■ 変わらなかった天気予報
19日~20日に計画していたF家とのキャンプを延期にして、どうにも気になってならなかったのがこの2日間の実際の空模様だった。気まぐれな秋の空だけに、一転して秋晴れなんてことにならないともかぎらない。
19日の朝、目が覚めるとすぐにiPadを開いて富士五湖方面の予報をみた。前日とほとんど変わらないので胸をなでおろす。やっぱりキャンプは中止とし、ドライブで山中湖で落ち合い、ランチのあとにキャンプ場の下見という前日に決めた行動を実行する踏ん切りがようやくついた。
出発前にキャンプ道具を収納してあるコンテナまでクルマを走らせて、F家に引き取ってもらう予定のテント、テーブル、調理台、椅子、食器、炊事道具類など積み込んだ。あとはスリーピングバッグがあればキャンプのスタートセットしては申し分ないはずである。

■ スーパーマーケットの下見をして
都心に住むF家とちがい、横浜町田ICが近いわが家は、今回、圧倒的地の利がある。午後1時ごろに落ち合うつもりなら午前10時に出ても余裕だが、念のために9時半には出発した。東名道に乗ってすぐはゆるやかな渋滞に呑まれたものの、案の定、11時には東富士五湖道路の山中湖ICを通過した。
このあたりでキャンプのとき、食料品などの買い物はいつも富士吉田のスーパーマーケットを使ってきた。もっと近い忍野のスーパーをのぞくつもりでいたが、家人のリクエストでその前に富士吉田へ向かった。
時間に余裕があるので、久しぶりに富士吉田にあるいきつけのブティックへいきたいと家人がいいだしたためだった。山中湖近辺では、家人がこのブティックへ寄るので、キャンプ中の買い出しも富士吉田のスーパーを使っていたのである。
今回、アタリをつけていた忍野にあるスーパー「セルバ忍野店」はいつも前を通るだけで入ったことがない。隣にはホームセンターや大型のドラッグストアもある。富士吉田から忍野へ出て、このセルバ忍野店へはじめて入った。キャンプにはじゅうぶんすぎるほどの充実した品ぞろえに満足する。
スーパーの下見を終え、花の都公園をかすめて山中湖へ向かっていると途中で、なんと、真新しい「オギノ山中湖店」を見つけた。清里でのキャンプではいつも長坂店でお世話になっているスーパーマーケットである。今回は寄らずに前を通っただけだが、わざわざ下見をするまでもない。時間に余裕があるときは、ふだんあまり走らないルートも走ってみるとこんな発見もある。

■ フランス製の新車でさっそうと登場
あいにくにの曇天ではあるが、前夜冠雪したばかりの富士山が美しい。
合流場所の「テディベアミュージアム」に、先週納車されたばかり、ついひと月足らず前に海を渡って日本に着いたフランスのかわいいクルマで、F家のステキなご家族がやってきた。ご主人も奥さんもわが家の愚息とさほど年齢が変わらないし、小学校2年生のいかにもしっかりした子息と、まもなく幼稚園に入る2歳のかわいい息女がF家のみなさん。ご主人以外のご家族にお会いするのはこれがはじめてである。
直観的に、このご家族となら必ずや楽しいキャンプを満喫できるとわかる。
子息のほうは、未経験のキャンプをやる気満々でこの日を迎えていた。それだけに延期になってだいぶ落胆している様子。こういう少年にはキャンプの楽しさを教えるかいがあるというものだ。
デディベアミュージアムでのランチもそこそこにといいたいところだが、話に花が咲いてしまい、キャンプ場の下見に向かったのは3時半をまわっていた。
連休の次の週末だし、季節もそろそろ寒くなり、まして夜から雨の予報も出ているとあって、数えるほどしかキャンパーはいないだろうとタカをくくっていたら、これが見事に大外れ。場内にはざっと数えただけでも30張り近いテントがある。
■ キャンプではぼくたちが興奮しないように気をつけよう
場内を徒歩でひとまわり、下見をしているうちにFパパも子息もますますやる気になっている様子。ぼくの不安は2週間後の寒さである。下見のキャンプ場ですらだいぶ寒さを感じる。
だが、F家の面々はぼくやぼくの女房ほどこの寒さを気にしていない。ちょっと歩いただけで子息など、「暑い」といってウィンドブレーカーを脱いでしまった。
そう、まもなく70になろうとするぼくたちと、まだまだ若いFファミリーでは寒さの感じ方が全然違っていたのである。
11月3日と4日のキャンプでは、寒い季節のキャンプに慣れているはずのぼくと女房が寒さにふるえ、F家はぐっすり寝ているような気がしてならない。むしろ、そうなってくれたほうがいいのだけど。
今度こそ、雨に見舞われず、秋晴れの好天を期待したい。それにしてもキャンプの初体験が11月とは、これから末恐ろしい「キャンプの鉄人家族」が誕生する予感、いや、確信がある。
その夜、ぼくと女房はステキなFファミリーに会えた興奮から、明け方まで語り合ってしまった。本番のキャンプでは明け方までぼくらのおしゃべりにつきあわせないようにくれぐれも気をつけないとと反省しきりである。
19日~20日に計画していたF家とのキャンプを延期にして、どうにも気になってならなかったのがこの2日間の実際の空模様だった。気まぐれな秋の空だけに、一転して秋晴れなんてことにならないともかぎらない。
19日の朝、目が覚めるとすぐにiPadを開いて富士五湖方面の予報をみた。前日とほとんど変わらないので胸をなでおろす。やっぱりキャンプは中止とし、ドライブで山中湖で落ち合い、ランチのあとにキャンプ場の下見という前日に決めた行動を実行する踏ん切りがようやくついた。
出発前にキャンプ道具を収納してあるコンテナまでクルマを走らせて、F家に引き取ってもらう予定のテント、テーブル、調理台、椅子、食器、炊事道具類など積み込んだ。あとはスリーピングバッグがあればキャンプのスタートセットしては申し分ないはずである。

