照葉との対比も美しい力強い椿である。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
柔らかなピンクが透きとおるように輝くバラ「スプリング・コサージュ」。女性のドレスにそのままつけてもコサージュとして立派に使えるような美しさだ。波打つ花弁も優雅さを高めている。
(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑)
【スプリング コサージュ:データ】
和名 スプリング コサージュ
英名 Spring Corsage
系統 F
作出者 J&P
作出年度 2009
作出国 USA (アメリカ)
紹介文 波打つ花びらに暖かみのあるソフトピンクが、どこまでも優しい雰囲気のバラ。
背は低く、葉は濃い緑色の照り葉。
ほんのりと、さわやかに香ります。
四季咲き性。花径:10cm。樹高:約70cm。半直立性。香り:中程度。
一つの花の上部が雄花で下部が雌花という珍しい木の花フッキソウ。繁殖力が強いので、この木のように富が増えればというので、富貴草と名付けられたようだ。目立たないが、不思議と気になる花である。
(2020-03 東京都 調布野草園)
フッキソウ(富貴草、学名:Pachysandra terminalis)は東アジア原産で、ツゲ科の常緑矮小低木です。やや湿った樹林下に群落します。草のように見えますが、木本で、地下茎が横に伸びて繁茂し、真っ直ぐ立たず傾いています。葉は光沢のある卵状楕円形で葉縁に粗い鋸歯があり益々。葉は互生につきますが、密に茂るため輪生しているように見えます。春に、10 cm程の短い花茎先端に搭状の穂状花序を伸ばし、白い雌雄の筒型の花を輪生させます。花は上部が雄花で、下部が雌花です。雄花も雌花も白色で、花弁が無く、雄花は太い4本の雄蕊を持ち、雌花は2本の花柱を持った子房があります。花後に稀に成る白い果実は乾燥させて強壮薬としたり、全草乾燥させて胃腸薬や消炎解毒薬、リウマチなどの漢方とされます。成分にステロイドやアルカロイドなどが含まれるので素人が扱うべきではありません。花名の由来は、葉が常緑で地下茎が横に伸びて非常に繁殖力が強いこと、木本ですが草本のように見えることに拠ります。
一般名:フッキソウ(富貴草)、学名:Pachysandra terminalis、別名:キニチニソウ(吉日草)、Japanese spurge、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツゲ目ツゲ科フッキソウ属、分布:北海道?本州、四国、九州の日本、東アジア、環境:やや湿った樹林下、草丈:20?30 cm、茎高:20 cm、地下茎:横に伸びて繁茂する、 葉質:光沢有り、葉形:卵状楕円形、葉縁:粗い鋸歯、葉序:密に互生、 花序形:穂状花序、小花径:2?3 cm、開花期:3月?5月、花色:白、雄花:上部、雌花:下部、 果実色:白(成るのは、稀)、果実形:球形、結実期:初秋、薬草使用部位:全草、または、熟した果実を乾燥させたもの。 薬効:強壮、胃腸薬、消炎解毒薬、リウマチ、成分:ステロイド、アルカロイドなど。 名前の由来:葉が常緑で、地下茎が横に伸びて繁茂することによる。 観賞地:箱根神社境内、戸隠山の大群落地。