■ スーパーマーケットの下見をして
都心に住むF家とちがい、横浜町田ICが近いわが家は、今回、圧倒的地の利がある。午後1時ごろに落ち合うつもりなら午前10時に出ても余裕だが、念のために9時半には出発した。東名道に乗ってすぐはゆるやかな渋滞に呑まれたものの、案の定、11時には東富士五湖道路の山中湖ICを通過した。
このあたりでキャンプのとき、食料品などの買い物はいつも富士吉田のスーパーマーケットを使ってきた。もっと近い忍野のスーパーをのぞくつもりでいたが、家人のリクエストでその前に富士吉田へ向かった。
時間に余裕があるので、久しぶりに富士吉田にあるいきつけのブティックへいきたいと家人がいいだしたためだった。山中湖近辺では、家人がこのブティックへ寄るので、キャンプ中の買い出しも富士吉田のスーパーを使っていたのである。
今回、アタリをつけていた忍野にあるスーパー「セルバ忍野店」はいつも前を通るだけで入ったことがない。隣にはホームセンターや大型のドラッグストアもある。富士吉田から忍野へ出て、このセルバ忍野店へはじめて入った。キャンプにはじゅうぶんすぎるほどの充実した品ぞろえに満足する。
スーパーの下見を終え、花の都公園をかすめて山中湖へ向かっていると途中で、なんと、真新しい「オギノ山中湖店」を見つけた。清里でのキャンプではいつも長坂店でお世話になっているスーパーマーケットである。今回は寄らずに前を通っただけだが、わざわざ下見をするまでもない。時間に余裕があるときは、ふだんあまり走らないルートも走ってみるとこんな発見もある。

■ フランス製の新車でさっそうと登場
あいにくにの曇天ではあるが、前夜冠雪したばかりの富士山が美しい。
合流場所の「テディベアミュージアム」に、先週納車されたばかり、ついひと月足らず前に海を渡って日本に着いたフランスのかわいいクルマで、F家のステキなご家族がやってきた。ご主人も奥さんもわが家の愚息とさほど年齢が変わらないし、小学校2年生のいかにもしっかりした子息と、まもなく幼稚園に入る2歳のかわいい息女がF家のみなさん。ご主人以外のご家族にお会いするのはこれがはじめてである。
直観的に、このご家族となら必ずや楽しいキャンプを満喫できるとわかる。
子息のほうは、未経験のキャンプをやる気満々でこの日を迎えていた。それだけに延期になってだいぶ落胆している様子。こういう少年にはキャンプの楽しさを教えるかいがあるというものだ。
デディベアミュージアムでのランチもそこそこにといいたいところだが、話に花が咲いてしまい、キャンプ場の下見に向かったのは3時半をまわっていた。
連休の次の週末だし、季節もそろそろ寒くなり、まして夜から雨の予報も出ているとあって、数えるほどしかキャンパーはいないだろうとタカをくくっていたら、これが見事に大外れ。場内にはざっと数えただけでも30張り近いテントがある。
■ キャンプではぼくたちが興奮しないように気をつけよう
場内を徒歩でひとまわり、下見をしているうちにFパパも子息もますますやる気になっている様子。ぼくの不安は2週間後の寒さである。下見のキャンプ場ですらだいぶ寒さを感じる。
だが、F家の面々はぼくやぼくの女房ほどこの寒さを気にしていない。ちょっと歩いただけで子息など、「暑い」といってウィンドブレーカーを脱いでしまった。
そう、まもなく70になろうとするぼくたちと、まだまだ若いFファミリーでは寒さの感じ方が全然違っていたのである。
11月3日と4日のキャンプでは、寒い季節のキャンプに慣れているはずのぼくと女房が寒さにふるえ、F家はぐっすり寝ているような気がしてならない。むしろ、そうなってくれたほうがいいのだけど。
今度こそ、雨に見舞われず、秋晴れの好天を期待したい。それにしてもキャンプの初体験が11月とは、これから末恐ろしい「キャンプの鉄人家族」が誕生する予感、いや、確信がある。
その夜、ぼくと女房はステキなFファミリーに会えた興奮から、明け方まで語り合ってしまった。本番のキャンプでは明け方までぼくらのおしゃべりにつきあわせないようにくれぐれも気をつけないとと反省しきりである。